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昭和V S令和の子育て


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:鈴木ゆうみ(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
「昭和の時代に子育てしたらもっと楽だったよね〜」
 
「分かる、分かる。男の人が働いてきてくれてさ、女の人が子育てするのが当たり前な生活。自分がやるのが当たり前だという前提(義務)がある方が楽だよね……」
 
「とはいえ今、昔は父親がいないのなんて当たり前だったわよ! とか言われると、イラっとしちゃうよね!」
 
「うん、うん。だって今と昔は違うし、今は男女平等! それにわたしたち核家族だし、すぐに親にも頼れないもんね〜」
 
「そうそう! それに、ネット開けばすぐオーガニックだのなんだの書いてあってさ、ミートボール食べさせるのにも罪悪感でさ…… ホント今っていちいち子育て大変だよね〜」
 
これは昭和世代の母に育てられ、令和の時代に母になったわたしと友人の会話である。
今思うと、当時必死に共働きで仕事をしながらわたしを育ててくれた母には大変大変失礼な会話であるが、今現在子育てのしにくさを感じているからこそこんな会話になったのだと思う。
 
こんな便利になった世の中で、どうして私たちは【子育てのしにくさ】を感じるのか。
きっと、昭和の時代に子育てをしてくれた母世代からは、「良いわよね〜今はなんでも揃っていて……」という声がすでに聞こえてきそうにも関わらず……
 
我が家の子育てを今一度振り返ると、
・夫婦共働きではあるが、わたし(母)は時間に融通が効きやすい仕事を選択している
・朝、電気家電をセットすると、帰宅時には夕飯が一品出来上がっている
・外出時にお掃除ロボットが掃除をしてくれている
・子どもがぐずり始めると「アレクサ、パプリカかけて!」の一言でしばらくは時間がもつ
・Amazonプライムビデオがいつでも子守代行をしてくれる
・無数のおもちゃで溢れていていくらでも遊ぶものがある
・子育てで不安なこと心配なことがあれば、携帯で簡単に検索が出来る
 
この状況が揃っていて、なぜ【子育てのしにくさ】を口に出来るのか……
書きながら母世代からの反感が怖くてたまらなくなってきた。
それでも、私は【子育てのしにくさ】を書きたい。
なぜならば、便利が故に私たち令和母だって子育てに苦しんでいるからだ。
 
中でも、大きく女性を苦しめているものの一つに「時短勤務」をあげたい。育児や介護でフルタイム勤務が難しい人の為に作られた制度だそうで。わたしの知っている限り、時短制度はまだ当たり前に女性の為の制度のイメージ。しかも、転職で時短スタートができる業務はまだまだ数が少なく、復職する女性のためのものといったところだろうか。
 
じゃあなぜこの制度が女性を苦しめるのか。
それは時短という制度があるからこそ、中途半端に仕事と子育てどちらも背負わなければいけなくなっているのでは、と私は思う。フルタイムという選択肢しかなければもっと手抜きができる子育てにも100%頑張らなくてはいけない気がするし、復職した以上、時短でもフルタイムのような働きを見せなければと頑張ってしまう。
1番最悪なのは、時短勤務を選択することで夫から子育ての大半を任されることが当たり前になること。何も、時短を選択したくて選択しているわけではない。なんなら女性がフルタイムで働いて稼いできても構わない。それでも時短という選択肢があるが故に夫婦のバランスを考えて女性がその選択をとるケースが多いとしたら、それは必然では無く、一つの選択に過ぎない。その夫婦の選択を夫に当たり前を上乗せされると切腹ものである。
 
きっと、わたし達令和の母は、【子育ての便利屋さん】という名のショッピングモールに迷い混んだに違いない。
手が届くところに便利な商品やサービス、制度が溢れていて、それが選択できるということを見失っている。時短でも、オーガニックでも、即席ミートボールでも、やっても良いしやらなくても良い。頑張っても良いし頑張らなくてもいい、悪魔でも自分で選択できるにも関わらず……
 
必要なもの、それはシンプルに子を育てること。ただこれだけなのに、それはいつの時代だって変わらないはずなのに、つい溢れている便利を使うことに溺れてしまっていてあれもある、これもある、という状況で何を選択すれば良いのかさえ分からなくなり、人と比べ、苦しくなる。こんなことなら、選択肢のない義務であった方が楽だったのではないと考えたのが、冒頭のわたしと友人である。
 
もしそうだとしたら、わたし達、令和母が子育てという名のショッピングモールで、自分に必要なものを自ら選択ができた時、圧倒的に子育ては楽しくなるではないだろうか。こんなにも画期的で溢れている世の中だからこそ。そしてそれは私たち令和母の子育ての義務からの解放であり、義務から解放された母に育てられた子の世界にはもっと笑顔が溢れているかもしれない。
 
そう、世界平和の一歩を握る鍵は、わたし達母ではなかろうか。
さて、今日は何を買いに走ろうか。
 
 
 
 
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2019-11-28 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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