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飛行機嫌いな私が、平常心で飛行機に乗れるようになった方法


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:海野そら (ライティング・ゼミ特講)
 
 
「前方に乱気流があります。シートベルトをお締めください」
それは、突然の出来事だった……。
飛行機が、まるで嵐の中サーフィンをやっているように、次から次へと押し寄せて来る波にのっていく。いったんふわりと上昇し一気に下降、と同時に私の身体もふわりと一瞬持ち上がり、大嫌いなジェットコースターにのったときのような無重力状態を味わった後、身体がすうっと下へと落ちる。その繰り返し。終わりがわからないから恐怖度はジェットコースターよりも大きい。もしかしたらこのまま墜落してしまうのではないかと死の恐怖が押し寄せる。ようやく機体が安定した頃には手に汗がびっしょり。心臓はとびでるのではないかと思うほどドクンドクンとなっていた。
それ以来、私は飛行機にのるのが本当に怖くなった。飛行機が揺れる=墜落してしまうのではないか=死、という思考パターンが私の中でできあがってしまった。
 
そうはいっても、海外にはどうしても行きたい。
写真でしかみたことがない世界遺産をじかに見たときの感動。レストランで本場の味に舌鼓をうつ幸せ。異なる文化に触れたときに感じる新鮮な喜び。日常では味わうことのできないわくわく感。あきらめることはできなかった。
それ以降、死と直結する恐怖と戦いながら飛行機にのることとなった。
 
そんなある日のフライト中、まあまあな揺れに手に汗がじっとりと滲み始めた時、せっせとお仕事をするフライトアテンダントさんの姿に目が留まった。こんな状況でも笑顔で仕事を続けている。もし自分がこの仕事についていたら、こんな揺れにいちいち動揺していられないのではないかと思った時、何とも突拍子もない考えが頭をふとよぎった。
飛行機に乗るとき、自分がフライトアテンダントになったと思って乗ってみたらどうだろう……。
 
その次の海外旅行から、空港に到着してから、「私はフライトアテンダント。今から仕事で飛行機に乗るの。一年の半分以上は雲の上。もう慣れたもの。しっかり仕事しなきゃ」と、自分に言い聞かせる時間をとることにした。自分は仕事で空港にきていると強く念じ、飛行機の中で自分がフライトアテンダントとして仕事をする姿を思い描いた。すると、不思議なことに、なんだか心が落ち着いてきた。
もちろん飛行中も自分はフライトアテンダントなのだという意識を持ち続け、揺れた時には「揺れても飛行には問題ないでしょ。しっかりしなさい。こんなことにびびっていたら仕事にならないよ」とさらに気持ちを奮い立たせた。とにかく空港についてから無事目的地に着くまでの間、自分はフライトアテンダントだと心から思い込んだ。
するとどうだろう、死ぬかもしれないという恐怖心を打ち消すことに成功したのだ。
以後、この方法で実際私は何度も飛行機にのる恐怖を乗り越えることができた。
 
「そんなことで、本当に克服できるの?」と思われたかもしれない。
が、実はこの方法、脳科学的に理にかなっているようなのだ。
脳機能学者の苫米地英人氏の本『新 福音書』(講談社)にその秘密があった。
表紙には、最先端の科学的知識を盛り込みながら、自我を書き換えて本当になりたい自分を実現し、最終的に自由意志を獲得する技術を伝授します、と書いてあった。
まずは、腹を括って私は真の意味でなりたい自分になるのだという決意をしっかりと固める。そのうえで内部表現を書き換える技術を習得すればなりたい自分になれる、というのだ。
 
内部表現を書き換える、とはどういうことか?
基本は未来に働きかけることにある。時間は未来から現在、過去へと流れているので、自分がこうありたいという未来を想定することが重要。そして、現実にその未来にいるかのような臨場感を書き込む、それが内部表現を書き換えるだということだそうだ。臨場感を書き込むには、例えばあこがれの誰かを想定するなど、なりたい自分の未来をリアルに感じる工夫をするとよいという。「私は一瞬にして生まれ変われる。なりたい自分になれる」と本気で信じることが重要だという。
 
この本に出会い、私がやっていたことはまさにこれだったのだと確信した。
フライトアテンダントとして働いている自分をリアルに感じることで内部表現を書き換えることに成功し、飛行中なりたい自分を実現し、大量のドーパミンがでたことにより恐怖心に打ち勝つことができたようだ。
 
墜落するという未来はまだきてないし、実際は揺れただけで墜落する可能性は現実的にほぼない。それにも関わらず、揺れたことが引き金になり過去の嫌な経験がよみがえり、死んでしまうかもという負の思考パターンから抜け出せずにいた過去の自分。
恐怖に怯える過去の自分に囚われるのではなく、これから私はフライトアテンダントとして搭乗するのだと本気で信じきり身体性の感覚をもって、飛行機に乗る。(乗った瞬間、フライトアテンダントとして生まれ変わる。)
嘘のような本当の話。これが、飛行機嫌いな私が、平常心で飛行機に乗れるようになった方法である。
 
 
 
 
***
 
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2020-10-31 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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