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メディアグランプリ

はやりのファイヤーは、となりのプレッシャー


202*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:リーマン(ライティング・ゼミ2月コース)
 
 
連絡を受けて、肩の荷がひとつ降りた。ついに、この日を迎えた。
 
遡ること100日前、会社の売却が決定した!
 
会社の買い手と売り手が一同に揃い、万年筆で契約書にサインをし、最後に握手をする。
そんなイメージとは裏腹に、時代的にWEBで完結。
クラウドサインで、はい、完了となった。
 
12年間に渡り、寝食を忘れて突っ走ってきた日々に、ひとつ区切りがついた瞬間だった。
 
最近、若い世代を中心にSNSで発信されている単語。
 
「F I R E」
 
Financial Independence, Retire Earlyの頭文字で、日本語に訳すと
「経済的自立と早期リタイヤ」という意味らしい。
 
会社売却で得たお金で、生きていく上で金銭的な悩みは無くなった。
早期リタイヤも十分可能だ。
世間でいうところのFIREとなった。
 
が、しっくりこない……。
全くもって、実感がない。むしろ、プレッシャーが降りかかってきている。
 
何故なら、
会社は、僕のものではなく……。
売却益を得たのも、僕ではなく……。
FIREを実現したのが、……妻だから。
 
……そう。
妻が創業し、妻が代表を務めている、妻の会社売却が成立したのだ。
「起業した会社を売却しました!」
「本日、マザーズに上場しました! 時価総額〇〇〇億円!」
 
この手の華々しい情報は、経営者本人からの発信である。
当事者のご家族、特に配偶者の立場から発信されるケースは、まずない。
 
スポットライトが当たらない立場にいる人。
そう、妻の隣にいる僕の心境を形に残そう。
 
ちなみに僕は、一介のサラリーマン。
重要度は低いけど、緊急性が高い仕事に追われている。
つまり、常に上司から進捗報告を急かされている、THE中間管理職。
 
妻がFIREした今、この先僕は、どのような立ち位置で存在すればいいのだろうか……。
 
12年前の付き合い当初、お互いの立場はこうだった。
 
彼女から、起業の相談を受けた際、本当に大丈夫? と僕は心配だった。
 
幼稚園から大学まで一貫教育女子高出身。
アルバイトの経験はなく、買い物はデパートの外商部が自宅に来てしまう。
一人っ子なので、晩御飯のおかずを取り合う! こんな戦いとは無縁の食卓。
つまり、僕が育った環境から見ると、「温室育ちの、か弱いお嬢様」という印象だった。
 
起業の経験があった僕は、応援したい気持ちとは裏腹に、ある思いがあった。
「まだまだ、練度が足りないのでは……」と、いう思いが。
 
ただ、目を輝かせて話す彼女の口から、事業プランや事業にかける想いを聞くうちに、期待値が不安を上回っていった。何より育った環境の賜物か、純粋無垢なパッションに心を惹かれた。
 
そして何より、もう事業が大成功したかのような自信たっぷりな彼女の振る舞いが、とても羨ましく、眩しかったのを覚えている。
 
「既に起きた未来」とは良く言ったもので、会社の成長ステージに応じて、様々な試練が待ち受けていることを僕は知っていた。
 
一生懸命やればやるほど、不思議なくらい目の前に立ち塞がってくる無数の壁があること。
そして、想定外な仲間の裏切りや、孤独感から寝むれない日々を過ごすことを……。
そこで、僕はひとつの結論を導き出した。
 
それは、彼女のサポート役に徹し、事業の成功を見守ろう! という結論。
具体的には、必要な失敗は経験値が上がると判断し、手は差し伸べず。
会社の岐路を左右する、重要な局面だけ壁打ち役を務めることにした。
 
日々、襲い掛かる試練を、怒りながら、泣きながら、ため息つきながら、ひとつずつ乗り越えていった。
 
そして、あの相談を受けた日から、12年。
 
彼女は、自立した女性へと成長し、そして頼もしい母親になっている。
僕は、親の介護、子育て、炊事洗濯掃除を日々こなす父親になっている。
子供のキャラ弁作りも、だいぶさまになってきた!
 
改めて、今後の僕の立ち位置を考えている。
 
今までとおり、彼女の生き方を尊重し、良き理解者であり、パートナーとして彼女の夢のサポートを続けられれば幸せだ。という結論に近づいている。
 
ただ、妻のFIREプレッシャーを跳ね返すためにも、野心を持って自分の人生も歩んでいきたい!
 
そう! チャレンジあるのみだ!
 
まずは、こんな執筆のチャレンジは、どうだろうか?
「妻がFIREするまで、あと100日」
サラリーマン夫が語る、社長妻のFIREまでの物語……。
 
冗談はさておいて……。
僕が、人からサポートされるような人物にならないといけない。
 
まっすぐな気持ちを具現化し、魅力あふれる素敵な人。
そう、最愛の妻のような人になるために。
 
 
 
 
***
 
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2022-03-16 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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