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メディアグランプリ

年越した年末の大掃除しながら環境問題を考える


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:成田陸(ライティング・ゼミ特講)
 
 
散らかった部屋。1月10日、新年が明けて十日も経つのに、年末の大掃除が終わらない。
「おかしい。ちゃんと去年中に終えて、良い気分で新年を迎えようとしたのに、終わらない。会社だったらとっくに締め切りをすぎて、編集長から怒られている」。幸か不幸か片付けにデッドライン(締め切り)は存在しない。ただこのままでは布団も敷けずにロクに寝れない。もしくは散らかった荷物やゴミの上に布団を敷いて、低反発マットレスを再現するのもいいかもしれない。
 
こんな泥棒が入ったような惨状をしてしまった理由はわかっている。
わたしがずっと臭いものに蓋をしてきたからだ。片付けるのが面倒だから、もったいなくて捨てられないから、いらないものを本棚の奥に押し込めていた。問題を先送りにする。凡人の業だ。少なくともわたしが知っている優秀な人達は、決して問題を先送りにしない。
 
「なるほど。だから環境問題が発生したのか。仕方がないな」と一人で納得する。地球温暖化や海洋汚染などの環境問題が30年前ぐらいから議論されているが、一向に解決の気配は見えないどころか、さらに悪化している。もっと前から環境問題解決に取り組んでいたら、いまが変わっていたかもと考えてしまう。問題の先送りで被害が悪化している。
 
アリは全体の2割が優秀な働きアリで、6割が普通のアリ、残る2割は怠け者である。そして優秀な働きアリを集めたからといった全員優秀なアリではなく、もとの集団の比率になることも知られている。この実験は集団って変わらないことを示している、だがここでは優秀な働きアリが2割しかいないことに注目する。裏をかえせば8割は問題を先送りにするのである。環境問題は誰か一人が頑張ったら解決する問題ではなく、全人類が一致団結して解決にあたらければいけない問題である。そのときの8割が問題を先送りするとなれば、2割の人がいくら頑張っても効果は薄いというしかない。決して無意味ではないが、解決は不可能である。しかしこれが逆になったらどうだろうか。つまり8割の人が環境問題解決に取り組むようになれば世界が変わるかもしれないと考えてしまう。
 
ではどうすればいいか。
 
アプローチは2種類ある。
1つは人々に環境問題に取り組むように教育することである。教育は多くの人に長期的な効果をもたらす、日本の識字率の高さを見れば教育の偉大さがわかる。しかしこれは日々、環境問題を意識して習慣化しなければ効果はあまりない。わたしが日々片付けする習慣がないばっかりに、汚部屋となってしまうことからもわかる。では習慣化する仕組みをつくれば問題解決する。これがSDGsやESG投資といった流れになっているのだろう。わたしでいえば本を片付けるのが面倒で散らかってしまうのであれば、布団を敷くスペースとなりに本棚を置いて、片付けしやすい配置にするなどの対策がある。
 
もう一つは、片付けるのが面倒なら、いっそのこと物を捨ててしまえば問題なくなる。いわゆる断捨離である。いらないものは捨てるか、ブックオフやメルカリなどで売ってしまえばよい。だが環境問題ではいらないから捨てるというのはできない。海のゴミになるからといって宇宙に送ったり、地中に埋められないからだ。また中古品販売はわたしがいらないものでも、ほかに欲しい人がいるという証明にほかならない。いまあるものは、必要なもので、そこに生きる人がいると考えると、環境問題を引き起こすのだから捨ててしまうとは、携わっている人を排除する考えになってしまう。どんな独裁者であれば可能というのだ。習近平主席でも不可能だろう。
 
そもそも環境問題において全人類は被害者であると同時に加害者なのだ。
誰が悪いというわけではなく、みんな悪い。みんなの責任なのだ。そこに当事者ではない人はいない。だからみんなが、エコバックやマイボトルを持つ、冷暖房を余剰に使わないなど日々の心がけが必要になる。もちろん、責任はCO2などの有害物質を多く排出している先進国が大きくなるのは当然である。より恩恵を得ているのに、その問題を別の地域に押し付けるのはいかがなものかと思う。
 
そしてわたしの散らかった部屋は、みんなの責任ではなくわたしの責任なのだ。どんなに言い訳をしてもわたしの自己責任なのだ。わたしの暮らしでの日々の積み重ねや大掃除での仕掛けづくりなどで部屋を綺麗にするしかない。
 
パソコンを振り返れば、片付けないと寝られない持ち物やゴミが山のように積み上がっている。……さて片付けますか。
 
 
 
 
***
 
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2021-01-16 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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