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イベント情報

臆病者が開いた扉の先には《『READING LIFE ─PROTOTYPE─』予約受付開始》


記事: 緒方愛実(READING LIFE ─PROTOTYPE─)
 
今だから白状しよう、
私はプロトタイプ編集部から、とんずらする気満々だった。
 
「リーディングライフ」という雑誌がある。読書のその先のコンテンツを提供する、天狼院書店が発行する雑誌だ。読書のことはもちろん、写真や小説などのコンテンツなどのエンタメ色もあり、読み応えがあり実におもしろい。
 
その雑誌を、天狼院書店のスタッフではなく、無謀にも一般人の手によって発刊しようと言う。制作者は、天狼院書店が今までに開催したライティングや写真などのゼミの卒業生を対象に、制作過程自体をゼミの一環とし、一冊の雑誌を創り出す。
「リーディングライフ プロトタイプ」
ゼロから生まれるその本は、まだ名前しか持っていなかった。本当に発刊できるかもわからない、無色透明の雲の様に不確かな存在だった。
 
ちょっと参加してみようか?
 
ライティングゼミを卒業したばかりの私は、16回の地獄の課題提出をやり遂げ、勢いづいていたのだ。趣味のタロットカードで占ってみても、参加を勧めて来た。制作陣にどんな方が来るかわからないけれど、色んな分野の方が集まり、討論しながら一つの物を作り上げるなんて面白そうじゃないか。
第一回目のゼミ、編集部会議の日。私は緊張と、期待に胸を膨らませながら、福岡天狼院の扉を開けた。
 
なんてこった。
 
私はよろけながら店を出た。肩はしょんぼりと下がり、顔はスマホを落として画面を割ってしまった人の様。私の精神はバキバキに壊れ絶望していた。
福岡でゼミに参加しているのは私一人だった。
通信で繋がっている、東京、京都のお店には、2~5人の参加者の姿。その和気あいあいとした光景を2時間、ポツンと一人、画面越しに見ていた私の気持ちを想像していただきたい。
 
私は色んな方と討論や協同作業をしたかったのに。一人で一体何ができるというのだろう?
 
よし、逃げよう!
 
第一回目の編集会議が終わったばかり。次回は自分がやりたい内容を発表し、テーマを決めることになっている。まだ真っ新の状態。一人消えたくらい問題ない、今なら誰の迷惑にもならない、まだ間に合うだろう。私は、心を決めた。
 
第二回目の会議がはじまった。
各々自分のしたいことを提案し、私も漠然とだが企画をあげた。さまざまなテーマが並ぶ。それを一つの大きなコンセプトに向け、整頓する。画面の向こうで、話し合いが進んで行く。私はぼんやりと椅子に背を預け眺めていた。
 
「福岡の緒方さんはどう思いますか?」
 
スピーカーから、天狼院書店のスタッフであり、プロトタイプの編集長である田岡さんの声が聞こえた。私は、ハッとして、マイクをオンにした。
 
「こうしてみてはいかがでしょう?」
私はおずおずと声を出した。
 
「なるほど、それはいいかも!」
画面の向こうで、みんながうなずいてくれる。
様々なことを話し合い、随所で私も提案をした。いつの間にか、丸まっていた背中は椅子から離れ、シャンと伸びていた。プロトタイプの進むべき道筋が照らされはじめた。
 
「すごい発想力だね! これからは緒方副編集長と呼びましょうか」
参加者の一人が冗談交じりにそう言ってくれた。
「これは緒方さんに任せても大丈夫ですか?」
田岡編集長が、言葉を投げかけてくれる。
 
視界がにじみ、心が震えた。
 
いいんですか?
私もここにいても。
 
私は一人ではなかった。遠く離れていても、同じ方向を向いて、進む仲間たちがいる。ならば、私がすることは一つ。後ずさりしようとしていた足を、力強く前に踏み出し、顔を上げること。ちっぽけな私ができることは限られているだろう。でも、みんなが必要としてくれるなら、私にしかできないことがあると言っていただけるなら。私は勇気を持って進むのだ。
 
プロトタイプのテーマは「働き方再定義」。
令和を生きる若者たちに、様々なアプローチで語りかける。働くということ、映画や本、疲れた心を癒すショートトリップのすすめ、前を向いて進み続けている「攻め人」と「密(ひそ)み人」の革新的な働き方、改めて振り返る日本の文化とお正月、感性を刺激するアーティステックな写真。そして、特別ゲストのコラム。
 
これは、もしかして、いや、とっても良い物ができあったのではないだろうか?
 
「攻め人」と「密み人」を取材した私自身、お話を聞きながらとてもわくわくした。彼らの静かに燃えるその熱い思いは、もっと大勢の方に知ってもらうべきだと思った。普段生活していたら知りえない、それぞれのストーリーがあった。
プロトタイプもそうだ。天狼院書店の各ゼミを卒業した、我々プロトタイプ編集部員たちの、技術が、燃え滾る思いが、ギュッと一冊に濃縮されている。
こんな濃い雑誌他にあるだろうか? いいや、ないだろう!
 
編集会議も後半に差し掛かっていた時、折よく三浦さんにお会いできた。
ゼミの講師であり、リーディングライフの編集長、そして天狼院書店を統べるドン。
 
「三浦さん、私、リーディングライフプロトタイプ編集部に参加しているんです」
「へぇ、そうなんですか!」
「私たちプロトタイプ編集部は、田岡編集長のもと全力で取り組んでいます」
ギュッと、拳に力を込め、私は三浦さんを見つめた。口には笑みをのせて。
 
「打倒リーディングライフを目指しているんで、よろしくお願いいたします!」
 
「よろしくお願いします!」
三浦さんもニッと口端を上げ、私の言葉に応えたのだった。
 
何やら、大きなことを言ってしまった様な気がしないでもない。だが、そのくらいの心持で私たちは打ち込んだのだ、この一冊に。
生まれた瞬間は無色透明だったプロトタイプ。今では、それぞれ私たちにしか出せない色で染め上がっている。
当初のターゲットは若者だったけれど、忙しなく働いている我々社会人にも刺さる内容になっている。私が開いた扉の先に広がっていたのは、目が覚める様な色鮮やかな景色。あなたにはどんな景色が見えるだろう? みなさんの新年を突き進むための後押しができたら幸いだ。
 
2019年12月28日、天狼院書店の各店でついに発売が開始される。
新たな扉を開くか、開かないか、それはあなた次第だ。
 

雑誌『READING LIFE ─PROTOTYPE─』目次

■働き方再定義
バブル期及びバブル崩壊を経て、昭和生まれのサラリーマンが語る。
何のために? どう働く!? 自分に合った働き方の見つけ方

■大人の育て方 ─「ティール組織」から新しい働き方を考える─
ティール・エバンジェリスト 大森雄貴さんインタビュー

■「夢を持っている君も、夢を持っていない君も」
セントオーディン 代表・デザイナー 永井純さんインタビュー

【COLUMN 1】◯めフォト!

■「攻めスポ」VS「密スポ」
・婚活、マルシェ、肉フェス?! むすびの神「鳥飼八幡宮」さんの神主さんに突撃インタビュー!
・小さな命と人を繋ぐ、新しい支援のかたち ゲストハウス「ねこ蔵ホステル」
・池袋で攻めている急先鋒店舗と核弾頭店長「シアターカフェ天狼院」
・1週間で全てのメニューが入れ替わる?! 京都のアイスクリーム屋さん「PICARO EIS」

【COLUMN 2】◯めフォト!

■休日の再定義
1週間休みならどう過ごす? 天狼院書店「STYLE for Biz 」山中菜摘店長にインタビュー!

■日常Short Trip
・朝のひと時、帰りのひと時。街を歩いてみませんか?
・アフター5の過ごし方
・仕事帰りにホテル泊! ─街中ホテルステイ─
・そこまで行っちゃう?!編 ─1日で名古屋から北海道までの日帰り旅─

【COLUMN 3】◯めフォト!

■大人の教養シリーズ
・「二十代の内に読んでおくことをお勧めする《書籍編》」
・「二十代の内に観ておくことをお勧めする《映画編》」(もっと、映画を観て欲しい)

【COLUMN 4】いろいろある「紅白の由来」《レシピもご紹介!》
【COLUMN 5】◯めフォト!

【雑誌『READING LIFE ─PROTOTYPE─』予約する際の注意と通信販売について】
『READING LIFE ─PROTOTYPE─』は500部作成いたしますが、実際には390部販売いたします。限りがございます。確実に手に入れたい方はご予約をおすすめ致します。(予約順でのお渡しとなりますのでご了承くださいませ)
PayPalでの決済完了時間が予約受付時間となります。

◆通信販売をご利用の方
今回は通信販売も同時に受付開始します。通販での受付も予約受付順の発送となります。PayPalでの決済完了時間が予約受付時間となります。
通信販売の場合、送料・手数料として500円別途頂きますが、その代わりに天狼院書店でご利用頂ける「コーヒーチケット(410円相当)」をおつけしますので、東京に来る際に、ぜひ、天狼院でご利用頂ければと思います。
通信販売分は、12月28日より、予約順に順次発送致します。

先行販売について


【当日店頭受取】雑誌『READING LIFE ─PROTOTYPE─』1,000円+税/A5 全42P《東京・京都・福岡・土浦》

【通信販売】雑誌『READING LIFE ─PROTOTYPE─』1,500円+税/A5 全42P
*送料・手数料 500円含む(*410円相当コーヒーチケット×3枚つき)
*12月28日(土)より順次発送いたします。

お問い合わせ


 

TEL:03-6914-3618

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