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福岡空港にあるクロワッサン専門店「三日月」が、ドラえもん的救世主だった件


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:ニシモトユキ(ライティング・ゼミ朝ゼミ)

 
 
職場のメンタルヘルスを専門とする研究者である私は、いろいろな企業に呼ばれて講演に行く機会が多い。
つまり、出張が多い。
どれくらい多いかというと、2017年に飛行機に乗った回数は55回。
11月・12月だけで20フライト超え。
ひと月のうち、半分は東京以外のところにいる。
京都から東京駅で乗り換えて一ノ関(岩手県)へ、なんて新幹線の乗り継ぎや、福岡から羽田まで飛んで、品川から新幹線で岐阜へ、なんて飛行機からの新幹線乗り継ぎもある。
周りからは、「いつも移動して大変だね」と言われるが、私はこの生活が好きだ。
自然派ワインと燗酒と美味しいものが大好きなので、出張は大歓迎。
各地で開拓にいそしんでいる。
そんな出張好きの私が、頭を悩ませることがひとつある。
それは、「お土産」問題だ。
 
先日、仕事で福岡に行ったときのこと。
福岡は私の出身地なので、実家にも帰ることのできる最高の出張だ。
けれど私は、あるミスを犯した。
早朝6:35の飛行機だったこともあり、羽田空港に着いたのは保安検査場締め切り時間ギリギリ。
バタバタと搭乗口へ。
その結果、実家へのお土産を買いそこねたのだ。
「お土産くらい」、「実家ならいいじゃない」と思われるかもしれないが、お土産を渡したとき、「別にいいのに」と言いつつ、満面の笑みを浮かべる母を思い出すと……やっぱり、どうしても気になる。
「やってしまった」感を引きずったまま、福岡空港に到着。
到着ゲートを出た私の目に飛び込んできたのが、クロワッサン専門店「三日月」だった。
「三日月」は、2005年にオープンした北九州市に本店を置くクロワッサン専門店だ。
天然酵母を使っているのがウリで、職人がひとつひとつ手作業でつくるクロワッサンは、表面はカリッと、中はもっちり。
そして、バターの濃厚な香り。
この香りをかぐと、「クロワッサンが嫌い」なんて人、この世の中にいるんだろうか、なんて思う。(ダイエットの敵ではあるけれど)
私が福岡に住んでいた頃はなかった店で、いつのまにか、博多駅にできて、福岡空港にできて、すっかり福岡みやげの定番に。
私もときどき、東京に戻るときのお土産として購入していた。
そして、閃いた。
「これ、母へのお土産としても使えるんじゃ?」
私と違って、博多駅や福岡空港を利用することの少ない母には、珍しいはず。
しかも、「三日月」のクロワッサンは種類が豊富だ。
プレーンもいいのだけど、チョコやメープル、紅茶といったみんな好きだよね、というものから、きなこ、ごま、よもぎ、抹茶なんて、和っぽいものもある。
よもぎの中にはあんこが入っていたり、抹茶の中にはホワイトチョコが入っていたり。
渡す相手に合わせて、「どんな味がいいかな?」と選ぶのも楽しい。
母に選んだのは、プレーン、ごま、抹茶。
そして、自分には紅茶を。
北欧紅茶のセーデルブレンドアールグレイを仕込み水に使って、生地には茶葉が練り込まれて、思わず目を閉じたくなるいい香りがする。
会計をしようとレジに進むと、見慣れない8cm四方くらいのカラフルな箱が目にとまる。
手にとってみると……「ラスクロ?」
どうやらクロワッサンをラスクにした新商品らしい。
クロワッサンの日持ちは3日だけれど、こちらは賞味期限が長い。
シュガー、天然塩、シナモン、紅茶と4つのフレーバーがある。
フレーバーごとに色の違うカラフルな箱に入っていて、見た目もよし。
ということは、東京に戻るときのお土産として、さらに使える!
そして、ここで驚愕の事実。
 
税込288円
 
「え、まじで」と思わず口に出しそうになった。
安く見積もっても、500円くらいには見える。
これは三日月に限らず、福岡空港でお土産を探すときに、常々思っていることだけれど、博多って商人の街だよなぁ、つくづく。
ラスクロのように、箱入りで、美味しくて、リーズナブルなお土産の種類が豊富なのだ。
赤い風船の「博多きゃらまん」とか、九十九島の「博多まろん」とか。
相手に気を遣わせすぎず、「これ、福岡にちょっと帰ってて」と渡すのに最適。
そしてつい、いくつも買ってしまう。
商売上手だ。
全国各地に出張に行っているから、断言できる。
北海道もお土産天国だし、大阪の551の豚まんは唯一無二だと思う。
でも。
箱入りで見栄えがして、美味しくて、300円くらいで買える、そんなお土産の種類は福岡がダントツで多い。
結局、母へだけでなく、東京に戻るときのお土産までちゃっかり買い込んだ。
(出張先に着いたら、一番に東京へのお土産を買う、というのは実は私の常套手段だ。スーツケースにしまってしまえば、あとはもう何も気にしなくてよくなる。)
 
そんなわけで、三日月は、痛恨のミスをカバーするだけでなく、お土産問題をスッキリ全部解決してくれたのだ。
母は、いつものように、「別にいいのに」と言いながらも満面の笑み。
私たちの昼ごはんになった三日月のクロワッサンは、昼食づくりからも解放してくれた。
目ざとく、ラスクロの箱を見つけた母に、カラフルな小箱たちは実家に置いていくことになったけれど。
三日月最高! 心からそう思った福岡出張だった。
 
 
***

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2018-05-23 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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