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メディアグランプリ

ほめ上手のペンギンに習う、モチベーションの上げ方


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:緒方愛実(スピード・ライティングゼミ)
 
 
「すごいね!」
「良くできたね、えらいね!」
 
2020年のお正月。普段は遠方に住むいとこたちが、我が家に集合していた。県外に住むいとこもおり、気軽に会うことはなかなか難しい。会えるのはお盆や正月などの長期休みの時だけ、半年、1年以上会えないこともある。いとこと久しぶりに話すこともちろん楽しみにしていたが、一番心待ちにしていたのは、姪っ子に会うことだった。
1歳2か月の女の子。昨年会った時は、腕の中にすっぽり収まるくらいだった。だが、今回会った時には、一人で歩き、大人と同じものを食べることもできていた。本当に子どもの成長と言うのは目を見張るものがある。カメラが趣味の私は、最高の被写体の登場に、大喜びでシャッターを切りまくっていた。
 
あんなに小さかった姪っ子。前回は人見知りして、泣いていたのに、今では、話しかけたり、おもちゃを渡すだけでニッコリとほほ笑みかけてくれる。単語だけれど、何となくのおしゃべりも成立する。子ども用のパズルを与えれば、ピースをパチリとはめる。お菓子をあげると、ぺこりとおじぎする。逆に、「どーぞ!」とお菓子を分けてくれる。
 
「かわいい!」
「すごい!」
「賢い!」
 
姪っ子の行動のひとつひとつに、称賛の声が上がる。特に子どもを育てた経験のない私と、いとこのBさんはスタンディングオベーション級の感動の嵐だ。
それを見ていてたいとこのCさん、姪の母親は苦笑いしていた。
「いいねぇ、Aちゃんはそんなことでほめてもらえて、うれしいね! もうここに住んじゃおっか?」
ぜひぜひ、と私とBさんは強くうなずいた。
 
だって、すごいじゃないか! この間まで首も座っていなかったのに。歩いて、食べて、生きている。それだけで、十分に幸運ですばらしいことだ。
私たちが代わる代わる姪っ子にお世話を焼いている間、Cさんは食事を取り、ゆっくりとできたようだ。
 
そう、このすばらしい姪っ子を育てあげた、Cさんもとてもすばらしいのだ。
お腹を痛めて産んで、ろくに睡眠をとらず、毎日毎日お世話をして。育児に休暇はない。お母さんというのは、年中無休で働いて、無償の愛を与え続けるスーパーウーマンなのだ。
 
世の主婦にも言えることだ。毎日毎日家族の世話をして。それなのに、称賛を得られることはほぼない。まさに身を粉にしているのに、その存在が当たり前すぎて、特別視されることはない。
反対に、ちょっとミスをしただけで、例えば料理を少し焦がしたとか、それだけで悪く言われてしまう。
99%のがんばりを認められず、1%のミスを非難される毎日。
あんまりじゃないだろうか?
 
ここ数年、「コウペンちゃん」というキャラクターの漫画、絵本、アニメなどの動画が男女問わず、子どもだけでなく、むしろ働き盛りの大人たちに人気を博している。イラストレーターのるるてあさんが創作し、ふんわりとしたタッチで描いたコウテイペンギンの赤ちゃんが主人公のコンテンツだ。その子は何でもほめてくれるのだ。
「出勤してえらい!」
「寝て起きたの? すご~い!!」
「いつもがんばってるの見てるよ」
日常のささいなアクション、その一つ一つを、肯定してほめてくれるコウテイペンギン。つまり「肯定ペンギン」なわけだ。
 
何だそれ、と思われた方もいるかもしれない。そんなほめるほどのことじゃないでしょ、と。
そんなことはない。
一日フルで働いて、残業してやっと帰宅して。明日も朝早いから早く寝ないといけない。そうわかっていても、どうしても身体が重たくて動かない。食事をする、歯を磨く、風呂に入る、髪をーー。
寝るまでのプロセスのすべてがもう面倒くさい。なんなら、立ち上がるのすらめんどうなのだ。こたつに入ってしまったら、「誰か代わりにトイレ行って来て!」と半ば本気で言っちゃうのだ。
何時間もぼんやりと座り込んで、やっと、重い腰を上げ、課題をこなし、ベッドに入る。そして、重い体を引きずりながらまた会社へ。
それを繰り返す毎日。誰にほめられることもないのに。
 
十分すごいことではないだろうか?
寝坊することも、会社に行かず逃亡することも選択できるのに。
会社員も、学生さんも、主婦も、赤ちゃんも。
みんな懸命に生きている、それだけですばらしい。
だから、日常のささいなことを肯定してくれる「コウペンちゃん」は、みんなの疲れた心に刺さった。
 
大人だってほめられたいし、ほめていいのだ!
生きるって、とっても大変で、大仕事だから。
 
たまには、ダイエットを忘れてケーキビュッフェに行ってもいい、海外旅行に飛んでもいい、高級旅館に泊まってもいい、ブランドのバッグを買ってもいい、気の置けない友達と朝まで飲んでもいい。
大人だって罪悪感なく、ごほうびをもらってもいい!
 
一番コストがかからない、ごほうび、モチベーションを上げる良い方法がある。
それは言葉だ。
「もう、仕事できたの!? 助かったよ!」
「この料理おいしいね!」
「その時計センスいいね!」
「髪切ったんだね、とても似合ってるよ!」
そんな一言を掛ける、掛けてもらうだけで心は弾む。
ささいなことで良いのだ。
家で、職場で、友だちと会った時に、声掛けを習慣化していけば、ギスギスしていた雰囲気が和らぎ、関係も良くなっていく。
 
新しい年がはじまった。
今日から、自分を、家族を、周りの人をほめてみませんか?
あなたも「コウペンちゃん」の様にほめ上手になれば、世の中が肯定的に明るく見えて、毎日生きるのが楽しくなっていくから。
 
 
 
 
***
 
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2020-01-10 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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