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一人旅のススメ


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:にしもとまり(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
初めての一人旅は沖縄の久米島。
毎日がダイビング三昧のツアーに参加した。
 
当時ダイビングをしていた私には、いつも一緒にダイビング旅行をする友人がいた。
二人とも学生の頃は気楽に旅の約束をしていたが、お互い就職してからは、旅行へ行くために夏休みの日程を合わせるのに苦労し始めた。
それでも何年かは、何とかお互いの休みを合わせて旅行に行っていたが、ある時とうとうどんなに頑張っても休みを合わせられない時がやってきた。
彼女の他に、ダイビングをする友人がいなかった私は、困り果てた。
誘う友人が他にいないのだ。
 
どうしても旅行をあきらめられなかった私は、思い切って一人で行く決心をした。
なるべく一人で行動しなくていいように、3食付きの毎日ダイビング三昧のツアーを見つけて申し込んだ。
ドキドキしながらも、いざ旅が始まると、沖縄までの移動は一人でも快適に楽しく進んだ。
空港までは宿のスタッフに迎えに来てもらい、宿に着くとすぐ明日からのダイビングの必要書類への記入や、食事の場所の案内、ダイビングの機材置き場や集合場所の説明等、忙しく時間が過ぎた。
朝と夜は宿で食事が付いていたし、お昼はダイビングの合間にお弁当を用意してもらうことになっていたので、食事の心配もなかった。
夕飯後には当日のダイビングの記録をつけたり、見た魚の名前を調べたりしながらの飲み会が毎晩開かれていたので、ご一緒したダイバーたちとも仲良くなり、一人旅の寂しさを感じることは一度もなく、とても楽しい旅行になった。
 
この旅行を機に、私は一人旅をすることが旅の選択肢の一つとなった。
最初の頃は、ひとりで外食をすることに慣れなくて、できるだけ宿で食事をとるようにしていたが、それもいつしか平気になり、食の楽しみもプラスされた。
 
一人旅は私にとって瞑想のようなものだ。
目の前のことはもちろん、自分自身にとても集中できる。
誰かと行く旅行より、旅先での一つ一つのできごとを、鮮明に覚えているように感じる。
旅先で友人とおしゃべりしながら歩く楽しさはないけれど、景色やその土地のいろんなものがより目に留まる新鮮さやおもしろさがある。
なんとなく楽しい時間が過ぎていくのではなく、一つ一つを丁寧に味わっている感じだ。
そして、回を重ねるごとに、自分の心が求めることに向き合うことができるようになっていった。
 
日常では、自分の心が求めていることばかりに目を向けて過ごしていけないことのほうが多い。
他者との関係や仕事の納期に振り回されたり、家庭では子どもや夫優先の生活になったりしていることもあるのではないだろうか。
自分の快・不快に従って生活できていることのほうが少ないかもしれないし、そもそもそこに気づいていないということもある。
 
私はそれまで、気心の知れた友人としか旅行しないことにしていたが、それでも一人旅をするようになって、同行する友人にとても気を使っていたり、合わせたりしていたりしていたことに初めて気づいた。
気の置けない友人と同行しているので、我慢することや不快なことなどないと思っていた。
というよりは、自分の小さな我慢や妥協に気が付いていなかったのだ。
 
見たいものを見たいときに見たいだけ立ち止まって見ることや、食事をとるタイミング、道中撮った写真をSNSにアップしようとカフェで休憩すること、お風呂に入る時間や寝る時間など、すべて自分だけのタイミングで進んでいく一人旅で、これまでに気づいていなかった自分の心地よい事柄に改めて気づくことができた。
旅先で一人の時間を過ごしながら、日々騒がしい頭の整理もできるし、自分の内面と向き合うこともできる。
 
最近は、香川県と岡山県の島々で開催されていた『瀬戸内国際芸術祭』で存分に一人旅を楽しんだ。
瀬戸内の島々に訪れるために、4月から11月の開催期間に、合計6回12島を旅した。
一人旅だと、話しかけてもらえることも多く、旅先での出会いも楽しい思い出の一つになる。
今年もとても楽しい一人旅がたくさんできた。
もし一人旅へのハードルがあるなら、一度思い切って行ってみてほしい。
きっと想像しているよりも、ずっと豊かな時間を過ごせるはずだ。
 
 
 
 
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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。
 

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2019-12-06 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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