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メディアグランプリ

3年かけて、やっと見えた世界


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:赤尾航(ライティングゼミ2月コース)
 
 
変化とは人知れず、突然訪れるものなんだ。
僕はこれほどまでに痛感するその経験を過去一度もしたことなかった。
それはまるで、初めて言葉を話せるようになった赤子のような、過去の自分からすれば、驚きの連続の出来事だった。
 
僕はここ3年筋トレにはまっている。
もともと中学高校と運動に所属し、家の自主練の一部として筋トレを欠かさず行ってきて、筋トレは僕にとって身近な存在だった。大学生になると、体育学生でもないのに、トレーニングという授業を取り、筋トレを科学的にも学んだくらいには筋トレが好きになっていた。
そんな僕には悩みがあった。それはいくら筋トレしても、ガリガリのままなのである。筋トレすればするほど、ボクサーのように体は絞られ、今流行りの細マッチョを通り越し、ガリマッチョである。なのに、マッチョというほどの身体が大きくもならない。
到底理想とは程遠く、僕は身体を大きくするために、本当に色々試した。筋トレといえば耳をタコにするくらい聞くプロテインを毎日欠かさず飲み、一日5食、筋トレ食の卵は1日6個食べた時期もある。1日5食も食べれば、食事の時間が夏休み明けの宿題提出のように見えてくる。あー、もーすぐ食べなくてはいけないと、食べる前から気分が沈んでいくのだ。
そこまでして、頑張った筋トレ期間も、自分の体重は一向に増えず、身体は大きくならなかった。多少筋肉はつき、気持ち大きくなった気もする時もあったが、理想の体型からは程遠く、自分の身体の体質では、理想とする大きな身体になることは不可能なのではとまで思うようになった。
それに合わせて、仕事が忙しくなると筋トレもしなくなり、筋トレをしなくなるとご飯も食べなくなり、結果的に元どおりガリガリ体型に戻ってしまうことを何度も繰り返していた。
 
つい3ヶ月前も、その繰り返しの中の、仕事が忙しくガリガリになった状態だった。そんななか、仕事のピークが収まり、時間もできたため、なんとなく筋トレを続けていた。久しぶりに毎日のようにプロテインを飲み、いつも見ているyoutube動画で筋トレをした。
ただ今回、唯一変えたことがある。それは筋トレを毎日欠かさず続けるということだ。これまでは筋肉は休息日も必要だと、3日に1回など、不定期に行なっていた。もちろん1回ずつのトレーニングは限界まで追い込み、自分の中では最大限頑張っていた。でも、それ以外の日はまったくしなかった。
一方で、筋トレを毎日やるようになってからは、身体にも変化が出てきた。毎日筋トレをするため、お腹も空き、ご飯を食べる量が増えた。徐々にご飯の量を増やすことを意識していたら、いつの間にかお弁当を2個食べるのが普通な自分がいた。
そんなある日、ふと鏡を見ると、これまでにないくらい身体が大きくなっていることに気づいた。すぐに、元旦翌日のバーゲンセールに急ぐかのように、体重計に駆け込んだ。
びっくりした。。
自分がこれまで生きてきた中で、一番重い体重になっていたのだ。ああ、嬉しい。体重が増えて、一番喜んだ人ギネスがあれば、僕が間違いなく1位だろうと思うくらい嬉しかった。
 
そこからは筋トレはすごく順調だった。こうやって身体が大きくなるまで、3年ほど筋トレを続けてきて、初めて自分が理想としている体型に一番近づいたのだ。これまで自分の身体では無理なのだろうと諦めていたことが、ふとしたきっかけとともに叶ったのである。
これまで、とにかく脂肪を増やし、筋肉に変えることを最大の目標にしてきた僕が、今や脂肪を落とすことを気にし始めたのは、驚きである。なぜなら、脂肪をつけて、筋肉を大きくすることは簡単にできるようになったからだ。
そう、まるで言葉を話すことができるように。できる前はあれだけ難しいと思ったのに、できると当たり前に感じてしまうのだ。僕にとって身体を大きくすることは、言葉を初めて身につけるくらい難しいと感じていたことだったのだ。
 
ふと、上司の言葉を思い出した。
「経験がすべて。やらなった人は経験していない。仮に失敗したとしても、経験したことが絶対いつか価値になる」
ああ、まさにそうだ。これまで、失敗続きで、一向に身体は大きくならなかったけど、少しずつ改善していって、何度も試すことで、やっと自分が理想としているものができるようになった。そして、その変化は何の前触れもなく突然訪れたのだった。
 
仕事でもプライベートでも、たまに心折れそうになることがある。自分が思ったようにはいかないことが多すぎて、諦めそうになることもある。でも、経験し続けていれば、こうやって報われる瞬間が訪れるのかもしれない。その経験を心の支えに、今日も自分の理想に向けて頑張っていく。
 
 
 
 
***
 
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2022-03-24 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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