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メディアグランプリ

一周回ってやってきた「風の時代」に思うこと


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事;岡 智子(ライティングゼミ日曜コース)
 
 
昨年12月、60歳になった。
「なってしまった」というのが正直なところで、決してポジティブな気持ちではない。
 
自分から年齢を伝える場面が多くあるわけではないのだが、何かのアンケートや申し込みの場面で、年代を聞かれる場面。50代までは全く気にせずに答えていたが、「60代」に〇をつけることに躊躇する。「60代以上」という選択肢があると、60代以上を、高齢者という一括りにされたようで、さらにもやもやする。
 
テレビを観ていて「あ~、好きだったな~」とか「久しぶりに聞いたな~、観たな~」という歌やドラマの紹介に「懐かしの」や「昭和の」という言葉がついていると、「あぁ、もう昔のことなんだな~」と寂しくなる。
 
友人たちが、小さい字が読みにくい、と老眼鏡をかける中で、裸眼で小さい字を読むことができるのが、ささやかな自慢だったが、だんだんきつくなってきた。
 
友人たちのSNSには、孫との写真がアップされることも多くなってきた。子どもがいない私にとっては、「もうついていけないな~」という感じ。片や、同年代でバリバリ働いてきた友人の「社外取締役を拝命しました」という投稿を見ると、「すごいなぁ~、シャガイトリシマリヤク、っていくらぐらいもらえるのかしら?」と下世話なことを考えてしまう。
 
女性のライフキャリアの選択肢は、男性のそれよりたくさんある気がする。学校を出てから働くか働かないのか、仕事に就いた後、結婚するかしないか、結婚しても仕事を続けるか辞めるか、子どもを作るか作らないか、子どもを産んで働くか働かないか、などなど。その後は、配偶者との別れや新たな出会い、親の介護をする、しない、などの転機もあり、女性の転機は何度も訪れる。このライフキャリアのフローチャートは、50代、60代と年を重ねるにつれ、どんどん枝分かれしていき、人生はますます多種多様になっていく。40年近く前に、一緒に学校を卒業しても、60歳を迎える頃には、全く異なる人生を歩んでいるのだ。
 
ライフキャリアの選択肢が豊富なことは良いことだろうか?それぞれの転機において、本人が自分の意思で選べるのであれば、選択肢が多いのは良いことだろう。しかし残念ながら、女性の場合はそれぞれの転機においての選択について、「女だから」「嫁だから」「娘だから」「母親だから」など、少なからずジェンダーの影響を受けて、自分が納得して行ったものではないことも多いように思う。だからこそ、年齢を重ねて、自分とは違う生き方の同年代の女性をみると、ないものねだりもあって、後悔や焦りを感じてしまうのだろう。私は自治体の女性相談員として、ずっとそんな女性の相談を受けてきた。
 
「年齢なんて関係ない!自分らしく生きましょう!」
と人に言っていた私が、自分にやってきた「60歳」という年齢にドギマギしているのだ。
 
そんなある日、10年以上前の相談がきっかけで友人関係になった50代の女性が、久しぶりに話したいことがある、と連絡をくれた。彼女自身のこれまでのいくつかの転機の話を聞いているが、今回は来春に地方への移住を決めたことの報告だった。シングルで育ててきた息子が就職して独立することをきっかけに決めたのだという。仕事は在宅でも地方でも、インターネットが繋がるので心配ないとのこと。楽し気に語る彼女に「よく決心したね」と言ったところ、「これからは『風の時代』私たちの時代ですよ」と彼女が明るく言った。
 
彼女の話では、西洋占星術の世界では、2020年の12月から世界は「土の時代」から「風の時代」に入ったらしい。昨年の12月まで200年以上続いていた「土の時代」とは「物質」や「財」、言葉を変えれば「土地」「お金」「権力」といったものが重視されてきた世界。それに対して昨年12月から始まっている「風の時代」で重視されるものは「知性」「情報」「コミュニケーション」など、まさに風のように「形のないもの」なのだそう。モノや慣習にとらわれない「自由」で「柔軟」な世界だ。いうまでもなく、コロナ禍で社会の価値観は大きく変わった。リモートワークが進み、会社といった「場所、土地」にこだわらなくても仕事ができるようになった。フェイクニュースも含め、情報が溢れる世の中にあっては、本当に自分に必要な情報を見分ける「知性」が求められるという話は納得がいく。
 
私は、今年の4月からライティングゼミを受けている。子どものころ好きだった「書く」ことを楽しみながら深めたい、という気持ちと、自分も何かを発信したいという気持ちからだ。
加えて今月からは、オンラインでのプログラミング講座を受講することにしている。どこまでできるかわからないが、仕組みを知っておくことはこれから必要になるし、何だか楽しそう、と思ってのことだ。まさに「知性」「情報」「コミュニケーション」といった「風の時代」にピッタリではないか!
 
60歳は「還暦」とも言われる。干支・十干の組み合わせが60年で一巡することから、「元の暦に還る」という意味で「還暦」と呼ばれるようになったそうだ。「一周回って、振り出しに戻る」という感じだろうか。
 
つまり私は、「風の時代」の始まりに、「新しい振り出し」を迎えたことになる。
う~ん、何だかワクワクしてきた!
これからは、しなやかにしたたかに、「風の時代」を生きてみよう!
 
 
 
 
***
 
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2021-08-07 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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