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メディアグランプリ

タイトル:「幸せのハードル」を下げるとどうなるの!?


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:本石 美琴(ライティングゼミ日曜コース)
 
「みことさん、聞いてー。昨日私、久しぶりに家で洗濯したの。ちょー幸せだったのー。」
「わかります! 私も、休みの日掃除したらめっちゃ幸せでしたー!」
 
いつもの餃子がうまいラーメン屋で、ビールを飲みながら私は先輩と話をしていた。
私たちは11月、まともに休んだ日が3日しか、無かった。
 
「この会社にいるとさー、幸せのハードルが下がるよねー」
 
先輩がテンション低めにつぶやく。
 
「確かにー。ここの餃子食べてる時もめっちゃ幸せですしねー」
「だよねー。むなしくない? あたりまえのはずなのに、幸せって思うなんて、どんだけ私たち幸せ感じられるハードル低いんだよって思わない?」
「ははは。確かにめっちゃ低いですね。目覚まし掛けずに寝られることがほんと幸せに思いますし」
「もっと幸せって手に届かないところにあるはずなのに、私たち、こんなことで幸せ感じられるんだよ!?」
 
先輩は、会社の愚痴を吐き散らかしながら、なんだかプンスカ怒っていた。
私はストレスが溜まっているであろう先輩に同意はしたものの、「幸せのハードルが下がるって、アカンことなんやろか……」と、考えた。毒霧を浴びたあとのようになんだかモヤモヤとしながら、家路についた。
 
私は、ヨガの業界で働いている。ヨガの講座の企画、集客、運営など、裏方の仕事ではあるが、やはりヨガの勉強は必須である。
 
ヨガ業界に身を置く者であれば、必ず知っておくべきヨガの教えの中に「八支則」というものがある。
 
簡単に言うと、「ヨガを極めるための8つの段階」のこと。
 
そのうちの最初の2段階は、日々の生活で守るべき道徳的な教えが謳われる。
1つ目はサンスクリット語で「ヤマ」。「暴力をしてはいけない」や「盗んではいけない」など、人や物に対して守るべき行動。2つ目は、「ニヤマ」と言われ、「体と心を清潔に保ちなさい」「学びを深めなさい」など、自分自身に対して守るべき行動である。
 
その「ニヤマ」の中に「サントーシャ」日本語で言うと「知足(足るを知る)」と訳される教えがある。
 
「足るを知る」とは、いろんな解釈があるのだろうが、「今の現状が十分満ち足りていることを知りなさいよ」という教えだと自分では解釈している。
 
私の先輩はさんざん「幸せのハードルが低くていいのか!?」と愚痴っていたのだが、「いいんじゃないの!?」と思った。
 
私は先輩が洗濯ができたってことで幸せを感じられるという、「サントーシャ」の教えを十分実践しているにも関わらず、「幸せのハードルが低くていいのか?」 と幸せを感じていることに、幸せを感じられていない、なんだかパンドラの箱を開けられたようなわけの分からないことを言っている先輩にモヤモヤしていたし、話を合わせていた自分にモヤモヤしていた。
 
「幸せのハードル」が下がることはいけないことなのだろうか。
「幸せのハードル」が高いとどうなるのだろうか。高いハードルを越えられずに前に進めないのではないか。
高いハードルを一段超えてみたら、低いハードルをたくさん超えて行った人はずいぶん前に進んでいるのではないだろうか。
 
私の尊敬するヨガの先生はこう教えてくれる。
「常にストレスにさらされている現代に生きる私たちは、少しでも立ち止まって癒しや幸せを感じる瞬間をたくさん作ってほしい」
「常に自分がほぅっとできる空間・もの・こと、なんでもいいから見つけてみて。トイレの中でもいいから、気を緩ませることができる場所、美しい絵をみる、音楽を聴く、美味しいものを食べる、なんでもいいから、ちょっとした癒しをたくさん作ることが大切」
 
休みの日に洗濯できることでもいいじゃないか。洗濯物の柔軟剤のにおいをかいで幸せと思えるって、幸せだ。
目覚ましを掛けずに眠れることも、次の日起きたときに、「まだ7時やんか! まだ寝れる!」って思った日も、「まだ7時! 天気が良いから起きて散歩でもしよう! 」って思った日も、両方幸せ。
私たちは「幸せのハードル」が低くたって、全然いいのだ。
 
今度、先輩とラーメン屋に行ったときに、もし先輩が「あー、ラーメン美味しい! 私たち幸せのハードルが低いよねー」言ったら、
 
「先輩、幸せって手が届いていいんですよ。たくさんの幸せのハードル超えましょ」と言ってみよう。
 
 
 
 
***
 
この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。
 

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2019-12-06 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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