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メディアグランプリ

書くのが好きになる!家庭でできる絵日記ワークショップ



*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【10月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《平日コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:飯野 曜充(ライティング・ゼミ日曜コース

)
 
 
「絵日記やりたくな~い」
リビングでとろけながら、小学二年生の娘が言う。
その気持ちはわからないでもない。俺も嫌いだった。
 
書きたいことは取っ散らかり、考えながら書くのか文字はグネグネになる。
文字数に苦しみながら書き直すうちに、紙は破れて、穴は空き、
消えない消しゴムのせいで紙が黒く汚れていく。
そんな激戦を繰り広げた結果、親のご指導が入りやる気を失っていく。
 
先祖代々、そんなことを繰り返しているような気がしなくもない。
こんなことを繰り返していたら、書くことが好きになるだろうか?
アレルギーを持って「文章書けないんですけど」な大人になったのは必然だろう。
 
「60文字で夏休みの思い出を日記として書いてきてください」
テーブルの上のプリントに目を落とす。
 
できることであれば子供たちには、文章で表現する楽しさを知っていて、
日本語が好きで仕方がない。そんな人間になってほしい。
 
娘に文章を書くことを教えられないだろうか?
難しい表現をしても理解できないし、真面目にやっても飽きる。
であれば、ワークショップ形式で一緒に考えてみよう。
そう思い、ふせんをいそいそと取り出しながら、どうやるかを考え出すことになった。
 
子供にとって文章を書くとは、脳を育てる栄養だ。
しっかりと取り組めばパズルを組むように論理的に考える力を伸ばし、人にも自分にも大きな影響を与え、世の中を動かすプログラムになりうる。
 
今回のやり方は、小さな子供にでも使えるようにデザインした。
似たような境遇の方には有効なアプローチになるはずだ。
 
・テーマ選び
最初は当然ながら、テーマを選ぶことから始まる。
私「夏休みどんな楽しいことがあったかな?」
娘「山梨の夏祭りにいった~」
私「それが楽しかったんだね。そうしたら夏祭りについて書くかい?」
娘「そうする!」
そんなやりとりでテーマが決まった。
 
・テーマに関する話したいことを書き出す
私「山梨の夏祭りのことを書きたいんだよね。そうしたら、何を話せばいいかな?」
娘「うーん、花火をみたことでしょ。屋台で綿菓子を食べたこと。
あとは、〇〇ちゃんと遊んだことかな?」
娘が口にしたエピソードを付箋に書き出していく。
この際に、一枚に一つの要素を書くのがポイントだ。
 
・ストーリーの順番を決める
私「たくさん楽しいことがあったんだね。そうしたら、何から話すか並べてみようか?」
娘「〇〇ちゃんと遊んで、屋台で晩御飯を食べて、綿菓子を買ってもらって、花火」
 
娘は、独り言をつぶやきながら、カラフルな付箋をテーブルに並べていく。
 
私「この順番でお話ししたら、聞いてる人はわかってくれるかな?」
娘「うーん、どこに行ったのか話さないと分からないかも。。。」
私「そっか、何を足したらいいかな?」
娘「山梨の祭りに行ったことを伝えないと分からないかもしれない」
山梨のお祭りに行ったという付箋を一枚書き出した。
 
一旦整理するために、読み上げてみる。
私「山梨のお祭りにいった。〇〇ちゃんと遊んで、屋台で食べて、綿菓子も買ってもらえて、花火がきれいだった。こんな風に伝えたら分かってもらえるかな?」
娘「確かに、分かってもらえると思う!」
 
・それぞれの詳細を書きだす
納得できたのか、「じゃあ、書き始めるね!」と言って、鉛筆をつかむ娘。
私「焦らないで~、いきなり書き始めると文字がおさまらないかもしれないよね。一回練習で付箋に書いてみようか?」
 
夏休みに山梨のお祭りに行った。
〇〇ちゃんと、花火が始まるまで遊んだ。
屋台で焼きそばを買ってみんなで食べた。
かき氷をお願いして買ってもらった。
花火がすごい近くで、どんと上がってびっくりした。でもすごくきれいだった。
 
こうして娘の書いたものを見ると、一つの話題に限定すれば、そこまで苦労せずに書けるということが、改めて実感できる。
 
・調整をする
私「全部書き終わったかな? そうしたら、各ふせんに何文字入っているか数えてみよう」
娘「うーん、100文字超えてる。全然60文字におさまらないや」
私「さっき、色々と書いてもらったけど、内容を削らないとだめかもしれないね。この中で、特に話ししたいのはどれかな?」
娘「花火かな」
私「花火以外の話は、削るかサラッと伝えるだけでもいいかもしれないね」
 
そんなやりとりをしながら、文字数におさまるように調整を繰り返していく。
そこから、10分~20分で文字数におさまった文章が出来上がった。
最後に読み上げて確認する。
私「これで大丈夫そう?」
娘「大丈夫!」
そういって娘は、相変わらずの元気な字であっという間に書きあげることができた。
 
このやり方を試してみて気が付いたことがある。
一つは準備無しで書き始めるのは、途中で悩む確率が高く、構成を考えるだけでも苦労して時間がかかってしまうということ。その対策として、事前に話したいことをふせんに書き出し、順番を並べるアプローチは有効だと思った。
更に、花火などの一つのトピックに絞って議論することで、娘が「この言い方をすればよいかも」と考え出したことは、表現を楽しむ入り口に立っているようでうれしく感じた。
 
学校生活の中では文章を書く機会も多い。文章を書くことに苦手意識を持つお子さんが要る場合は、子供一人で背負わせるのではなく、普段のコミュニケーションの延長としてこのようなやり方をされても良いかもしれない。
 
 
 
 
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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。 http://tenro-in.com/zemi/97290

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2019-09-26 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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