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のろチャンネル

【マンション特集】池袋の不思議なマンション ≪のろチャンネル≫


 

この書店に通うようになってから、私はとある不思議なマンションの前を通るようになった。

 

来たことのある方は気づいているだろうか。

常連のお客さんは知っているのだろうか。

 

もちろん通らずにすむ道もあるのだが、たいていはこの前を通ることになる。

だから、天狼院に来たことのある人なら、おそらく通ったことはあるはずだ。

 

そのマンションは3年前に建ったらしい。

6階建てで、立地はとても良いというわけではないが、人気の物件のようで、全ての部屋は埋まっているようだ。

落ち着いた雰囲気の、いいマンションだと思う。

 

しかしながら、そのマンションには奇妙な点が一つだけある。

 

それは、

どの部屋にも「表札」がない代わりに、「あるもの」が玄関先に置いてあること。

 

 

表札のない家というのは最近増えている。

防犯上の理由や、全部屋に番号のふられているマンションの場合、むしろわざわざつける必要性がないという意見もある。

 

さすがは東京、と思ってしまうのは、田舎者心理というよりは、埼玉コンプレックスか。

 

セキュリティ管理の充実した女性限定のマンションかな? とも思ったが、玄関を見る限りでは男性も女性もいるようだ。

 

それに、玄関先に置いておる「あるもの」といのは、傘や自転車といったものではなく、普通なら玄関には置かないものである。

 

謎多きマンションである。

 

 

先日、20代前半くらいの女性が、4階の部屋に入っていくのを見た。若くてオシャレで、綺麗さと可愛らしさを両方合わせ持ったような女性だった。

 

その人は電話で誰かに堺雅人のカッコよさについて語っていた。

その日は月曜日だったから、おそらくその前の日の大河ドラマの話だろう。

 

 

また日曜日の朝は、体格のいい男性が6階の部屋から出ていくのを見た。

それも、玄関先にあるその「あるもの」を手に取って歩いていく。

 

気になって後を追うと、なんと、ファナティック読書会に参加している!

 

「あるもの」は彼の手の中にある。

 

どうしても気になって、ファナティックの様子を窺っていると、

彼の発表する番になり、立ち上がり、「あるもの」を掲げて紹介を始めた。

 

「私が紹介するのは『早雲の軍配者 上』(富樫倫太郎、中公文庫)です……」

 

 

 

そう、あるものとは、本。

 

玄関先に本の置いてあるマンションである。

 

見たことのある方はいるだろうか?

 

 

その不思議なマンションについてもっと情報を得るべく、

ファナティック終了後、その男性についていく。

 

男性は、さっき紹介していた、『早雲の軍配者 上』を、玄関の本棚に戻す。そこには歴史小説がたくさん並んでいた。

 

思い切って聞いてみる。

 

「あの……! 私、歴史小説、興味あって読んでみたいんです。でも高校で日本史やってないし、知識ないから、なかなか読もうっていう風にならなくて。歴史初心者にも読みやすい、おすすめの小説ないですか??」

 

「んーそれなら、ここにある戦国時代のもいいけれど、江戸時代の時代雰囲気とか知るところからってことでこれなんかどうかな?」

 

と言って、右に5歩。ファナティック棚からその男性が取り出したのは『みをつくし料理帖 八朔の雪』(高田郁 ハルキ文庫)であった。

 

「前のファナティックで、紹介したんだよね」

 

 

お分かりでしょうか?

 

この不思議なマンションとは、天狼院書店の一角にある「天狼院BOX」(という本棚)です。

 

当マンションは、現在、1つの階ごとに4部屋、6階建てで24部屋ありますが、その一部をお客様に貸し出しています。お部屋面積は、30cm×30㎝です。

そのお部屋を使って、世界にたった一つの、小さな書店を開くことができます。

月ごとのご契約です。2500円お買い上げごとに、プレミアムカードが贈呈されるので、期間中(毎月5日~20日)にレジにプレミアムカードを提出し、お名前とご連絡先をスタッフに伝えてください。

人気の場合、ご提出いただいたプレミアムカードの多い方から順に当選となり、

当選した方に、棚に入れる本をこちらからお伺いして、発注・補充をさせていただきます。

玄関先(それぞれの棚の中)にはお客様に選書していただいた本を置いていただきます。本のほかにも小物や、本を紹介するポップをつける等、期間中はお好きなようにお使いいただけます。

 

そんな天狼院マンションに、なんとたくさんの新たな入居者が……!

 

それは……!

 

 

なんと! 天狼院スタッフたちです!

 

401 石坂、402 山本、403 山中、404 今村

301 小島、302 國井、303 柴田、304 児玉

201 田中、202 伊賀、203 酒井、204 野呂

(※3/10時点)

 

ちなみに、今分かっている情報だと

402号室に入居予定の山本さんは、「カスヤナガト縛り」ということで、

カスヤナガトさんが表紙のイラストを担当している本を並べるそうです。

(『坊ちゃん』『ぼくは明日、昨日の君とデートする』『植物図鑑』他)

 

私(のろ)は、204号室に入居予定なのですが、

Web天狼院書店の記事≪のろチャンネル≫でご紹介した本を並べていこうと思います。

 

 

入居が確定し次第、それぞれの入居者自身または私がインタビューする形で、その月のお部屋状況の情報を流していこうと思うので、

今後も、【マンション特集】の記事をチェック!

 

また、4月の入居者も募集中です。(3月20日まで)

【東京天狼院・天狼院BOX】2016年4月期エントリー開始のお知らせ

【天狼院書店へのお問い合わせ】

TEL:03-6914-3618

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2016-03-11 | Posted in のろチャンネル, 記事

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