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メディアグランプリ

あなたという無声映画の同時通訳を「預言CAFE」で聞こう


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:國井江美子(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
『おもしろいカフェがあるんだわ~!』
と、知人から聞いた。
その名は「預言CAFE」。
「預言CAFE」とは文字通り「預言」を受けられるカフェのことである。
 
「言を預かる」と書いて「預言」。
では誰の言葉を、誰が預かるのか?
 
聞くところによると、「預言CAFE」の経営母体は某キリスト教団体だという。
よって預言の出所は神である「イエス・キリスト」になるらしい。
で、そのカフェには「神からの言葉を伝える人」言わば メッセンジャーのような役割を担っている人がいるという。
ここではわかりやすく「預言者」と呼ぶのが相応しい気がする。
「“イエス・キリストの御言葉”を“預言者”を通じて“迷える子羊”である我々に伝えてくれる神聖な場所」が「預言CAFE」なのだ。
 
とっっっても、胡散臭い。
胡散臭さ10000%ではないか。
 
しかしその「預言」とやらが、知人いわく「かなり当たっている」「的を射ている」らしいのだ。
このような話を聞いたときのわたしの反応は、こうだ。
 
《百聞は一見に如かず……》
 
というわけで「預言CAFE」に足を向けてみた。
 
「預言CAFE」の営業時間は14:00~だった。
1時間前の13:00~店頭に“予約リスト”が出されるので、名前と人数を記入する。
時間になるまで普段は馴染みのない「高田馬場」駅周辺をフラフラと散策することにした。
 
14:00の開店と同時に、予約の記入順に名前が呼ばれる。
 
店内は「赤」を基調とした、ごく普通の清潔感あふれる居心地のいいカフェだった。
店員さんのエプロンも「赤」で統一されている。
 
珈琲にはこだわっている様子で、メニューも豊富だ。
珈琲一杯の単価は約1000円。
それでも「神からの預言」というオプション付きだと考えれば、安いものだろう。
わたしは「トラジャ珈琲」を注文した。深煎り独特のスモーキーな香りも、コクのある味わいも十分に満足するものだった。
 
「預言者」は突然にやって来る。
 
赤いエプロンの清楚な雰囲気のお姉様が、となりの席に座りかけながら言う。
『預言、受けられますか?』
わたしは勿論『はい、お願いします』と答える。
個人情報のやり取りは、皆無だ。
 
録音OKなので、スマホのボイスレコーダー機能をOnにする。
 
――ボイスレコーダーをOffにするまで、3分27秒――
 
その間まぎれもなく初対面のお姉様……いや「預言者」は、わたしに関する「預言」とやらを、のべつまくなしに喋り続けた。
 
いかにもキリスト教らしく『主(しゅ)は言われます……』から始まる文言のなかに「棘」や「毒」は一切ない。
わたしへの3分27秒のほとんどは、愛のある温かい励ましの言葉で埋められていた。
きっと「預言」を受けた誰しもが、自分に向けられた「慈愛に満ちたエール」に心打たれるのではないだろうか。
思わず涙してしまう人も多いとは聞いていた「預言」だが、それも『なるほどな……』とじわりと腑に落ちた。
 
さて肝心の「預言」の内容について、である。
 
【あなたに任せているものを、あなたが丁寧に温めてきてくれたことを私は喜んでいますよ。卵をかえすように、初めは固いし何が産まれるのか分からない。今まさに、そのような時かもしれないけれども、あなたが持ち続けるのであれば、それはちゃんと大きくなっていき、その中で成長が見られる。殻の中で、どうなっているのか分からないけれども、でもちゃんと大きくなって成長している】
 
【今までの色々な経験、見てきたこと、色々な価値観に触れてきたこと、それがよい材料となっていくでしょう。あなたは自分が“何を持っているのか?“と思うこともあった。でも私から見るのは倉庫にいっぱい段ボールがあるように、あなたの持っているものは多い。私がそれをどう組み合わせればよいのかあなたに教えよう。試していく中で、それは起こっていく。あなたが「これ」と「コレ」はどう組み合わせるんだ? と思いながら、面白く楽しくやっていく……その姿を喜びます】
 
【あなたは今、探している時。今やっていることは“よい取っ掛かり”なので、試してみてください。全部を繋ぎ合わせようとすると、全部がよい「正解の地図」を描きすぎようとすると、なかなか行動できないけれども、ここをやってみて、そこからどうなるか考えてみようと思う、あなたの“足跡”が結果的に「地図」になっていきますよ】
 
わたしは今、天狼院書店の「ライティング・ゼミ」という講座を受講している。
基本的に課題の提出は毎週あり、その内容は第三者に読まれる2000文字相当の文章を書いて投稿する、というものだ。
「預言」の内容が、この「ライティング・ゼミ」に関することと、かなりリンクすることに驚いている。
 
まず「卵をかえす」という比喩のくだりは秀逸だと思う。
そう「殻の中でどうなっているのか分からない」とは、「自分の成長が見られない・感じられない」ことに対する一種の虚無感であった。
自分から「ライティング・ゼミ」を受講したものの〈こんなことをやって一体、何になるのか……?〉と思えてならなかったのだ。しかし「主」いわく意味のないものではないらしい。
 
さらに「倉庫の段ボール」の喩えもまた〈うまいこと言うな……!〉と感心せざるを得ない。
これは「今までインプットしてきた頭の中にある在庫(ネタ)」のことを言い表しているのだと思う。あるいは「経験値としてのストック」と言い換えられるかもしれない。
点と点を線でつなぐように、頭の中で「あのネタ」と「このネタ」を組み合わせていく。
確かに「書く」とはそのような作業である気がする。
 
そして“よい取っ掛かり” “試してみてください”とは「ライティング・ゼミ」で間違いないと確信する。
「ライティング・ゼミ」は「自分の地図」を描くための“ひとつの足跡”だろう。
ところどころ読めなくても、薄汚れていても、ボロボロに破けていても、「宝の在処」はきちんと示されている、そんな地図を描きたい。
 
……まるで心を見透かされているかのようだ。
抽象的ながらも的確な比喩表現に感嘆する。
 
そもそも「預言」とは、どういう仕組みになっているのか?
そのヒントがボイスレコーダーに残っていた。
「主」からのメッセージは「預言者」に【ビジョン】として、つまり映像という形で与えられるらしい。
なぜなら前置きとして『こういうビジョンが視えるのですが……』という「預言者」の語りが記録されているからだ。
 
ならば「預言者」は“ビジョンを言語化するプロ”である。
それも「瞬時」に「適切な言葉」に落とし込む。
これは驚くほど高いスキルだ。
とても一朝一夕に成せる技ではない。
相当な訓練を要する“職人技”だと言えるだろう。
 
「預言CAFE」は【あなただけのまだ見ぬ希望のビジョン】の言語化が聞ける、稀有な場所だ。
 
【まだ見ぬ希望のビジョン】とは、あなたの、あなたですら気づいていない、「心の奥で熟すように進行している物語の断片」なのかもしれない。
あなたの心の奥深くに内在するビジョンとは、何だろうか。
それを「預言者」が「イエス・キリストの言葉」として教えてくれる。
 
あなたの奥底に眠る「あなただけの無声のショートムービー」に“ナレーション”を入れてくれるのは「預言者」という名の“職人”だ。
「預言CAFE」の醍醐味は、その“ナレーション”を自由に解読する楽しみにある。
美味しい珈琲とともに、あなたの内にあるストーリーを紐解き、紐付けるのだ。
 
 
 
 
***
 
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2021-03-13 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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