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スーパーカブ


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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:菅沼 日菜子(ライティング・ゼミ4月コース)
 
 
5月が始まった。
つい2週間前まで満開を迎えていた桜も散り、街中の公園や川をピンク色で綺麗に彩っていた木々たちは、すっかりその装いを若葉色へ変えていた。
そして自然の移り変わりにペースを合わせるように、私の衣服もすっかり色を変え始めた。
首まで隠れるグレーのタートルネックは、その身を隠すかのように押し入れに戻っていき、代わりに私の衣装ケースには、ギンガムチェックのスカートや薄手のYシャツなど、爽やかな季節を予想させる洋服たちが、嬉しそうに姿を表してきた。
 
「もうすぐ夏がやってくるな」
道を歩くたび、洋服を選ぶたび、季節の変化を肌で感じるのだった。
 
そんな今日。世の中はゴールデンウィークの真っ只中だ。
緊急事態宣言が発令され、何もかもが制限された世の中。規制されることなく外出できるゴールデンウィークは、なんと3年ぶりだそうだ。
 
「やっとおじいちゃんの家にこれました!」
嬉しそうに笑う子どもの顔をテレビ越しに見ながら食べるご飯は、心なしかいつもより美味しく感じたのだった。
 
さて、本題に入ろう。
3年ぶりに規制が解かれたゴールデンウィークでは、たくさんの人が「移動」に時間を費やし始めた。どこかへ出かけるためにはまず自分自身を動かさねばならない。「移動」に多くの時間を費やすのは、当然だろう。
 
そこで、あなたに問いたい。
あなたは「移動」に価値を感じたことはあるだろうか?
 
満員電車、高速道路の渋滞、大阪のママチャリ地獄……。
「移動は大変なもの。極力少ない方がいい」
人口密度が圧倒的に高い日本において、「移動」が前向きな言葉として使われることは少ない気がする。
 
だが、そんな概念に一石を投じる移動手段を私は知っている。
世界のHONDAが作り出した最強の乗り物、「スーパーカブ」だ。
 
飛行機、新幹線、レクサス、ポルシェ。
乗り心地だけで言えば、スーパーカブはこれらの乗り物に到底適わないだろう。
しかし、スーパーカブは「最強の乗り物」だ。
なぜかというと、スーパーカブは、私たちがより良い人生を生きる上で欠かせない3つの要素を満たしてくれる乗り物だからだ。
 
その欠かせない3つの要素とは、
・自然を感じられること
・お金がかからないこと
・人と繋がれること
 
一見交わることのなさそうなこの要素を、どれも満たしてくれるのが「スーパーカブ」。
一体それはどういうことなのか? 手短に説明させて頂くことをご了承願いたい。
 
1つ、自然を感じられること。
世の中に便利で快適な乗り物は山ほどある。先にあげた4つがその良い例だ。
しかし、新幹線の中を見渡して欲しい。
飛行機の中を、レクサスの中を、ポルシェの中を。
無機質なその世界に、「自然」はあるだろうか? 答えは言うまでもないだろう。
 
スーパーカブに乗っていると、さまざまな季節模様が目に飛び込んでくる。
春の畦道には、鮮やかな黄色の菜の花が。秋の河原には、真っ赤に燃える紅葉が。
世界を愛でながら移動できるのは、世の中のスピードに迎合せず時速30Kmで行く、スーパーカブ乗りの特権だろう。
また、自然は目だけで味わうものではない。
夏の海辺には、爽やかな潮風が。冬の空には、ツンと鼻を刺す北風が。
目と、鼻と、肌と。五感を使って味わう移動は、豊かさそのもの。
自然の移ろいを感じながら、移動を味方にしてみるのはどうだろう。
 
2つ、お金がかからないこと。
「お金がかからない」は少し語弊のある言い方かもしれない。しかしスーパーカブは、他の乗り物と比べて、圧倒的にコストパフォーマンスが良い。繰り返すが、圧倒的にだ。
スーパーカブの燃費を知っているだろうか?
「50Km/ℓ」。驚きの数字だ。
スーパーカブは、4ℓまでガソリンを入れることが出来る。単純計算すると、フルでガソリンを入れた場合、ノンストップで200Km走ることが出来るのだ。
満点の星空で有名な長野県阿智村まで、東京から約200Km。
東京都のガソリン価格は、レギュラーで約170円/ℓ。
たったの680円で、コンクリートジャングルから、満点の星空の世界へ行ける。
こんな夢のような乗り物、他にあるだろうか?
 
3つ、人と繋がれること。
ご存知の通り、スーパーカブは街中のいたるところで走っている。
郵便配達のお兄さん、蕎麦屋の岡持ち、女子高生、現場仕事のおっちゃん。
老若男女誰からも愛され、「乗る人を選ばない」乗り物なのだ。
 
「カブ主総会」を知っているだろうか?
いわゆる「株式会社において意思決定をする最高機関」ではない。
スーパーカブ乗りの、スーパーカブ乗りによる、スーパーカブ乗りのための集会。
それが「カブ主総会」だ。
「スーパーカブ」という1つの共通項だけで、自然と老若男女の交流がはじまる。
「出会いを求めて交流会に参加するのなら、カブに乗ったらいい!」
そう声を大にして言いたい程、スーパーカブはどんな人にも愛される魅力的な存在なのだ。
 
世の中は、ゴールデンウィーク真っ只中。
「移動は大変なもの」
もしもあなたがそんな概念のせいで外に出る機会を逃しているのなら、ぜひ街中に目を向けてみて欲しい。
郵便屋さんが、蕎麦屋のお兄さんが、女子高生が、現場のおっちゃんが、自然の移り変わりにペースを合わせるように、移動を楽しんでいる。
「移動」を味方に、ともに人生を楽しんでみようじゃないか。
 
 
 
 
***
 
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2022-05-04 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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