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幸せな人生とは「キラキラ女子」になる事だった


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:曽屋 由香里(ライティング・ゼミ 日曜コース)
 
 
「もっと自分を大切にしないとダメだよ」
 
今なら、なぜそういう事を友達からよく言われたのか分かる。
少し前までの自分では、なぜそう言う事を言われるのか、理由も理解する事もできなかった。
 
私は、いいのか悪いのか忍耐力が強い。
裏を返せば、自尊心のなさからくるもので、ただ問題から目を背け、物事に真正面からぶつかる勇気がなかっただけなのだが。
 
小さい頃は、自分に自信がある子供だった。
しかし高校の時に、同級生から嫌がらせを受けた事も原因だったと思うが、いつの間にか自分の中で”自分はダメな人間” ”私なんか”と、自分の価値を低く見てしまう癖が身についてしまった。
 
その癖はとても厄介で、表面では明るく振舞っていても、心の底にいつもヘドロのようにはり付いていて、重く私の思考を濁らせるのだ。
そして、そのうちに私から「素直さ」を奪い、自分の事も他人の事も屈折して見るようになる。
 
社会人になり、仕事が忙しすぎるのと先輩からのプレッシャーで、ストレスがかなり溜まっていて、心が荒む日々が続いた。
その頃には恐ろしい事に、その考え方はいつしか無意識になり、もはや息をするように言葉として表に出てくる事もあった。
いくら自分を褒めてくれた人がいた所で、
 
”どうせお世辞でしょ” や ”思ってもない事言わないでよ”
 
と勝手に決めつけ、挙句自虐に走り
 
「私なんてブスでバカで、相手にする人が可愛そうですよ」
 
と、せっかく褒めてくれた相手に失礼で返答に困ってしまうような事を言ってしまう人間になってしまっていた。
 
そんな時、時代はインスタグラムが流行りだし「インスタ映え」やら「キラキラ女子」やらを目にする機会も増えた。
 
もう心が真っ黒な私には、「いいね」なんて思うはずもなく……。
 
可愛く映る女の子の写真には
”加工して可愛くしてるだけで、本当はブスでしょ”
 
カップルの写真には
”こういうの載せてる人達ほど別れるって”
 
旅行の写真でポーズを決めてる写真には
”あんたじゃなくて風景見せろや”
 
とまぁ、次から次へと最低な言葉がポンポン出てくる出てくる。
 
中でも、充実した私生活を載せている「キラキラ女子」は大嫌いだった。
 
しかしそんな私にも転機が訪れる。
30歳を迎える年、自分の中での思考の棚卸をした事だった。
ずっとモヤモヤしていた心に、問いかけを始めたのがこの時だった。
とにかく、自分のしたい事が出来ていない事、周りの環境、自分の生活習慣を見直した。人のせいにするのもヤメた。
 
いつも考える時に「これをしなかったら、死ぬ時後悔しない?」と問うようにした。
 
で、思い切って仕事を辞めた。
そして、やりたかった世界一周に旅立ち、さらに多くの経験をした事で自分に自信がついていくのと心が満たされていくのを感じると同時に、浄化されていくのも感じていた。
気がつくと、”自分はダメな人間” や ”私なんて”と言わなくなっていた。
 
帰国した私は、悟りでも開いたかのように穏やかになっていた。
そして、1人の男性と出会いお付き合いをした。
しばらくして、彼との関係で違和感を感じ始めた時に友達から、またあの言葉を言われたのだ。
 
「もっと自分を大切にしないとダメだよ」
 
やはり長年の思考の癖というものは、そう簡単には治っていなかった。
私はその時初めて、主観的な考えを一旦辞め、時には友達の意見を聞き、自分の考えや気持ちを書き出し、客観的に見る事でどうしたいのかを冷静に考える事をした。
 
彼があなたにした態度は? その言葉を受けてどう感じたの?
彼とどうしていきたいの?
 
私は傷ついたし、悲しかった。
どっちに転んでも、彼とはちゃんと話したい。
 
初めて、なあなあにせず正面からぶつかった。
結果はダメだったけど、ちゃんと相手と向き合った事を、自分でちゃんと褒めてあげた。
 
ここで、天狼院書店との出会いがあるのだが、詳細は割愛させてもらう。
この出来事と天狼院書店との出会いは、私に大きな変化を与えてくれた。
自分と向き合う事で、今までなくしていた「素直さ」が戻ってきたのだ。
 
そして、自分と向き合う事を更に深めた結果、高校生の私と出会った。
 
あぁ、あの時もすごく悲しくて傷ついてたんだな。
やめてって言えなかった自分だけが悪いんじゃない。どっちも悪かったところがある。ただ、辛かったね。でもよく頑張った。
そう自分を受け入れる事で、あの考え方の癖は自分を守る為に、ここから生まれたのかと気がついたのだ。
 
守るものがなくなった私は、自分をかわいがる事にした。
それは怠惰になる事ではない。
体にいい物や美味しいご飯をきちんと食べる事、ちゃんと睡眠を取る、肌の手入れに時間をかける、適度に運動する、いい音楽を聴く、やりたい事は我慢しない、思った事を相手に伝える、語弊があかもしれないが、自分の嫌なことはしない。そして、自分を認め、褒めるべき時にちゃんと褒める。常に心を満たす。
すなわち「自分を大切にする」事だ。
簡単な事だけど、意外と出来ない人が多いんじゃないだろうか?
 
心を満たすのに、誰かにしてもらおうと思う事は大いにあると思う。しかし、仮に満たされたとしても、それは一時的なものに過ぎず、すぐに枯渇してしまう。
唯一枯渇させない方法は、自分で自分のご機嫌を取り、自分の心は自分で満たす事だ。
 
心が満たされた私はどうだろう?
前まで、イチャモンしかつけていなかったインスタグラムの写真たちにも
”加工でも可愛く映ってればいいよね”
”仲良しカップルでイイね”
”そういう写真の撮り方もアリだよね”
なんて思うようになる。
 
そして何よりも驚いた事が、今私のしている事は、自分が大嫌いと思っていた
「キラキラ女子」の生活になっている事。
何であんなにも嫌いだったのか、今ならわかる。
単純に「羨ましかった」のだ。
 
私の場合、幸せな人生とは大嫌いな「キラキラ女子」になる事だった。
 
 
 
 
***

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2021-02-06 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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