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メディアグランプリ

ゆるさの中にある揺るがないもの


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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:野地美咲(ライティング・ライブ名古屋会場)
 
 
「起きてる?」
仕事中、取引先からの電話。
お決まりの挨拶あと、大体の人からそう言われるか、私の喋り具合を鼻で笑われることが増えた。
「起きてますよ~」、「なんで笑うんですか」
とのんびり返すところまでが一連の流れとなり、誰よりも私自身がそのやりとりを楽しんでいる。
 
スマホにかかってくる電話は、明らかに私宛。
私が出ると相手も分かっているだろうとたかをくくり、よそ行きの声を出さずにあえてそのまま電話出る、というのが私のスタイルとなった。
ビジネスいう場においては本来あまりよろしくないのかもしれないが、私にカチッとした雰囲気は合わないと察してからは、きちんと感を出す場は必要最低限に留めるようにした。
 
社会人だから、こうでなければならない。こうあるべき。
という、先輩から教わった会社の価値観を素直に聞き入れていた若い頃。
それがうまくできない時は自分を責め、どうしたらうまくできるようになるのかと苦しみ続けていた。
それが一転。果たして本当に仕事の電話なのだろうか、というくらい今ではゆるゆるだ。
 
思えば若かりし頃からその兆候はあった。
付き合いが長くなってきた取引先との電話でうっかりため口なってしまったことが何度もあった。
異動でやってきた上司は、私のあまりのフランクな電話対応に驚きを隠せなかった、という。
そんな対応に相手から軽く指摘されることもあれば、怒られるともちらほら。
やってしまったと気づいては落ち込み、謝り、次回は気を引き締めようと襟を正していた。
そうは言っても無自覚にやってしまっていることもあったため、もはやお手上げだった。
 
敬語が話せない子と思われたくなかった。
きっちり対応できる、ひとりでできる、任せられる人と思われたかった。
私のエゴ、浅はかなプライド。
そんなものにとらわれ、周りの目ばかり気にしていた私は、常に誰かからの評価や、その場の正解を出すことしか考えていなかった。
故に、正解が分からなかった時はどう振る舞えばよいのかわからず、恐怖と不安でずっと縮こまっていた。
 
誰かの正解じゃなくて。
私は本当はどうしたいのか。人との関係をどのように築いていきたいのか。
どうありたいのか。を基準に決めていくと。
 
その視点でものごとを見るようになってから、少しずつ見え方が変わってきた。
きちんとしている人に見られたい とか、ぶっちゃけどうでもいい。
私は、自分がいいと思う手段や方法で選択していけばいいと、自分に許可を与えることができるようになってきた。
しかし実際、そう気づいたところで長年のスタンスを簡単に変えられるわけではない、ということも理解しておかなければならない。気づいたら他人の目が気になる自分に引き戻されていることはよくある。
時に他者目線を気にするのはありだが、そればかりにとらわれている自分に気づけるかどうかが大事なってくる。最初は気づけたけで万々歳、くらいに思うと気が楽かもしれない。
 
他人の正解ではなく、自分の中の正解を見つけられるようになってきた今。
人付き合いの無理は減り、自分にとって心地の良く過ごせる時間が増えてきているように思う。
もちろん、時と場合、相手によっては気を張らねばならない時はあるけれど、一歩出たらずっと気を張り続けていたあの頃に比べたらだいぶ楽になった。
そのゆるさのおかげで、私なりの人間関係の築き方、かたちができつつある。
そのままの状態で受け入れてくれる人がいるありがたさをかみしめながら、明日からも自分の心地よさ
大事に日々の選択をしていきたいと思う。
自分の人生、自分で責任を持って楽しむために。
 
 
 
 
***
 
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2022-03-01 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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