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介護職をやってみて、
コレは絶対にやっておこうと決心をした1番のコト


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:中村まりこ(ライティング・ゼミ2月コース)
 
 
40歳で介護ド素人だったわたしが
介護職をするようになって2ヶ月目にして
決心をしたことがある。
 
何が何でもこれだけは絶対にやっておこう。
介護をしてくれる人のため、
そして自分のために。
 
そう思った1番のコト。
それは「脱毛」である。
 
しかも「VIO脱毛」、いわゆるアンダーヘア脱毛だ。
願わくば、きれいさっぱりと、全く毛のない状態。
 
「はぁ、何を言っているんだコイツは???」
 
そんな声が聞こえてきそうである。
誰もが老後に備えて、下の毛ときれいサッパリおさらばしようなんて考えないだろう。
むしろアンダーヘアの脱毛をすることに抵抗感がある人のほうが
わたしより年上の諸先輩方は大多数ではないだろうか。
加えて、無毛にしろだなんて、気が触れたかくらいの感覚だろう。
 
だがしかし、
わたしはいたって真面目に、切実に、
そして、心から言いたい。
声を特大にして言いたい。
 
必ずくる老後のために、
「アンダーヘアをきれいさっぱり脱毛しよう!」
と。
 
なぜわたしがそう決心をしたのか。
 
介護職をはじめて、2ヶ月目のことだ。
会社の先輩から排泄介助の仕方を教えてもらっているときだった。
 
排泄の話で申し訳ないのだが、
とても大事なきっかけであり、避けては語れないので許してほしい。
 
体が硬直しており、ご自身では排泄行為ができず、終日オムツをしているお客様の介助で、
オムツ内にパッドといわれる吸水シートを敷いており、その交換を一定時間ごとに、行っているのだが、その交換のレクチャーの時のことだ。
 
そのとき、たまたま便が出ていたので、お客様の陰部全体をきれいにする必要があった。
その時に、先輩が言ったのだ。
「もしお尻に便の拭き残しがあって、長時間皮膚に便が付着してしまったままだと
皮膚を溶かしたり、かぶれとか、皮膚トラブルを引き起こすから
きれいに拭き取ることを心がけてね」
 
なんですと???
便が皮膚を溶かす???
えっ、そうなのですか???
 
わたしは、衝撃を受けた。
 
便にはそもそも大腸菌などの細菌がいる。
拭き取り残しの便が細菌の餌にもなってしまい、
皮膚に便の取り残しが付着していると、細菌が繁殖してしまうらしい。
また下痢などによる緩い水状の便にいたっては消化液が出てきていることもあり、
皮膚のただれを引き起こすこともあるらしい。
 
それは大変だ。
この方は何もできない。
掻くことも、痒いとも、痛いと言うこともできない。
 
きれいにしなければならない。
わたしは心からそう思った。
 
しかし、ここで、わたしは一つの壁にぶち当たる。
 
それは
「便を残すことなく、きれいにするということの難しさ」
である。
 
オムツという漏れることを最大限食い止めるための、
介護にとってなくてはならないツールによって、
きっちりと食い止められた逃げ場のない排泄物は、
しっかりと陰部に付着しているのだ。
 
そう、もちろん、アンダーヘアにも。
 
あまりにも付着がひどい場合は、陰洗といって、洗い流すのだが、
このアンダーヘアに付着した便が中々に手強く、洗っても簡単には便が取れない。
 
手強さで言うなれば、
ツルツル滑る塗りの箸で煮る前の小豆を100個を
器から器へ10分で移し替えてと言われているくらい。
 
それくらい、難しい。
 
先輩も言うほどだ。
「毛についてしまった便は本当に取るのが大変なのよね」
経験豊富なベテランのスタッフでも完全にきれいに拭き取るのは難しいという。
 
それならばだ。
そもそもアンダーヘアを無くせばいいのではないか。
 
そうすれば、万が一、老後に自分が排泄で悲惨な状況になったとしても、
きれいに洗い上げてもらえる。
まとわりつく毛がなければ、便が残ることもない。
介助してくれる人の手間も少なからず軽減できる。
自分も、介助者もうれしいwin-winの関係ではないだろうか。
 
何より、わたしの皮膚が守られる。
 
体が不自由にならないなんて、言い切れない。
将来、手足が自由に使えないかもしれない。
そんな時に皮膚がただれて、痒くなったりなんて、
想像するだけで悶絶だ。
 
よし、わたしは、アンダーヘアの脱毛をしよう!
介護をしてくれる人のために、そして、自分のために。
アンダーヘアとはきれいさっぱり、おさらばしよう。
 
介護2ヶ月目にして、
わたしはそう決心をしたのだった。
 
アンダーヘアをなくすことに抵抗がないのかと言われれば、あった。
Vラインを少しだけ残そうとも考えた。
 
友人にも無毛はおかしいと言われた。
だが、友人は経験したことがないのだ。
アンダーヘアに付着した便を取りきるということが、どれだけ難しいことかを。
想像したことがないのだ。
 
排泄介助をするたびに決心が固くなる。
 
それがきれいにすることが難しいものであればあるほどに。
絶対にきれいさっぱりアンダーヘアを脱毛しようと。
おかしいとか、誰に何を言われようと。
 
いまやVIO脱毛というアンダーヘア特化の施術もあるほどだ。
わたしと同年代以上だと、まだ少数派かもしれないが、
アンダーヘアを完全になくしている人もいるだろう。
脱毛は、もはやエチケットとなりつつある。
 
芸能人やモデルなどの限られた人たちだけの美容ではなく、
小学生や中学生、男性ですら、普通にサロンへ脱毛に通う時代になった。
毛のない、ツルツル肌を手に入れるために……。
むしろ20代ではアンダーヘアの脱毛は、ワキの脱毛並に普及してきている。
 
海外、特に欧米諸国では、衛生面でのエチケットとして脱毛する。
ワキや腕の脱毛より、アンダーヘアの脱毛が圧倒的人気で、
男女ともに、ほぼ100%アンダーヘアはツルツルにしているという。
日々の衛生面を保つこととしても大事であり、
パートナーに対してのエチケットでもあり、
見えないところのケアが大切という考えだ。
 
老後のためだけではなく、今からでもいい、
むしろ若いうちから、エチケットとして脱毛を考えるべきなのだ。
 
もしあなたが脱毛サロンに通っているのであれば聞きたい。
アンダーヘアだけを残す意味はどこにあるのかと。
 
世間体という集合意識だろうか?
温泉や銭湯でアンダーヘアがない状態を見られることへの羞恥心からだろうか?
 
今からでも全く遅くはない。
この機会にアンダーヘアの脱毛を、まだ行っていないのであれば、
ぜひ考えてみてほしい。
 
完全脱毛に抵抗があるのであれば、剃毛やワックス脱毛からするのも手だ。
徐々に毛のない状態に慣れていけば、
毛のない生活がいかに快適であるか実感できる。
 
何事も経験しなければわからない。
 
美味しいと思う食事も、
生まれて初めて口にするときは、ドキドキするのと同じである。
ぜひ勇気をもって、アンダーヘアを無くすことを試してみてほしい。
 
介護職につかなければ、
アンダーヘアをきれいさっぱり脱毛しようなどと、
きっとわたしも考えなかっただろう。
 
だが老後に待ち受ける、
介護をされる立場になるかもしれないと考えた時に、
アンダーヘアが無いほうが良いという事実を知ってしまった以上、
伝えないわけにはいかない。
 
すべての日本人に、かならず来る未来に備えてほしいのだ。
新しい世界の扉を開くように、怖くても飛び込んでほしい。
 
アンダーヘアの脱毛が
介護を受ける側としての備えとして、
また日々の衛生面保持のエチケットとして、
アンダーヘアのケアをすることが常識となることを、
わたしは心から願っている。
 
 
 
 
***
 
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2022-03-30 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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