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「飽きっぽい」は武器になる


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:上園 剛史(ライティング・ゼミ平日コース)
 
「また違うこと始めたの?」
僕が何かを始めるたびに、周りの人たちは呆れたようにこう言う。
 
僕は非常に飽きっぽい性格をしている。何かを始めてもすぐにやめてしまう。大抵のものは一週間と続かないのが常だ。始めるために決して安くはない投資をし、結局途中で飽きてそれをふいにしてしまうことも少なくなかった。
 
さらにたちが悪いのが、飽きっぽいだけに留まらず、いろんなことに興味を持ちやすい性格をしている。僕はよく本を読むのだが、本で得た知識なんかはすぐに試したくなってしまう。少しでもいいなと思ってしまったら、後先考えずに始めてしまう。
 
要するに僕は、何かに興味を持ってはすぐにやめてを繰り返し散財してしまう、そういう人間なのだ。今までどれだけのことに挑戦してきて、挫折してきたか分からない。いや、もはや挫折と言って良いのかも分からないほど、毎度中途半端に終ってしまっている。
 
そんな自分に嫌気が差すこともよくある。「あの時続けていれば、今頃もっとすごくなってたかもしれないのに……」と、毎度後悔せずにはいられない
 
特に大学生の頃、ギターを続けておけば良かったと常々感じている。詳しい訳ではないし音楽はそれまで齧ってた訳ではないが、ずっと興味があった。正直、今でも興味は尽きない。機会さえあれば、趣味でやってみたいとずっと思っている。
 
ギターは一度触ったことがある。大学デビューとでも言わんばかりに、そこそこのお金を払って購入した。それからしばらく続けていた時期もあった。だが、1ヶ月もした頃には完全に飽きてしまっていた。なかなか上手くならないので、ある程度のところまでやって、途中で挫折してしまった。
 
他にも数えればキリがないほどに、こんな経験をしてきた。今でもよくやっている。周りの人たちはこんな話をすると「ああ、また続かなかったか」というような反応をする。それでも僕のこの散財グセに終わりは来ない。なぜだろう?
 
恐らくそれは、僕自身が飽きっぽいこの性格を「誇り」に思っているからだ。
 
大学時代、趣味と呼べるものが欲しくて、ギター以外にもいろいろと手を出してきた。楽器つながりでウクレレに手を出したこともあったし、なんとなく海外に憧れて英語の勉強をしようとしたこともあった。
 
そのどれもが続かなくて嫌気が差していた矢先に、とある面白いものに出会ってしまった。それが「カメラ」である。
 
大学の時の僕は性懲りもなく「なんとなく面白そうだ、今度こそ」といういつもと変わりない感じで、学生では到底手が出せない数万もするカメラを購入してしまった。
 
最初はワクワクしつつも「どうせまた飽きるんだろうな」と半ば諦めムードで始めたところはあった。ところがしばらく続けていてもまったく飽きなかったのだ。それどころか「次はどこに写真を撮りに行こうか」と次から次に興味が湧いてきていた。
 
それまでだったら長くても1ヶ月程度が限度だった趣味に対する興味の持続が、気づけば半年、一年とどんどん伸びていき、終いには今年で6年目になる。
 
そして驚くことに、カメラを始めて2年目のときに、とある雑誌のフォトコンテストで銀賞を取ることも出来た。
 
何もかもが長続きしなかった僕が、そもそも一つのことをずっと続けているというだけでも驚きだというのに、よもや表彰までされるとは思いもよらなかった。散々遠回りもしたが、いろんな過程を経なければそもそもカメラに辿り着くこともなかった。
 
ちなみに余談だが、ギターを齧っていた頃に仲良くなったけ軽音部の友人に、ライブに誘われてライブやその他のイベントで写真をと撮らせてもらうこともでき、その関係で色んな人との繋がりもできた。
 
世の中いろんなものが転がっていて、今の時代では多少調べれば口コミなどでそれに対する情報がすぐに得られる。そこで他者の意見を見聞きして、やるかやらないか決めてしまうのも悪くはないと思う。しかし、にわかにせよせっかく興味を持つことが出来たのであれば、まずは自分の肌で感じて判断するのも悪くないのではなかろうか?
 
お金や時間など、損をすることもよくある生き方だが、体験してきたどれもが僕にいろんな知恵や経験を分け与えてくれた。直接は役に立ってないかもしれないが、間接的に様々な場面で何かに繋がっている。
 
そしてきっと手当り次第何かやっていれば、どこかで大当たりを引いて、自分の運命の趣味や仕事に巡り合うことがきっと出来る。
 
とにかく忙しなく動き続けて世の中に働きかければ、少なからず変化は起きるものだ。もし今自分の人生に何かつまらなさを感じている人がいれば、後先考えずに「なんとなく」で何か始めてみてはどうだろうか? 時間はかかるかもしれないし、遠回りになるかもしれないが、何かきっかけが掴めるかもしれない。「飽きっぽい」は武器になるのだ。
 
 
 
 
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2019-12-13 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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