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「夢をかなえるゾウ」を読んでも夢はかなわない


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:上園 剛史(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
読書はいい。自分の知らなかった知識を自分の好きなタイミングで入れることができる。本を読んでいるだけで、まるで新たなステージに引き上げられたような気分になれる。
 
その中でも「夢をかなえるゾウ」という本は本当に素晴らしい。本当に自分は変われるんじゃないかとワクワクさせてくれる。他のどんなビジネス書や自己啓発本よりももっともっと上に連れてってくれるような、そんな気分にさせてくれる。
 
これだけ褒めてしまうと「あれ? じゃあタイトルは結局釣りなのか?」と思われそうであるが、言ってしまえば「釣り」だ。
 
「釣り」とは言ったが別に嘘をついた覚えはない。「夢をかなえるゾウ」を読んでも夢はかなわないと本当に思っている。
 
まず前提として、本を読んでも成功はしないと思っている。本を読んだだけで成功者になれるのであれば世の中成功者で溢れかえっている。逆にこれだけ世の中に成功法則を謳った本が出回っているのは、本を読んでも成功できない人たちが、それでも本にすがって読み続けているからだと思う。
 
別にこのこと自体を否定するつもりはない。僕もその1人だからだ。本の力を信じて読み続けて、それでも芽が出なくて苦しんで、また本を読んで。そんな毎日を過ごしている。
 
では結局本を読むことに価値はないのだろうか? これはNOである。
 
そもそも本を読んだら絶対成功しなきゃならないのだろうか? 冒頭でも話したように、本を読むことで自分の知らなかった知識が身につく。自分の今まで見えていなかった景色が見えてくる。これだけでも全然価値があると思っている。
 
僕は先日仕事でチームリーダーを任された。大学のサークルの副部長とかなら経験があるが、社会人になってからチームリーダー、ましてやまだ25歳で社会人2年目の僕に一体何ができるのかと困惑した。ただ任されたからには頑張ってやっていこうと張り切ってもいた。
 
ただ結果的に、僕の頑張りは空回りしてしまった。僕が仕事をもっと効率的にしようと良かれと思って提案、いや命令をすればするほどチームのメンバーは僕から離れていった。それもそのはず、僕のチームには僕より年下のメンバーなんていなかったからだ。ましてや最高齢は32歳、僕より7つも上だ。どう接していいか分からなすぎる。
 
こうして「チームリーダー辞めたい欲」がマックスに到達しようという時に「できるリーダーはこれしかやらない」という本に出会ってしまった。リーダーがどう振る舞うべきか、チームのメンバーの成長を促すために何をしてあげるべきか、年上の部下とどう付き合うべきか、みたいなのが書かれてあった。
 
もちろん書かれてあることそのまま実践すれば上手くいく、なんて虫のいい話はない。けれどこの時僕はこう思ってしまった。
 
「なんかいけそう」
 
単純すぎる……。でもこれが読書の醍醐味だと思うのだ。本を読んで「なんか自分でもできるかも」と思えること。それから本に書かれてることを参考にして、ちょっとしたことでも「行動に移してみること」。これが一番強いのではないかと思う。
 
チームリーダー辞めたい症候群にかかっていた僕が、もしあの時本を読んでいなかったらどうなっていただろう? あのままとにかく心が病んで病んで、チームリーダーを辞めさせてくれと打診してしまっていたかも知れない。チームのメンバーに怒り散らしてより険悪な雰囲気になっていたかも知れない。もっと行けば、会社を辞めてしまっていたかも知れない。
 
でもそうはならなかった。あの本を読んだことで、僕の中には少なからず希望が芽生えていた。「もしかしたらこの方法でもっとチームを良くすることができるかも知れない」と期待に胸を膨らませることができたのだ。
 
実際行動に移してみたら、自分の想像していたようには上手く行かなかった。既に亀裂が入っていた関係性を、そう簡単には修復することは出来なかったのだ。だがしかし、僕が何らかの改善をしようとしているのを、チームのメンバーも察知してくれたのだろう。少しずつではあるが僕の話に耳を傾けてくれるようになった。それを切り口にチーム環境は改善されていった。
 
最終的には本に書いてあったことを実践することができ、それによってさらにチームが上手く回るようになった。むしろチームリーダーになった時に自分が理想としていたチーム像よりも格段にいいチームに成長していた。どうだろうか? たった一冊の本が「リーダー会社辞めるってよ」な状態から「チームの爆発的成長」な状態まで引き上げてくれたのだ。
 
夢をかなえるゾウにこんな一節がある。
 
「人間が変われるのは、『立って、何かをしたときだけ』や」
 
僕が心から大好きな言葉だ。人間はそう簡単に変われないかも知れない、けれどほんの少しでも行動するだけで、小さな一歩を踏み出すことができる。本は、読書は、そんなきっかけをくれる、成功するために背中を少しだけ押してくれる。本を読む理由なんてそれだけでいいのだ。あとは変われるか変われないかは自分次第だ。本を読んで、勇気をもらって一歩を踏み出そう。
 
 
 
 
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2019-11-01 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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