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メディアグランプリ

速く書けるようになるには、取調室で修行するかスピード・ライティング講座に行けばいい


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【12月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:伊藤 千里(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
私は先日、天狼院の「スピード・ライティング《ライティング・ゼミ・オープン講座》」を受講した。
 
ただ、私はもともと書くのが結構速い。
なぜなら、取調室で修行したからだ。
 
8年ほど前、私はある警察署の刑事だった。
当時、私は警察庁(国の機関)から、ある県警に出向していた。「踊る大捜査線」でいえば、ユースケ・サンタマリアの真下みたいなポジションで、「事件は現場で起こっているんだ」の「現場」を経験するためだ。
刑事課に在籍できるのはたった1年で、それが終わったら本庁に戻って警部補に昇進することになっていた。
 
私には、刑事になったからには、どうしてもやってみたいことがあった。
 
犯人(被疑者)の取調べだ。取調室で犯人に向かって「お前がやったんだろ。吐いちまえよ。国のおっかさんが泣いてるぜ」っていうあれだ。
 
だが、私は刑事課の同僚から「国からのお客様」扱いされていた。
「どうせ、国に戻って偉くなるんだから、取調べなんてしてもしょうがない」と言われたこともあったし、そもそも、取調べは捜査の中で最も大事な部分なので、「お客様」の私にはやらせたくないと思われていたのかもしれない。
 
だから、私に与えらたのは、犯人ではなく「被害者」から状況を聞き取って、調書を取ることだった。ちなみに、「調書」というのは犯人や被害者などから聞き取った内容を文書にしたもので、調書を書くことを、「調書を取る」とか「調書を巻く」という。
 
刑事でいられるのはたった1年だ。国に戻って警部補に昇進したらもう現場にはほとんど戻れない。だからどうしても取調べがやってみたい。
 
私は考えた。
 
私は、被害者の調書しか取らせてもらえない。
だったら、誰よりも、速く、正確に、わかりやすく、被害者の調書を取ってやる。
それで、私のことを認めさせてやる。
 
逮捕された犯人は、まず、検察に送られる(送致)。
検察官は送致された犯人を自分でも取調べたり、現場の状況を記した「実況見分調書」、犯人や被害者の供述内容を記した「供述調書」などをもとにして、犯人を起訴(裁判にかける)かどうかを決めている。
 
警察官としては、せっかく逮捕した犯人は是非とも起訴してほしい。
だから、起訴の判断材料の一つとなる「調書」はとても重要だ。
事件の状況、犯行の悪質性、被害者の気持ちなど文章で検察官に伝え、検察官に「この犯人は是非とも起訴せねば」と思わせなければならない。
 
事件直後で、混乱している被害者もいる。そんな被害者から、事件当時の状況を聞き出して、それを、速く、かつ、検察官にわかりやすく、臨場感たっぷりに……検察官が犯人を起訴したくなるように……調書という文書にしなければならない。
 
最初は、4時間くらいかかった。刑事が長い先輩でも最低3時間はかかるので、長すぎるということはない。しかし私は、できるだけ速く終わらせて、被害者を一刻も早く家に帰してあげたいとも思っていた。被害に遭ったのに、その後、警察に4時間も拘束されたのでは、たまったものじゃないだろう。
 
もっと速く。しかも正確に、わかりやすく。
 
慣れてくると、2ヶ月目に3時間まで縮まった。それでもかかる時間は先輩と同じくらいだ。
同じではダメだ。
もっと速く、最高の調書を取って、上司に「お前も取調べをやってみろ」と言わせたい。
 
だから、自分でタイマーをセットすることにした。
「20分で被害者から事件の概要を聞いて、1時間で書き上げる」というものだ。私が書いている1時間のあいだに、被害者には他の警察官と現場に実況見分に行ってもらう。被害者が戻ってきたら、詳細を詰め、被害者から確認のサインをもらって終了。
2時間で被害者を家に帰す。
 
時間制限を作ったことで、ある変化が起こった。
被害者から概要を聞くときは、もらさず聞いて、あとでほぼ修正がないようにという気持ちで臨んだし、調書を書き上げる1時間は周りの音(犯人が別の取調室で暴れている音でさえも)が聞こえないくらい集中していた。
 
速く、正確に、わかりやすく、そして、過不足なく。
すべては、「犯人の取調べをしてみたい」という思いのもとに。
 
半年が経ったとき、私は刑事課内で誰よりも、被害者の調書を取るのが速くなっていた。
「伊藤さんは速く書くのに、わかりやすくて、ほとんど修正がないね」と評価されるようになった。そして、もちろん犯人の取調べも任されるようになった。
 
だから、速く文章が書けるようになりたい人は、警察官になって刑事課に配属されたらいいんじゃないかと思う。しかも「速く書く」が身につくだけでなく、犯人や被害者から「聞いて、書く」ので取材ライティングまでできてしまうというお得さだ。
 
さて、なんの話をしていたかというと、私は先日「スピード・ライティング講座」を受講したのである。
 
取調室での半年の修行を経て、私は、「速く書く」ことについて、ある可能性に思い至っていた。
 
「もしかして、速く書いた方が……なんじゃないか」
 
講義では、この「……」を、見事に言語化してくれた。
 
っていうか、これ知ってたら、半年も修行しなくてよかったのに。
早く教えて欲しかった……
 
といっても、私は、その後ほどなくして警察官を辞職してしまったので、もう調書をとることはないのだが。
 
でも、言語化のおかげで「……」が府に落ちて、受講後にはさらに速く書けるようになったことは確かだ。
 
さらに講座では、「速く書く」が学べるだけではない。
 
「速く書く」講座に行ったのに、なぜか、仕事も効率化し、ついでに人生全体も加速して、自由まで手に入る極意も会得してしまった。
受講中にその「極意」を自分にダウンロードすることができ、講座が終わるころにはインストールが完了している。
そして、それを日常生活で「どう使うか」は自分次第である。
 
というわけで、「速く文章が書けるようになるだけ」なら、先述のとおり刑事になったらいいと思う。
でも、「速く文章が書けて、仕事も効率化し、さらに人生が超加速して、かつ、自由も手に入れたい」のであれば、是非「スピード・ライティング講座」を受けるといい。
 
刑事になるのと、講座を受けるのと、どっちが手っ取り早くて効果が高いかなんていうまでもないだろう。
 
 
 
 
***
 
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2019-11-08 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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