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メディアグランプリ

マスクの下の笑顔


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:篠原蘭 (ライティング・ゼミ集中コース)
 
 
「いつも楽しそうですね」
周りの人に言われた私は「そんな事ないですよ」と応えた。
謙遜でもなんでもなく、別に毎日が楽しいとは思っていない。
しかし、あまり喋った事のない同僚からのこの言葉は少し照れくさもあり、嬉しかった。
 
朝から暑いし、通勤ルートは渋滞、職場はエアコン効きすぎて寒いし、午後は眠い……とはいえ、朝飲むはちみつ入りの豆乳は美味しいし、青信号が続くと嬉しい、職場で飲む紅茶は落ち着くし、仕事終わりのスマホゲームは癒やしだ。
小さなストレスと癒やしを繰り返しながら、毎日が流れていく。
正直、日常ではストレスが少し勝っているが、休日は癒やしが勝っている。
 
元々花粉症なので、マスクを使う事には抵抗は無かったがまさか夏までマスク生活になるとは思っていなかった。そんな夏から1 年が過ぎて、2年目のマスク生活の夏を迎えた。
鼻より下の素顔を知らない知人が増えた。
 
マスク生活をしていて、コミュニケーションにおいて困るのは声が聞こえにくい事と、表情がわかりにくい事だ。口元が隠れていると、笑っているかどうかわかりにくい。
 
考えてみれば、お祭りやイベントが中止続きで笑う事が減った。多少の娯楽は存在するが、どこか制限された中で消化不良な時もある。
例えば、これまでコンサートやライブに行く事が楽しみの1つであった。憧れのアーティストに声援と送り、終わると友達と感想を語り合う。そんな楽しみがあった。しかし、今では行っても、声は出さす、友達に会っても簡単な挨拶のみ。これまでの楽しみかたで100のストレスが解消されたとしたら、今は40くらいだ。この60の差が減らないのだ。
解消されなかった60のストレスをどうするか私なりに考えてみた。先に言っておくが、私はストレスの専門家ではない。当然ながら、私が個人的に試してみた方法の話だ。
それが、マスクの下で口角を上げるという事だ。
 
この記事を読んでいる方は「楽しい」と声に出してみてほしい。その時に、口を小さく開けて発した「楽しい」と、口を大きく開けて発した「楽しい」はどちらがより楽しかったでしょうか?
私は口を大きく開けた「楽しい」の方が楽しかった。そして、小さな違いに、自分はハッとした。口元の動きや角度で感情まで引っ張られるんだ、と。
 
それから、私は基本的にマスクの下では口角を上げるようにした。すると、日常のストレスが10から8になった気がした。このまま1週間で考えてみよう。
平日が月曜から金曜までの5日間、1日のストレスが10の場合は50、1日のストレスが8の場合は40となる。休日は予定の内容により癒やされる数値が違うとしても、1週間で10違うのは私としては大きな差だ。
 
この方法は続けないと意味が無いが、私には続けられる自信があった。その理由としては、毎日の習慣にある。私は鏡を見る時に笑う、という習慣がある。
この習慣はもう5年以上続けている。以前、プロにメイクを習った時「真顔でメイクするんじゃなくて、笑った状態でメイクすると笑った時に1番可愛いく見えるよ」と教えてもらった。何気無い一言だったかもしれないが、その言葉が私はどうも気になってその後はメイクする時はいつもニコニコしながメイクするようになった。最初はメイクの時だけだったが、そのうちメイクとしない時でも鏡を見る時はニコニコするようになった。
かつて接客業をしていた時にうまく笑えない事もあったが、この習慣のおかげで笑顔が自然にできるようになった。
自分自身で笑顔の効果は実感していたので、マクスの下で口角を上げる事が毎日続けている。
 
これはいつかマスクが無い生活になった時や一時的にマスクを外す場面になった時にも、抵抗が無く対応できると思う。ここ1年で生活は変化した。このままずっと続くのは困るし、何かしらの変化は1年以内にもあるだろう。そうなった時、批判的にならず柔軟に対応する事が1日のストレスを10から8に、もしかしたら8から7にできるかもしれない。
 
マスクで隠れているからといって、かたい表情のままでは考え方もかたくなるかもしれない。見えない部分まで意識するのは慣れるまでは大変だが、私には効果があった。
私には鏡の前で笑うという土台があったから、マスクの下で口角上げる方法にたどり着いたが、必ずしもみんながこの方法に合う訳でも無いし、続けられない人もいる。
自分の習慣を思い出し、そこに少しだけ付け足して、日々のストレスが少しでも減るようにしてみて下さい。
 
自分が楽しいと思ってなくても、人から「楽しそう」に見えるのは、悪くないしその会話がコミュニケーションのきっかけになるかもしれない。
 
 
 
 
***
 
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2021-08-10 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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