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手帳は「安心して忘れる」ためのマストアイテム


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:番場佳子(ライティングゼミ・平日コース)
 
 
「手帳を使いこなすと仕事できる人に見えるよね」
「手帳を使いこなせるとカッコイイよね」
 
友達とおしゃべりをしていてその言葉を聞いたとき、私は右手のこぶしがワナワナと震えたのをそっと背中に隠した。
なぜなら……私にとって手帳というものはカッコよくなったり仕事出来る人になったりするためのアイテムではなく、視力が悪い人の眼鏡と同等の扱いになるくらいの「マストアイテム」なのだから。
 
冒頭にも書いたが、手帳を使ってカッコよく見られたいという思考は私の中には微塵にも生じていない。正直言って手帳が無くても生活に支障がないならば、荷物としてかさばらなくていいのでは?とさえ思う。
そして、そういうことを話している人が秘書を雇ってスケジュール管理をしてもらっているとしたら「オマエが言うな」と言いたくなってしまうのである。
 
私にとって、手帳が無いと人間として機能しないのである。もしも、手帳を失くしてしまったら……その日のタスクは抜けまくり、予定はダブルブッキングやトリプルブッキングの可能性が出てきてしまい、家族の弁当準備の予定も子供の月謝納入の予定も全部忘却の彼方に飛んで行ってしまうであろう。
 
手帳を「外部記憶装置」にする前の私は、忘れ物大魔王というあだ名がつくくらい、必要なことまでいろいろと忘れていた。
予定は抜ける、必ずと言っていいほど忘れ物が発生する、買い物に行ったのに何を買いに行ったのか忘れてしまう、ごみを捨てる日を忘れてしまってゴミだらけの部屋になるのは日常茶飯事。
そして、忘れて周囲に迷惑をかけて叱責を受け、自信を失い自己肯定感が下がるという負のループから抜け出せずにいたのだ。
 
これはマズイと思っても、どうしたら忘れなくなるのか方法が見つからなかった。
毎年11月くらいになって、東急ハンズやロフトなどに手帳が並ぶ季節になると「来年こそは!」と意気込んで手帳を買うも、翌年3月くらいには手帳に書くことが少なくなってしまい、セミが鳴くころには手帳は真っ白……というのが毎年恒例だった。
 
そこで、手帳を使いこなして予定管理をしている人に話を聞いたら、「これだけ守ればいい」という大切なことを教えてくれた。
それは「『手帳に書いたことは忘れても大丈夫』という仕組みを作ることだ」と。
「極端な話、記憶喪失になって自分の予定が頭の中からすべて抜けてしまっても、手帳を見たら思い出せるような仕組みを作ることだ」ということも教えてくれた。
 
それまでの私は、手帳に書いたところで、自分で書いて何のことだか分からなくなったり手帳に書くまでの習慣が仕組化していなかったりしていて、手帳に書き忘れていてタスクが漏れていたりしていた。
 
それからの私は、手帳の使い方に関する本を読んだりネットで調べたりして、どうやったら手帳の狭いエリアに自分のタスクや予定、家族の予定を書き出せるかについての試行錯誤が始まった。
 
週間スケジュールには、その日に出すゴミの種類も書き出した。それ以外にも……この予定は外出を伴う、この予定は在宅、この日の家族は在宅勤務、この日はお弁当がいる、この日は出張、〇日までに子供の集金袋に入れる〇円が必要、図工の材料の牛乳パックが〇日までに必要、それ以外だと図書館の返却期限に保護者会などの親の出席が必要な学校行事など……頭の中で覚えていられないほどの量を手帳に書き出した。
そして「書き出したものは忘れても必要なタイミングで戻す」と決めて、付箋、シール、色付きボールペンなどで項目を分類することにした。
 
そして大切なことは「自分で決めたルールは必ず守る」「思いついたらその場で書く」「ルールが自分に合わないときは自分で変えると決める」ということである。
ここが決められない人は手帳が続かない、と教わったので、そこは徹底すると決めた。
確かに、手帳生活を始めてみて痛感することだが、仕組化出来て必要なことは全て書き出していなければ、安心して忘れることが出来ない。
安心して忘れることが出来なければ、手帳の役割も半減してしまう。
 
よって、私は「思いついたらその場で書く」は特に徹底して行った。そこが仮に電車の中でも信号待ちの間でも、歩いている最中でも必要ならば立ち止まって手帳を開いて書くと決めている。
その時に不要なデータは、忘れてしまえば自分の頭の中に作業スペースが出来る。頭の中の整理整頓ができれば、必要なタイミングで必要なデータを引っ張りだせばいいのだ。
これが出来るようになった私は、それ以前と比べても忘れ物やダブルブッキングが大幅に減ったし、空き時間を有効活用することも出来た。そしてそれまでは忙しさでおざなりになっていた、本当に必要な家族時間を捻出することにも成功した。
「私もやれば出来るんだ」という自信も少しずつ出てきたし、何よりも家族や周囲に迷惑を掛けなくなったのが非常に大きかった。
 
秘書を雇える人は、スケジュール管理も段取りも秘書にやってもらえばその部分の管理を手放すことが出来る。しかし、多くの人は秘書を雇えるほどの経済的な余裕はないと思う。手帳は高くても5000円もあれば買える。手帳を優秀な外部記憶装置とし、「忘れても私は大丈夫」という仕組みを作ってしまうことを強くお勧めする。
 
手帳はカッコよく生きるためのアイテムではない。泥臭く愚直にタスクをこなしつつやりたいことを実現する私にとっては、生きていくうえでマストアイテムなのである。
 
 
 
 
***

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2020-11-29 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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