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メディアグランプリ

私にきっかけをくれたのは一冊の本だった


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:師岡百花(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
「この仕事の納品が終わったら、仕事をやめさせてほしいです」
SOHOや在宅ワークという言葉が流行りだした時、私も自宅にパソコンを買った。
知り合いから自宅にいるなら入力を手伝ってよと言われて、EXCELで住所入力の仕事を手伝った。
1週間ぐらい手伝って、もらったお給料が80000円だった。
在宅でお仕事をして80000円 さらにお仕事を頑張れば、稼げると思ってガンガン仕事をし始めた。
近くの主婦仲間と5名のグループを作って、大量のデータ入力ができるようになった。
 
仕事増えてくる反面 強迫観念のも増えてきた。
 
・納期は絶対遅れてはいけない
当たり前のことだが、全員子供がいる主婦だったので、突発的な事も多々あった。
でもグループなので、フォローしながら仕事をやっていけていたと思う。
ただ、親に不幸があっても納品は絶対遅れてはいけないと言われていた。
あまりに仕事を詰め込んだせいで、睡眠時間は3時間で、出産5日前まで働いていた。
 
・リーダーだったので、必ず連絡が取れるようにしておかなければいけない。
電話に出なければ、タイミングが悪いと思われて、次の人に仕事がまわされてしまうと言われていたし、思っていた。
子供が入院していた時も、添い寝している枕の下に携帯を忍ばせて、バイブにしてすぐに応答できるようにしていた。
 
・仕事を断ったら、次の仕事はもらえない
 
など。
 
ある日とても大きな仕事が舞い込んできた。
仕事の料金もかなり良かった。
グループメンバーと相談して、仕事をやってみることにした。
 
仕事を始めると料金が良いだけあって、かなりハードだった。
朝、10時に原稿が届く。
午前中に、グメンバーが原稿を受け取りに来る。
自分の分もあるので、入力を開始する。
次の日の9時までに全員分のデータをまとめて、納品する。
朝、10時に原稿が届く……
それの繰り返しが、6日間続く。
休みは、日曜日のみ。
 
私は、この仕事以外の仕事をやっていたので、時間的にもパンパンだった。
グループメンバー5名でこの仕事でいっぱいいっぱいになってしまい、他の仕事を受注しようとするとメンバーを増やすしかなかった。
結局トライアルみたいなことをやって2名増やして7名になった。
 
このハードな仕事が2か月ぐらい続いた。
3ケ月目に突然、クライアントから急に値下げ交渉される。
今までの60%位の料金にして欲しい。
「うぁーどうしよう?」仕事は断ればなくなってしまう。でも単価がこんなにも下がって仕事を続ける気持ちが保てるかどうかもわからない。
最終決定は、リーダーに任せるよとメンバーからは言われる。
 
どうしよう……と思いながら、気分転換にドライブに行った。
道沿いにあった本屋さんに入って、本棚を眺めていたらある一冊の本が目に入った
「イルカみたいに生きてみよう」(サンマーク文庫)小原田泰久さん
なぜかその時この本を読んでみたいと思って、そのままレジへ。
車に戻って、運転席に座ったまま読み始めた。
読み始めると涙がとまらず、ずっと泣きながら読んだ。
でも、本を読み終わる頃には、心は決まっていた。
 
次の日、メンバー全員で集まって話をした。
私は、このハードな仕事をやめようと思う。
60%になっても仕事がある方がいいかも思うかもしれない。
でも、私が在宅の仕事をしているのは、小さな子供と一緒にいたかったからだ。
自分の仕事の時間さえ調整すれば、それはできた。
このハードな仕事をずっと続けていて、心の余裕もなくなってきていた気がするし、子供と一緒にいてあげられていない気がすると伝えた。
メンバーは、うなずきながら聞いてくれた。
 
クライアントに初めて仕事を断る。
「この仕事の納品が終わったら、この仕事をやめさせてほしいです」
 
クライアントと二言三言やり取りがあったと思うが最後に
「仕事を断ったら、次の仕事は、ないから」って言われたのをおぼえている。
 
その後どうなったか?
確かにそのクライアントからの仕事はなくなったが、新しいクライアントができたり、仕事の内容が変化してきたりして、今も仕事はある。
メンバーも子供の成長に合わせて、パートや正社員になったメンバーもいる。
今でも一緒に仕事をしてメンバーもいる。
なので、まったく仕事がなくなって困ったということもない。
 
今思えば、あの強迫観念も自分で自分を縛っていただけなのかなと思う。
 
その本の文章に
自分も楽しめて、人も楽しめることを目的として
あまり無理をしない程度にがんばってみませんか?
(中略)
いくら頑張ってもうまくいかないことはたくさんあります。
逆に、全然がんばらなくったってうまくいくこともたくさんあるのです。
 
この本の出会いが、本当に考え方を変えてくれた。
自分が幸せで、家族が幸せで、自分のまわりの人を幸せにできるぐらいがんばろうと。
 
 
 
 
***
 
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2020-09-26 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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