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言葉はライザップだ

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:北村早紀(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
「なんで続けられないんだろう……」
夜に思い悩まむようになってしまった。
睡眠を阻害するほどまでには幸い至らなかったが、寝る1時間前に焼肉屋でカルビを食べてしまったかのような、消化不良感。
もやっとする。
でも、翌日も寝る1時間前にカルビを食べてしまう。
そして、眠れるけど、もやっと感を抱えながら起床し、仕事をして、夜を迎える。
いつの間にか体重は増え、「あのときのカルビが!」と後悔することは明白だ。
 
2021年の春に発売の、太刀川英輔さんが執筆された『進化思考』を読み始めた。
facebookで友人も読んだとか、新規事業に関わっているなら仕事にも活きるとか、私にとっても必要な本らしい。
ただ、670ページと、特盛サイズである。
 
「数日で一気に読むのではなく、1日30~40ページぐらいのペースで毎日読み続けよう。そうしたら、1ヶ月で読める」
 
ざっと計算してこんなところだろう。
1日あたり読むボリュームを決め、だいたい読み切る日数目安を設定する。
 
ところが、だ。
4日間は続けることができた
夜寝る前に20分程度、ホットココアを読みながらの読書。
寝る前の読書そのものは習慣になっているが、読み始めて5日目は、違う本を手にとってしまった。
 
その翌日である6日目も別の本、でも7日目は『進化思考』、8日目は別の本……。
読み進めてはいるものの、「この1か月で読もう!」とペース配分を立てた目標は、そろそろ難しそうになってきた。
もやもやする。
 
なぜ、「あの本」は18日間に分けて読み進めるということができたのだろうか?
つい先日、18日間で読むと決めて、18日間に分けて読み終えたばかりだ。
 
『LISTEN』という、2021年8月に出版された本だ。
ケイト・マーフィという方が執筆されている。
こちらは、504ページに及ぶ本だ。
 
「18日間の読書」
18日間だったら、504ページもスムーズに読めそうだ。
何より、「18日間の読書」という考え方が新鮮だった。
「18日後にはどうなっているんだろう」
未来というには近すぎる日を妄想してみたくなる。
むしろ、『LISTEN』の世界に没頭して、18日間どころか5日間ぐらいで読み終えてしまったらどうしよう。
そんな不安さえもあった。
 
「最後に本書『LISTEN』のおすすめの読み方を紹介したい。それは、あえて毎日1章ずつ読むこと。全18章からなる本書は、数日で読むのはもったいない」
(岩佐文夫氏のnoteより)
 
友人が書評を書いていて、そこにこんな風に書いてあったのである。
なるほど、18章あるし、18日間に分けて読みやすい。
最初から、明確に18日間とか、そう分けて読む体験はこれまでなく、私にとっては新鮮な体験となりそうだった。
 
思い立ったが吉日。
私はその書評を読んだ日に書店で『LISTEN』を購入し、1章を読んだ。
でも、早速、危機が押し寄せる。
2章に進みたくなるのだ。
 
「2章を読みたい」
いつもなら、読み進めたければ思うがままに読んでいる。
けれども、私は「18日間の読書」をすると決意しているじゃないか。
私は2章の表紙をめくるなんてできなかった。
 
そして、翌日に2章へ進む。
前日に我慢をしただけに、より一層、夜の読書時間が待ち遠しかった。
仕事中も、少しだけそわそわしてしまった。
でも、2章も読み終えてしまい、3章をめくりたくなる衝動を抑え、私は本を閉じた。
 
ただ読めばいいわけじゃない。
「18日間の読書」である意味がある。
18日間と決めることで、きっと普通に読むだけでは今の自分にとってより価値のある読書となるのだと思う。
普通に読めば、それは「ただの読書」だ。
 
ここまでして私を1日1章で止めている物の正体、それは言葉である。
「18日間の読書」という言葉が、普段何気なくやっている、本を読むという行為を特別なものにした。
ついつい、やってしまいたくなるのである。
 
言葉には人を動かす力がある。
そんなことはこの経験をする前から分かっていたし、誰もが知っていることだ。
明確に何を、どのくらいの期間で、を入れると、それを達成しようと思うのだ。
 
「結果にコミットする」という、ライザップのCMで流れる言葉のようだ。
言葉が力を持つと、ライザップのように決めた目標を最後まで諦めず、達成するように私たちを突き動かしてくれる。
 
『進化思考』の読書が、他の本に浮気して「1か月ぐらい」で読み切れなかったのは、ライザップではなく、自己流の甘いダイエットだったのだ。
「3か月後には、3キロぐらい痩せたいな」という、やや曖昧な目標の表現の仕方。
自分に甘えを許す余地を残してしまったのだ。
 
念のため言っておくと、『進化思考』も素晴らしい本で、1か月の目標は諦めたが、好きなように好きなペースで読んでいる。
 
「18日間の読書」というのは、1日1章ずつ読み、18日間で『LISTEN』を読み終えるという結果にコミットできる目標設定だった。
 
何をするか選択することも、実際に行動することも、全て自分次第。
どう言葉で表現するかだ。
ライザップのような言葉であれば、きっと望ましい未来となるだろう。
 
 
 
 
***
 
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2021-10-13 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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