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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:河口真由美(ライティング・ゼミ特講)
 
 
漫画『鬼滅の刃』で主人公の炭治郎は、人喰い鬼を撲滅するために結成された鬼殺隊に入隊する。その中でもトップに君臨する柱と呼ばれる剣士たちは、水の呼吸、炎の呼吸、岩の呼吸、風の呼吸、雷の呼吸など、それぞれに独自の呼吸を操り、鬼を倒していく。
これらの呼吸には、派生元といわれる日の呼吸があり、歴代の剣士たちは、日の呼吸を元に、それぞれの適正に合わせて、独自の呼吸を創り出してきた。
 
『鬼滅の刃』を読んだときに、私はヨガを思い浮かべた。
ヨガの世界も、同じような仕組みがある。
一般的には「ヨガ」と一括りにされることが多いが、実際には、アイアンガーヨガ、アシュタンガヨガ、シヴァナンダヨガ、ハタヨガ、クンダリーニヨガ、陰ヨガなど、さまざまな流派が存在する。
これらも元々は、ひとつのヨガから始まっていて、それぞれのヨガの目的によって流派が分かれていった。
 
私は以前、ヨガインストラクターの養成講座を受けていた。
誰かに教えるとなると、ちゃんと正しい動きを理解する必要があったので、クラスで学ぶ以外にも本を読んだり、動画で学んだり、いろんな流派のヨガから知識を習得していたが、ここである問題が生じた。
それは、同じポーズであっても、流派や先生によって、少し違うことを言われたりするということだ。ポーズの基本となる部分は変わらないのだが、例えばそのポーズの肩甲骨の使い方など、本当に繊細な部分が、微妙に違っていたりする。
あの先生は、こんな風に言ってたのに、本にはこう書いてある……。いったいどっちを信じればいいんだろう? 学べば学ぶほど、私の頭は混乱していった。
 
 
新しいことを学ぶと、最初は無我夢中で好きなように楽しみながらチャレンジすることができる。
段々と慣れてきたころに、一歩段階を進めて、ちゃんとした基礎の部分を学ぶ。本当はこうなんですよ。こうするともっといいですよ。こういうやり方もありますよ。
基礎が少しずつできるようになると、応用が始まる。応用になると、言われた通りにするのではなく、自分で考えるという段階になる。ここが一番難しい。私はいつもここで壁にぶち当たる。
 
 
私は10か月ほど前からライティングの勉強をはじめ、ここ数か月、まさにその壁にぶち当たっていた。
最初の2か月くらいは見よう見まねで何もわからず文章を書いていたが、少しずつ基礎を学び、応用を学び、ライティングに関する知識をどんどん頭に入れ、ゼミの他にも色んな書籍から学びを深めていった。
しかし、頭に詰め込みすぎた膨大な知識をどう料理したらいいかわからず、混乱を起こしていたのだ。
 
先日講義の中で、その悩みを伝えたときに、先生からこのようなことを言われた。
「自分で自分が好きな文章を研究してみましょう」
 
それを言われた瞬間、私の頭の中で、ビリビリッ! と電気が走り、ライティングの先生のことばと、ヨガの先生のことばが一瞬にしてつながった。
 
ヨガを学んでいた時、私が迷っていたら、ヨガの先生も同じようなことを言ってくれた。
「このクラスで私がいったことを、そのまま生徒さんに伝えてもダメです。みんながちゃんと理解した上で、自分たちのことばで伝えないと、生徒さんには伝わらないよ。自分でやってみて、自分なりの解釈をして、自分が感じたことをちゃんと伝えることが大切です。
だからこそ、いろんな先生のレッスンを受けて欲しいです。同じポーズであっても、先生によって、伝え方がそれぞれ違うから、自分にスーッと入ってくることばを見つけてください」
 
流派や先生によって、言っていることが違っていた理由がわかったような気がした。先生たちは、自分が練習を重ねてきた中で、その先生にとって一番しっくりくるやり方を教えてくれているのだ。でも、人の体はそれぞれ違う。その先生のやり方が、果たして自分にとっての正解なのかはわからない。先生が言ったことを、こうかな? それともこうかな? と何度も試してみないといけない。そこで見つけた発見を、私のことばで生徒に教えないといけなかった。
 
 
『鬼滅の刃』の炭治郎は、初めに水の呼吸を学ぶ。しかし、戦いを続けていくうちに、自分の体が水の呼吸に適していないと気づくと、日の呼吸であるヒノカミ神楽というものを使うようになる。
他の剣士たちが、ひとつの呼吸しか使わないのに対し、炭治郎は戦いの状況に応じて、水の呼吸やヒノカミ神楽を使い分けるようになった。
炭治郎がすごいところは、教えられたことを忠実に練習しつつも、既にある考えや常識を正解とするのではなく、自分の体で試し、自分にとって最善の策が何かを常に考え続けているところだ。だからこそ急激な成長をしてきたのではだろうか。
 
 
 
気づけば私は、先生に学んだことの正解を、先生に求めようとしていた。
でも、先生たちは基礎やノウハウを教えてくれるだけで、その答えを持ってはいない。
先生が持っているのは、先生にとっての正解で、私にとっての正解じゃない。
そこから正解を探すのは自分自身しかいないのだ。
 
私も炭治郎のように、教えられたことは練習しつつ、自分を知り、自分で試し、自分なりの最善の正解を探し続けたい。
 
 
 
 
***
 
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2022-03-09 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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