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小1娘の宿題で反省した私


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:ゆうきかのん(ライティング・ゼミ平日コース)
 
「宿題終わったの~?」
「いつになったら始めるの?」
「終わらないなら、おもちゃも捨てて、習い事も全部辞めちゃいなさい!」
 
この会話が毎日繰り返される。
 
事情があり、長女は職場の近くの保育園に通わせ、小学一年生になった今も、近所の小学校ではなく、保育園からの友達がいる学校に通わせている。
 
毎朝6時15分頃には家族全員車で出発。
長女を降ろし、次女を保育園に預け、主人を会社の近くまで送り、私が出社する。
フルタイムで仕事をしている為、帰りは交通渋滞に巻き込まれることもしばしばあり、家に到着するのは20時前位。
 
そこから急いでご飯を食べたり、お風呂に入ったりする日々。
毎日がヘトヘトである。
それは私達親だけでなく、子供も同様だ。
 
長女は学校が終わると、アフタースクールでジャズダンスや英会話、算数教室、学童クラブでも体操クラブや卓球クラブに入っている。
また、週に2回は公文へ行き、週末はスイミング、テニスと大忙しだ。
 
全部自分がやりたいと言った訳ではなく、私から声を掛けたものが殆どだ。
 
小学一年生、まだまだ遊びたい年頃だ。
自分の小さい頃を思い出すと、学校から帰ってくると、すぐに公園に遊びに行っていたものだ。
勉強なんて、学校の宿題をやっていた位だった。
 
日中名一杯活動していた娘にとって、宿題する時間はとても限られている。
学校の宿題をする事でも精一杯な上に、週2回の公文の宿題がある。
 
親である私が言ってはならないのだが、当然終わらない事が多々ある。
 
その度に
「宿題をやらないなら、お金の無駄だから辞めるよ!」と言い、
長女は、
「ちゃんとやるから辞めさせないで!」と言う。
 
私は娘からこの言葉を待っているのだろうか。
辞めたいと言ったら、すぐにでも辞めるのだろうか。
そもそも本当にやりたいと思っているのだろうか。
なぜここまでして、習い事に執着しているのだろうかと、自問自答する事がよくある。
 
ある日、国語の宿題を娘と一緒にやっていた。
その時にアツイものが込み上げてきた。
 
『ずーっと ずっと だいすきだよ』
という本の内容からの問題だった。
 
男の子は毎晩寝る前に必ず、
「ずーっと、だいすきだよ」
と飼っている犬に声をかけていたが、家族の皆は同じ思いは持っているものの、誰も口に出さなかった。
ある朝その犬が死んでしまい、みんなは悲しくてたまらなかったが、男の子は毎日
「ずーっと、だいすきだよ」
と言っていたのでいくらか気持ちが楽だった。
これから動物を飼うことがあったら。同じく毎晩声をかけようという話。
 
読み終えた私は母の事を思い出していた。
 
私の母は、私の結婚が決まった数日後に病気が分かり、その時に先が長くない事も聞かされていた。
 
出産後早々に仕事復帰をした私。
生まれたばかりの長女を、痩せ細った体で、ずっと抱っこをしてくれていた。
 
「私が今できることはさせてね!」と言う言葉に、私は甘えさせてもらっていた。
 
私の母は、私の一番の理解者であった。
どんな時でも、まず私の話を聴いてくれた。
アドバイスをするのではなく、ただただ聴いて、共感してくれていたのだ。
おっちょこちょいの母を見て、私がしっかりしなくちゃいけないとずっと思っていたし、
母もしっかりしているねと言ってくれていた。
 
病気が分かった時、私は母の前では絶対に涙を見せないと決めていた。
しかし体調が思わしくないと聞いて、様子を見に実家に戻った時、
母を励ますつもりが、逆に励まされてしまったのだ。
私が涙をこらえているのが分かったらしく、私を抱きしめて、
「あなたなら大丈夫よ!安心しているから!」と
声を掛けてくれた。
 
入院生活が始まった時に、私は初めて言った言葉がある。
「私は、オカンのような女性になりたい!」
「オカンのような母親になりたい!」
「本当に大好きだよ!」
 
母からは
「あなたからそんな言葉をもらえるとは思ってもいなかったから、とっても嬉しいわ。」
「あなたはあなたで素晴らしいわよ!」
「私もあなたの事が大好きよ!」
 
亡くなった悲しさは今でも癒えないが、それでも、この登場人物のように言葉を伝えられたことは本当に良かったと思っている。
 
毎日長女とは宿題の事ばかり話をしている。
 
生まれる前は、五体満足で元気な子であることを望んでいたはずなのに、いつしかそのことが当たり前となってしまい、その状況に感謝する事も忘れてしまっている。
 
勉強は出来ないより、出来た方が良い。
でも、それが全てではない。
私は子供が本当にして欲しい事に耳を傾けているのだろうか?
今しかできない事は無いのだろうか?
 
もし、明日が来なかったら・・・・・・・
最後の会話が宿題の事だったら・・・・・・
 
母のようになりたい私が、今すぐにでも出来る事
それは、子供の話に耳をきちんと傾けること
一番の理解者であり、一番の応援団長になることなのかもしれない。
 
そして、
「生まれてきてくれて、ありがとう!」
「あなたの事が大好きです!」
ときちんと言葉に出して伝える事が何よりも大切なのではないだろうか
 
今日も帰ってきたら、まずは抱きしめて「おかえり」と言おう。
 
 
 
 
***
 
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2019-12-20 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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