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生き方の教科書に『バチェロレッテ』!と、私が断言する理由


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:荒川未帆 (ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
「なんで?」
「どうして?」
やや高圧的に向けられるこの言葉に、みなさんも思い出す苦い場面があるのではないだろうか。
 
私は現在大学3年生(22卒)であり、氷河期とさえいわれているコロナ禍での就活生の1人だ。誰も予期せぬ幕開けとなった新学期から、選考時期の早期化やイレギュラー化が叫ばれ、異例の倍率をなんとか通り抜けたサマーインターンも全てオンライン。画面と向き合う5日間は、時に将来への不安感さえも感じさせるほど、学生・企業お互いの温度感がとにかく分かりにくい。
 
とはいえ時間は止まってくれず、どんどんと進む選考。
そんな中で必ず迎える面接の“深堀”質問攻めが、とにかく苦手だった。
「学生時代、最も力を入れたこと(通称ガクチカ)は?」からはじまり、性格や価値観、将来と企業についてあらゆる質問が投げかけられるあの時間。1つの回答に対し、常に「なぜ?」と、水を得た魚のように画面の奥で光る面接官の目に怯えながら、なんとか乗り切った夏。
返ってきた結果はまちまちで、終わりの見えない自己分析に若干途方のなさを感じていたある日、Twitterがやけに盛り上がっていたのが、Amazonオリジナル作品である『バチェロレッテ』だった。
 
私も前作『バチェラー』のことは、知っていた。というか、観ていた。
ただ、自身の“集団の女性”が得意ではない性格上、冒頭の登場シーンからのいがみ合う前半戦に途中で悲鳴をあげたくなってしまい、シーズン1を見終えるので精一杯。恋愛リアリティーショーにいいイメージを持っていなかったことも相まって、それ以降全く関心がない番組となった。
 
「あ、改名したのか~」
程度のノリでトレンド入りした#ハッシュタグを追い、1人の気の強そうな女性を知った。今作の主人公、バチェロレッテ・福田萌子さんだ。その才色兼備の女性を巡り、バチバチする男性陣。
その中で、
「私の人生は、私が決める」
「この選択に、後悔はしていません」
福田萌子さんという人間が、前面に出たこの言葉。
予告の30秒で、それは自分の知る番組とはまるで違うことを悟った。
逆転の面白さではなく、福田萌子という人間性に惹かれ、気づけば毎週金曜日の放送が楽しみでたまらなくなっていた。
 
中でも印象的だったのが、エピソード3での参加者・藤井さんと萌子さんのやりとりである。
沖縄でのデートを終え、分かれ直前、最後のアピールの場であるカクテルパーティー。そこで萌子さんが、彼へ投げかけた「将来どうなりたいの?」という質問。
それに答えきれなかった藤井さん。
 
結婚を前提としたパートナーとして考えるには、その戸惑いが全面に表れた彼の姿に、「ああ、ここでお別れだろう……」と感じてしまったのは私だけではないだろう。
自分のことを分かりきれていない、今後の進みたい方向が曖昧なまま「覚悟をもってきた」と言う人に、こんなにも漠然とした不安を感じるのかと、私自身驚いた。
「だってそんなこと考えたことなかったから」と後にカメラに向かって話していた彼が、面接でつまずいた過去の自分と、少し重なって見えた。
 
説明会に行くと高確率で「就職はお見合いだ!」と耳にするが、まさにその通りだと思う。
同じ目標を掲げ、同じ組織のメンバーとして仕事をする。
大切な人生の時間をともに歩む人を決めるその見極めは、まさに人生のパートナー探しと言っても過言ではない。
そのために、お互いが同じ視点や希望を持ちその場に立っているかという確認、これまでの経験と必要としている要素が一致しうるかという確認、将来なりたい自分像に企業の将来と重なる可能性があるかの確認……こういった、様々な確認項目が双方合致すると企業に伝えるために、自分を知る(=自己分析をする)のだ。だからこそ回答に若干の不安を感じれば、ご縁が無かったとその場でお別れをする。
頭では理解していたはずの意味だったが、実際に萌子さんと藤井さんの会話を通し、その重要性を痛感させられた。
 
 
ただこれは就活や面接に限った話ではない、と思うのだ。
 
限りある人生の時間を費やすのは、本当にこの事で、この場所で、この人たちと、今なのか?
自分はどうなりたくて、その理想や目標に近づく途中のどの位置なのか?
 
誰かと時間を共有する人生の中、さらに空気を読む風潮がある日本で、自分について十分考えることは意外と難しく、足りていないのかもしれない。ぱっと聞かれたとき、藤井さんのように何も言えなくなくなってしまう人の方が多いかもしれない。
自分の人生を意味あるものにするために、自分のことを深く理解することは、いくつであっても大切な時間であり、その理解はきっと自分だけでなく、関わる人々のためにもなるはずだ。
 
その他のシーンも、多く人間性や人生観について考えさせられるシーンがある。まだご覧になってない方に、是非おすすめしたい番組だ。
『バチェロレッテ』は間違いなく恋愛リアリティー番組ではない。
あなたの生き方の教科書にだってなる、人生ドラマだった。
 
 
 
 
***
 
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2020-11-08 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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