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スマートスピーカーは公園の遊具


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:ふかまさ  ライティング・ゼミ平日コース
 
 
「とうちゃん、やー、めー、てー!」
 
またやってしまった。
 
「自分でやりたかったのに!」
と泣きながら五歳の息子に叱られた。
 
良かれと思ってついつい、余計なことをやってしまう。
 
今回は横から口を出してしまったのだ。
ほんまやなぁ。ごめんなぁ。と伝え深く反省した。
 
我が家のリビングにはスマートスピーカーがある。
興味本位で購入したのだがこれがとてもおもしろい。
 
いろいろなメーカーから発売されているが、わたしが使っているものだと
”OKグーグル”に続けてやって欲しいことを言うと実行してくれる。
 
一言で言うと、声でスピーカーの”奥にある機器”を操作することができるのだ。
 
“ニュースを聞かせて”と言えばラジオのニュースを流してくれる。
”今日の天気は?”と言えば天気予報を調べて答えてくれる。
”一時間後に電話”と言えばアラームをセットすることもできる。
 
仕事や個人的な趣味を通じて今まで色々な機器を見てきたが、声という操作方法はとてもすごい。
文字を読むことができない、そんな保育園児でも操作することができる。
 
……のに横から口を出してしまったのだ。
 
先日、面白がってグーグルの音楽配信サービスであるプレイミュージックに
『ゆっちゃんの好きな曲』というタイトルでリストを作ってみた。
 
そして呪文を唱える。
 
「OKグーグル、ゆっちゃんの好きな音楽をかけて」
 
反応は上々だった。
スマートスピーカーが「ハイ、ワカリマシタ」と言って
音楽が流れた瞬間、大喜びしている笑顔を見ることが出来た。
 
調子に乗って息子の大好きな戦隊ものや仮面ライダー、ドラえもんの曲をリストに追加してみた。
曲が流れると一緒に歌ったり、踊ったりする姿を見ることが出来た。
 
そのうち息子は自分でもやりたいと言い始め、わたしと同じように呪文を唱えた。
 
「おーけー、ぐるぐる!」
 
この最強の操作方法も、呪文が違うと反応することはない。
 
何度も「ぐるぐる」と唱える息子に代わり、
救いの手を差し伸べるつもりで
「OKグーグル、ゆっちゃんの好きな曲をかけて」
と言ってしまった。
 
「ハイ、ワカリマシタ」と言って音楽は流れ始めた。
が、息子にとっての目的は音楽を聞くことではなく
スマートスピーカーを自分で操作することになっていた。
 
それに気づくことができなかったわたしは泣いて訴える息子に
ほんまやなぁ。ごめんなぁ。と伝え、深く反省することしかできなかった。
 
親になってからというもの、ついつい先回りして子どもに失敗をさせないようにしてしまう。
失敗は気付けることへのチャンスだ。
工夫ができるきっかけになるはずなのに、それを奪っていた。
今回、わたし自身がこれではいけないと認識できる失敗をすることが出来た。
 
そんな失敗から学び、今は基本的にはほったらかしている。
困って助けを求めてきたら代わりにやってやる、ではなく一緒に考えるようにしている。
まだまだ試行錯誤しているので正しいかどうかはわからないが、
間違った答えだとわかっていても一度やってみて、失敗するのも悪くないものだなと思った。
 
スマートスピーカーの方はと言えば、色々工夫出来るように調べている。
家電製品を操作できるリモコンが売られており、これを接続すると出来ることが一気に増えたのだ。
 
一昔前なら
「音声コマンドをキーにしてシリアル通信を開始、擬似的にスイッチをオンして……」
とわけがわからない手順が必要だったが今は違う。
 
簡単な操作だと、
”テレビをつけて”でテレビの電源が入り、
”照明を暗くして”で照明を蛍光灯の明るさを変えることができるようになった。
 
ただ、これだけだと楽しいだけで10回もしないうちに飽きてしまう。
なぜならリモコンで操作したほうが100倍早いからだ。
 
工夫はここからで、一つの言葉でいくつもの家電製品を動かせるようにするのだ。
 
『おやすみ』
と言うと見ていたテレビを消し、照明を薄暗くして、明日の起きる時間を確認しアラームをセットしてくれる。
 
『おはよう』
と言うと照明を明るくして、今日のニュースや天気を教えてくれる。
 
想像力を目一杯働かせ、”いってきます”や”ただいま”についても是非考えていただきたい。
もしもワクワクしてきたなら、是非スマートスピーカーを試して欲しいと思う。
 
特別難しいプログラム言語を覚える必要はなく、簡単な設定や
ジグソーパズルのようなピースを組み合わせるだけで出来るようになっている。
もちろんたくさん失敗はするが、どんどん便利になっていくのでとても楽しい。
 
慎重派の息子は公園で全く知らない遊具を見つけても、
遠くから見ているだけで怖がっていることがある。
そんな時は手を引いてゆっくりと近づき、観察するところから始まる。
他の子どもが遊んでいる姿をみて興味を持ち、好奇心に負けて触れ始めると
やがて自分自身で遊び方を見つけ、いつのまにか一人で自由に遊びだしている。
 
知らないものに触れるのはなかなかハードルが高い。
ただ一度使えるようになると、手放すことが出来ないくらい便利なものもたくさんある。
 
わたしのようなマニアでないあなたも一度勇気を持って触ってみると、
たくさんのワクワクがあるかもしれません。
 
 
 
 
***
 
この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。
 

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2019-11-15 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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