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私がメタボ解消に真剣になった本当の理由

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:長澤 道夫(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
「あなたはメタボリックシンドロームです」
それは一年に一度の定期健康診断での主治医から一言だった。メタボリックシンドローム(内臓脂肪蓄積型肥満症)。通称メタボ。
 
この私がメタボ? そんな馬鹿な。小学校では野山をかけまわり、中学校では水泳で身体を鍛え、高校では柔道で精神も鍛錬したこの私が。
たしかに、このところ運動はしていない。とくにコロナで在宅勤務中心になってからはなおさらだ。毎週通っていた市民プールもコロナ感染リスクを考えずっと通っていない。
在宅勤務だと間食が自然と増えたような気もする。
でも、メタボって、デブデブのおじさんがなるものでしょう?
 
私はそんな体型じゃない! そうだ、今日は正しく測定できなかったんだ。腹囲測定のときお腹に力がはいってしまった。いつものように少しお腹をひっこめればよかった。いやいや、看護婦さんが測定ミスしたのかも。いずれにしても、何かの間違いに決まってる!
 
でも、たしかに、たしかに、たしかに……
最近ズボンのベルトがきついのは確かだ。ベルト無しではズルズルだったズボンが、今は普通にはくことすらままならない。さらに、身体を前にかがめるとお腹の肉がはらに食い込む。
そして、今日の身体測定データが私に事実をつきつける。腹囲が昨年より5 cmも上回っているのだ! ガーン……
 
データは残酷だ。人の心の機微を無視し、事実を冷徹につけつける。
だから健康診断なんて嫌なんだ。病院からの帰り道、今にも雨が降りそうな梅雨のじとじとした夕暮れ、無言で私は家路についた。
 
それからというもの、私の気持ちは沈みっぱなしだった。
長引くコロナ禍の影響で在宅勤務が継続されたこともあり、太ったお腹を職場の仲間に気づかれずには済んだ。でも、不健康な生活習慣を変えることもできず、夏の間に私のお腹の脂は蓄積しつづけていた。
 
そんなある時。夏の猛暑がひと段落した秋の良く晴れた日、私のスマホの着信音が鳴った。
「長澤様の携帯でしょうか? わたくし、長澤様の加入されている健康保険組合からの依頼で長澤様の健康支援を担当するものです」
 
そういえばメタボになったらカウンセラーとの面談があるんだった。カウンセリングでメタボがよくなるのかな? 気分はのらなかったが、とりあえずその日は次回の面談日時を決めて電話を切った。
でも担当のカウンセラーが優しそうな女性だったのは救いだ。主治医のような強面の男性だと常に𠮟られているようで相談などできない。
 
数日後、面談はオンラインでおこなわれた。担当カウンセラーの名前は「石田ゆり」さん。なんとあの当代きっての好高感度女優「石田ゆり子」と一字違いだ。
石田さんは面談を通して親切にいろいろ教えてくれた。
まず、私はメタボリックシンドロームではなく、正確には、その「予備軍」であること。これには、ほっとした。私は、まだ、メタボではなかったのだ!
それから、内臓脂肪が蓄まると血管が損傷し、糖尿病・脂質異常症・動脈硬化といった生活習慣病のリスクが高まること。食事の量だけでなく食べ方も大事であること。なるほど、やさしく丁寧に説明してくれると納得できる。
そしてなにより大事なのは、体重を継続的に記録すると改善効果が高いこと。 ムッ?
体重を継続的に記録する?
実は、我が家には体重計がない……
数年前に壊れたまま、買い替えていない。
 
「体重計ないのですか……できれば、体重計は購入された方がよいですよ。最近の体重計は体重以外にも体脂肪率も計測してくれますしスマホとも連動するのでデータの管理も簡単ですから」 石田さんによると生活習慣の改善には自分自身の意識を高めることが大事だそうだ。周りの人があれこれ指導しても本人が自覚しないと長続きしないし、データを細かく記録し日々の変化を知ることで様々な気付きが得られ、楽しみながら生活習慣が改善できるとのこと。
なるほど、なるほど。そう言われたら買うしかない。
 
その日の面談終了後、私は、早速、WEBで体重計を調べたみた。一口に体重計と言っても沢山の種類がある。体重や体脂肪率だけでなく、筋肉量、基礎代謝量、推定骨量、体水分率までも計測できるものもある。もちろんスマホにも連動するものも多い。
何年もの間、壊れた体重計を買い替えることもせず過ごしてきた私であったが、今回ばかりは体重計を即日購入した。
翌日、体重計が手元に届いた。
梱包をほどき、電池を体重計本単にいれ、スマホにアプリをダウンロード。準備完了!
恐る恐る体重計に乗る。
そこに示されたのは驚愕の体重。これはヤバい。定期健康診断のときからさらに2Kgも増えている……
 
でも、その時から、何かが変わった。私の心に火が付いた。
毎日体重計で計測するのはもちろんのこと、
朝食を毎朝キチンととる。
仕事開始前に30分の散歩。
昼食はカロリー控えめ。間食はしない。
夕食は夜8時までに必ず終わらせ、それ以降は朝まで一切たべない。
週末は海辺まで往復2時間のウォーキング。
 
すると、不思議なことがおきた。
データが自動で記録され、スマホのアプリで簡単にグラフがみれる。いつでもどこでもデータを確認できる。そうなるとデータの傾向やバラつきが気になってくる。なぜ昨日は体重が減ったのに今日は増えたのか? 体脂肪との関係は? 食事と運動との関係は?
データを記録し、データを比較することで、データの意味が知りたくなる。健康に関するいろいろな情報を調べたくなる。調べると試してみたくなる。
データは親切だ。自分の生活習慣を色眼鏡を通さず客観的な事実として分かりやすく示してくれる。自分で考え、自分が納得して前に進むのを助けてくれる。
メタボの怖さ、運動の重要さ、食事の大切さ。自分をコントロールすること。
 
今から思えば、私を傲慢だった。生活習慣についての知識をもたず、生活改善の努力もせず、現実から目を背けていた。うすうす気付いていながら、事実から逃げ、過去の栄光にすがろうとしていた。
でも今はもう違う。体重計という武器を手に入れ、データをつかって自分をコントロールする術を学んだのだ。
 
体重は下がりはじめた。腹囲も少しづつ改善している。
まだ、体重は目標には届いていないが、私にはわかる。
次の健康診断では以前のスリムな体型を取り戻していることを。
 
 
 
 
***
 
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2021-03-13 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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