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ツケを払う時になって投資のやり方が間違っていたとわかった話


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:早藤 武(ライティング・ゼミ超通信コース)
 
 
「 何でこんな時に! いつも気をつけていたはずなのに!」
 
お盆休みの連休を使って、北海道内を車で旅行しようと函館から札幌まで移動を始めたときに問題は起こりました。
 
時はさかのぼって問題が起こる時間の1時間前のことです。
眠気覚ましに、コーヒーやガムをコンビニで買い込みました。
車を出発させる前に、お気に入りの音楽を数時間分セットして途中で休憩する場所も既に調べてあるので抜かりはありません。
 
連休の初日なのもあって車の交通量も多いです。
当初予定していたよりも多めに休憩をとって安全に進もうと計画を修正しながら車の運転を楽しんでいました。
 
札幌までは一人旅なので、目的地に到着さえすれば自分のペースで行けるのが良いですね。
 
函館の街中を抜けて、山道に入ってもう少し進めば高速道路に入るのでスムーズに走れています。
高速道路に入る手前の信号待ちで、コンビニの袋からガムを取り出して噛み始めました。
運転に集中しなければいけない状態になると両手が塞がってしまうので、眠気防止のためにもガムを噛んで頭の働きを活発にします。
 
高速道路の入り口を抜けてスピードをあげて進めるようになったので、運転も楽になりました。
そして、高速道路に乗って30分ほど運転したのでトイレ休憩をとって気分転換をして自分でも気が付かない疲労を抜いておきます。
 
長距離運転をするほど、いつもよりこまめに休憩をとったり、車のガソリンに余裕を持って補給するなど気をつけるように教習所や免許更新の時に話を聞いたりしたのを思い出します。
 
そして最初の休憩を終わらせて、車を走らせ始めた時に異変は起こりました。
 
「ガリッ!」
 
右側の耳に固いものが擦れるような、削れるような音が入って来ました。
 
(何だ!? 車は何もぶつかってないはず。耳の方で何かあったかな)
 
ハンドルを左手でしっかり握って、右手で耳を触ってみるけれども異常は見られません。
 
「ガリガリッ!」
 
また音が聞こえて、自分がガムを噛む動きに合わせて音が出ていることに気がつきました。
大まかな原因がわかったところで、次の休憩を予定していたパーキングエリアに到着するところだったので車を止めて口の中に含んでいたガムをティッシュに出して調べて見ました。
 
そこで見つかったのは、銀歯だったのです。
 
「 何でこんな時に! いつも気をつけていたはずなのに!」
 
どうしようと迷いましたが、お盆の連休シーズンなので歯科医はどこも休みに入ってしまっています。
そして、函館を離れて札幌に行く途中なのでどうすることもできないことに思い至りました。
 
幸いにも銀歯が外れたところに違和感はすごくありましたが、水を飲んでも痛みが出たりはないのでこのまま我慢して乗り切ろうと決めました。
 
歯から取れてしまった銀歯はティッシュに包んであとで綺麗に洗って、きちんと歯科医に行く時に持っていけるようにとっておきます。
 
車の移動途中なので、気を取り直して運転を再開して目的地である札幌に向かいました。
 
結局のところ、旅の目的は達成できましたが銀歯が抜けたことが気になってしまって旅を全ては満喫はできなかったのです。
 
歯が悪くならないように毎日歯を磨いていたのに。
連休中に歯が痛くなってしまったらどうしよう。
連休が明けてすぐに歯医者にかかれるように休みを取ったり、予約が取れるかどうか心配です。
治療もきっと1回じゃ終わらないからお金もかかるからお財布に痛いです。
 
そして連休が明けて、なんとか歯科医にかかることができました。
そこで新たにわかったことが私にショックを与えました。
 
「歯をきちんと毎日磨かれていたというのはすごいですね。しかし、磨き方に問題があったようですね。今日はもう少し時間はありますか? 歯磨きを改めてレッスンを受けて練習してみましょう」
 
毎日きちんと磨いていたはずなのに、実は十分な磨き方ができていなかったことが積み重なって今回の銀歯が取れてしまうまでの流れができていたようです。
 
改めて歯の磨き方を習ってみると初めて知ることが何個もありました。
歯ブラシだけだと歯は半分も磨けていないというのです。
なんと、歯間ブラシ(フロス)を使う必要があるということ。
 
また、歯ブラシで磨く時にも、歯の生え方や溝に合った磨き方をしないと汚れがきちんと落ちないので、奥歯や前歯で磨き方を変える必要があること。
きちんと歯磨きができていないと歯周病の原因となって、歯を支える歯肉が痩せてしまって、ひどくなると歯が抜け落ちる原因になるということ。
 
私はこれまで虫歯がないことが口の中が健康であると勘違いしていました。
しかし、今回改めて歯の健康が崩れかかっていることに気が付けるタイミングがあって取り返しがつく内に、動くことができて幸運だと思えるようになりました。
 
銀歯が取れたタイミングはすぐに歯科医にかかることができず、とても大変な思いをしましたが、逆に歯の健康を考え直す時間と良いきっかけができました。
 
自分ではきちんとできていると思っていても、ある時に間違っていたのだと気が付く瞬間がやってきます。
しかもそれは後払いの代金を支払うような形で大きくなってやってくるのだと気が付かされます。
 
銀歯がきちんと治って、普段の食事生活が過ごせることになった時に、自分の歯できちんと食事ができることのありがたみを感じました。
 
また別の出来事でも同じように気が付かないうちに健康が損なわれていると気が付くことがありました。
それは30歳を過ぎたときのことです。
社会人になってから初めて、山登りをすることになりました。
同僚が社内の研修で山登りができなかったので補習的に山登りをして達成感をみんなで味わおうということで、付き合いで登ることになりました。
 
私も学生時代は運動部だったので、身体を動かす自信はありました。
しかも初心者向けの山で小学校高学年が遠足で登れるところを選んだと聞いて内心では楽勝で登れるだろうと思っていました。
 
その根拠のない自信は登山開始10分で見事に崩れ去りました。
秋の山道で、スニーカーでも登れるように整備されているのですが急な上り坂が多く平らな道とは感覚が違ってきます。
 
「少し、休憩させてください! 息があがってしまって」
 
自分でもびっくりするくらいに息があがって、秋の涼しい風で上着を着るくらいでちょうど良かったのが、真夏のように暑く感じて上着を脱いでTシャツで歩くことになりました。
 
水分補給にきちんと水をリュックに入れてきていて本当に良かったと思いました。
30分も歩くと山道に慣れてきたおかげもあって、息が苦しくならずに登れるようになってきました。
しかし、足は明日には筋肉痛だと言わんばかりに歩くたびに重くなっていきます。
 
身体は学生時代にしっかり鍛えていたはずなのに、社会人になってからの忙しさを理由にして、すっかり定期的に運動する習慣が抜けていました。
 
山を登り切る前には、これまでを反省して普段からきちんと身体を動かすことをしようと心に決めるのでした。
 
山頂に無事に着くことができて、今回の山登りを企画してくれた上司に自分の運動習慣を見直そうとしている話をしました。
 
「きちんと身体作りをするなら若いうちにしておいた方が良いと思うよ。君はまだ30代になったばかりだから、今のうちに身体を整えれば年齢を重ねても動けるから頑張りなさい。40代を過ぎるともっと大変になるらしいからね」
 
山を降りる間に、どうやって運動習慣をつけようか話をしながら帰り道を進みました。
 
フットサルなどの社会人向けの運動サークルに入って、運動する機会を作る。
毎朝、ランニングをする習慣をつける。
そんな案が出ますが、いまいち続けられる感じが得られませんでした。
 
「そういえば、ジムに通ってみるのはどうかな? 初心者の人ならトレーナーの人からどんな運動をすれば良いのか。きちんと続けられるかアドバイスがもらえるはずだから試しに行ってみたら良いと思うよ」
 
上司からさらにアドバイスをもらって、試しに仕事終わりでも行きやすいショッピングモールに併設しているスポーツジムに行ってみることになりました。
 
スポーツジムに行くこと自体が初めての経験なので、要領がわからずにインターネットで手続きをして、初めての案内の予約を取って仕事休みに行ってみる流れになりました。
私の他にもスポーツジムに初めてくる方がいて、一緒に体験しながら説明を受けていきます。
 
機械で今の体重、筋肉量や脂肪量などを調べてもらって運動の内容を決めていきます。
担当のトレーナーの方からある質問をされました。
 
「どうして、今回スポーツジムに通われようと思ったのですか?」
 
私の場合は、学生時代のように運動自体を楽しむことができるようになることでした。
そして、私と一緒のグループになっていた女性の方は結婚を半年後に控えていて、綺麗なドレスを着こなせるように運動を頑張りたいと意気込んでいたのです。
 
なぜ運動するのかの目的をはっきり意識することで、きちんとスポーツジムに通い続けたり、痩せたり、動けるようになることに向かって頑張れるように人はできているのだと今振り返れば思います。
 
運動するための理由を改めて意識できたおかげで、この日を境に私は週3回はスポーツジムに行き、半年以上続けることができて、動ける身体作りをするようになりました。
そして、1年立つ頃には初心者向けの山登りもヘトヘトだった身体が、ハーフマラソンに挑戦できるくらいに鍛えることができたのです。
歯の健康も運動ができないくらいに衰えた身体も日頃から大丈夫だろうと積み重ねができていると勘違いして、投資を怠ってきたことが原因だと思っています。
 
きちんと健康など自分に取って必要なことに投資をしないことで、必ずツケはまわってくるということを早いうちに体験することができたのは幸運でした。
 
そして、そのことを優しく厳しく教えてくれた人たちには感謝の念でいっぱいです。
この時に何も考えないできちんとやり方を変えないで今まで通りに過ごしていたら、気がついた時には歯が抜け落ちてしまったり、運動することができないくらいに弱った身体になっていたかも知れません。
 
この他にも、日々の勉強の投資も自分はできているのだろうかと私は見直すようになりました。
 
もちろん学生を卒業してからも自分なりに勉強してきたつもりです。
しかし、歯のこと。運動のことを考えると投資のやり方が間違っていて後からツケがまわってくるのではないかと考えてしまうことがあります。
 
だからこそ、自分だけで抱え込まないで、歯は歯科医へ、運動はスポーツトレーナーにアドバイスをもらって、きちんと見直すようにしてこれからでも投資をできるようにしていきたいと思いました。
 
みなさんも正しいと思っていたことが、今の自分に取って合っているかを見直して、ぜひ未来の自分へ投資をしてみてください。
 
 
 
 
***
 
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2021-08-18 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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