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伝える力を上げたければ、小学生に戻りなさい

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:後藤 修(ライティング・ゼミ集中コース)
 
 
「もう、あなたの言っていること、分からないよ!」
 
こんな声、職場でもたまに聞いたこと‘あるある’のフレーズでないだろうか?
 
上司や同僚に必死に話をしても、‘もういいよ’と言う顔をされる。
結局、「自分たちでやるから」という酷なセリフを彼らに言われる。
ズーン……言われた人の額には青い筋が刻まれている……。
なーんて、‘虚しさの海’に溺れかけている人って見かけたことないだろうか?
 
実はこんな風に言われたこと、僕はあった。24年、サラリーマンやっている
僕、この経験者だ。
 
その当時、僕は職場で‘伝えられない人番付’の横綱だった。間違いなく。
そんな僕だったけど、今はだいぶ変わった。
 
「上手に伝えるね」とか「説明、頼りにしてますからね!」と言われているほどだ。
 
え? まじ? いまだに信じられない。自分の事ながらそんなふうにもよく思う。
確かに、伝え方は相当学んだ。回転が鈍い頭をぐるんぐるん回しながら、伝え方の本をたくさん読んで研究した。その中で、こんなこと効果あんの? と思われるようなこともやった。
今思えば、それが伝えられるようになった‘いろは’の‘い’だったと思う。
それをこれから紹介させていただきたい。
 
数年前、僕は職場の上司にこんなことを‘矢’を射られた。
 
「あんたの言っていること、よくわからんわ!」
 
職場にだいぶ慣れていた僕はえ? そんなことないでしょ? と思う程度。
その上司は赴任して1年足らず。だから、僕は上司に対して
(それはあなたが赴任してそんなにたっていないからそう言うんだ。あなたが誤解してるんだよ)
生意気にもこんなわけも分からない反発を心の中で繰り返していた。
 
が、それから、上司に伝えること、伝えることがことごとく伝わらなくなった。
毎日、‘対話のキャッチボール大暴投’を続けてしまったのだ。
 
時々、「おい、あんた、日本語知ってるか? それ、意味不明だよ」
 
こんなかんだで、他の作業もまずくなった。
ひどかったのは書類の回覧状況だ。
 
一番上の店長にまで書類が届かないことが増えて支障が出てきた。
上司との間で僕の‘伝える力不足’で書類が何度も往復することが原因だった。
 
やがて、苦情が出始める。叱られる。そして、担当を外される。
まあ、本当に散々だった。その後、他の部署に異動となった。
 
ああ……。ダメだな。俺……。
 
まあ、典型的なダメ男になっていたのだ。
 
「異動した部署はお客さんと話すことがあまりないと思うから」
部を去る間際、こんな言葉を店長に投げられた僕は沈んだ。
けど、思った。
 
「必ず伝えられる力をつけてやる」
そんな沸き上がるものを胸に僕は去った。
 
新しい部署に来た僕は扱う商品の説明をする担当となった。その説明する先は顧客と会社の店舗担当者だった。
(ここで、出直しだ。頑張ろう)
そんな気持ちを持っていた。
 
僕は同僚の人にやり方を教えてもらい始めた。
その人は出来る人だった。どんなことも分かりやすく話すことが出来る人だった。
 
(この人を見本に頑張ろう)僕はやる気をさらに出していこうを決めた。
 
が、ここで難題がドーンと出てきた。
 
それは、‘同僚の人が話す内容が理解できないことが多々ある’ということだった。
 
「これはね、なんとか、なんとか、なんとか」
 
同僚は日本語を巧みに操る伝える達人だった。けど、達人技に僕はついていけなかった。
凡人以下の伝え方しかできない僕にとってはちょっとした‘拷問’にも感じ始めていた。
 
(やべえ、これじゃ前と同じ二の舞を食らう)
焦った僕は行く手を阻む大きな壁がどんどん近づいているように感じた。
 
大きな苦情はないが、いづれまたやらかす。
なんとか、先輩の話を理解し関係者に上手にたくさんの事を伝えられようにならなければ……。
そんなことで考え続ける日が増えた。
 
 
そんなある日のこと。
自宅の最寄り駅で降りた僕はそばにある本屋に寄った。
 
そこで、僕は見つけたのだ。
 
それは小学生4年生・5年生が使う問題集、‘ドリル’だった。
 
僕は小学生の頃、ドリルをやっていた。悩みながら解いていたなとも思った。
 
でも、この時は違う思いもあった。
 
結構、これは伝える力をアップさせるのにいいのでは……と直感で思った。
 
早速、購入して家で開いた。
 
そこには、小学生が授業で学んでいる小説や評論に即した問題が並んでいた。
 
へ? こんなのどうするの? なにか気が違えた?
そんな風に思われた方、結構いるかもしれない。
 
しかし、これが意外にも効果的だった。
 
僕は問題を解いた。とても簡単だ。分かる、分かる。次のページを開く。
あ、これも分かる。面白い。解けるぞ、解けるぞ。
 
そう、この感覚だった。分かる、面白い。この好奇心を上げるための行動が
日常足りなかった。
 
僕は気づいたのだ。この感覚、楽しむ感覚を仕事中、全く味わっていなかった。
これを仕事中味わえるようにしたい。次にこう思った。
家へ帰ってきた後、これで勉強し続けよう。
 
 
それから僕は問題を1日1題解いていった。
 
終わったら、もう一度解く。あるいは、問題を読む。これを続けたのだ。
 
すると、どうだろう。
仕事中に変化が出てきた。
 
働いている時に、先輩から聞くアドバイス。わからなかったところが少しずつわかってきた。
 
お、なんか楽しい。この感覚で、顧客や店舗の担当者に話す。
お! 理解してくれた。 嬉しい! 次、頑張ろう!
こんな好循環が生まれてきた。
 
時には、つまずくこともあった。そんな時は次のように行動した。
 
分からないことは同僚にどんどん聞く。また、仕事が終わったら、
他の‘伝え方に関する本’を買い研究する。それを実践に生かす。
そんな調子で続けていると、ワクワクしながら仕事をする自分、物事を伝えられている自分になっていた。
 
今では伝えることが苦にならない人、そして、‘これをどういう風に伝えるか’を考えることが
好きな人へ大変身した。
 
そのおかげで、今もこの仕事に従事し続けられているのだ。
 
 
ここまで読まれた人でこんな風に思った人はいるのではないだろうか?
 
「その方法って、誰にでも当てはまることじゃないんじゃないか? たまたまじゃない?」
 
確かにその見方は否定できない。
 
でも、こんな風にも考えられないだろうか?
 
それは、分かる! と言う感覚を持つこと。
これはどんな物事を進めるのに必要な原動力となるということ。
 
 
この原動力を少しでも持てば、人は変わってゆく。成長していく。
 
伝え方に悩んでいる人はたくさんいると思う。そんな人たちに僕は‘一度、小学生に戻ることを試してみてはいかが? ’と声を掛けたい。
 
そして、もしその方法で手応えがあったなら続けてみてほしい。
 
しばらくしたら、(あ、なんか伝えられるようになっているぞ!)
いつもまにか‘伝えることが好きな自分’になっているかもしれないから。
 
 
 
 
***
 
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2022-01-11 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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