fbpx
メディアグランプリ

京都をとりわけ好きではなかった埼玉人が、京都に移住して思ったこと


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:よしかたよしこ(スピード・ライティング特講)
 
 
京都に住んで2年になる。
私の両親は共に関東人で他の地域に縁がなく、関東を出て生活するのはこれが初めてだった。
京都といえば国内の人気観光地ベスト3に常にランクインする誰もが行きたくなる町だと思うが、そんな観光地ど真ん中に住むとどうなのか。
これがとてもいいのである。
 
ちなみに、私はいわゆる京都通ではない。移住したのも単なる家庭の事情である。
正直、自分の意思で京都旅行をしたことはこれまで1度しかない。あとは修学旅行とか親に連れられてとか、出張のついでとかそんなものだ。
京都に住んでいるといたるところで「京都らしさ」「京都クオリティ」「ほんまもんの京都」といったようなワードを目にするが、これは一般観光客に向けたPRではなく、京都人のプライド及び一部の京都通の方を喜ばすための言葉だと思っている。そんな程度に、少し冷めた目で京都を見ている。
 
そんな私が京都生活を気に入っている理由。
それは私が埼玉人だということに起因する。
 
埼玉人とはどんな人達か。
東京で働いているが、東京に住むのは予算オーバー。一言でいうとそんな集団だと思う。
東京に対するコンプレックスが強いがそれはむき出しにせず、東京のことを「都内」と呼び首都圏一体感を出そうとする。
 
最初に東京を意識し出すのは小学校6年生の頃だ。
都内の私立中学を受験するちょっとお金持ちの子達を羨ましく思いながら、地元のダサい制服を着て中学校に通う日々を想像してげんなりし、「私もいつか都内へ」と誓う。
 
大学生または社会人になりようやく東京に通い始めると、都心に住む友人達に出会う。彼らは終電を気にせず酒を飲み遅くなってもすぐ家に帰れる。満員電車で長時間通勤通学することもない。休日に買い物や食事に出かけるのもすぐそこだ。ああ羨ましい。でも実家が埼玉ならわざわざお金を出して都内で1人暮らしすることもない。毎日1時間かけてせっせと通う。
 
さてそんな埼玉人にとって京都はどう見えるか。
とても狭い。すごく狭い。
京都市内中心部は、東京で言うと南北が原宿~代官山、東西が渋谷~六本木くらいしかない。エリアを変えると南北が上野~神田、東西が飯田橋~秋葉原くらい。この範囲で全てが揃う。
ちょっと歩いたら百貨店。飲み屋はたくさんあるし、帰りは徒歩か、タクシーでも二千円でおつりがくる。おしゃれなカフェもたくさんあるし、ジムへは運動着のまま自転車で行ける。そんな夢の都心ライフが東京の家賃の半分以下で叶う。東京だとイベントごとに渋谷だの新宿だの色んなところに行かねばならないが、京都はそれもない。中心部だけで全て揃うのだ。なんとコンパクトシティ。
 
そしてレジャー。
そんな都心にも関わらず、京都はすぐそこに自然がある。
埼玉は関東平野に位置する。関西に来て驚いたのだが、一番の都会の大阪でもすぐそばに山が見える。何のことはない、日本列島はほぼ山地なのだ。関東平野のようなだだっ広い平野の方が珍しいのだ。
そんな埼玉人が山に遊びに行こうとすると、東京と比べ田舎だとはいえ近いところでも車で1~2時間かかる。ところが京都はどうだ。見渡す限り山。ちょっと裏山登ってくるわ~というテンションで簡単に山に登れる。
さらには川もある。かの有名な鴨川だ。さすが上流だけあって水が透き通っている。そりゃあ河川敷に座って語り合いたくもなるわ。なお、私の地元を流れる綾瀬川は、全国一級河川水質ランキングでワースト1位を何度も受賞している。川とはそんなものだと思って育った。
 
神社仏閣や街並などの観光地は言うまでもない。話題のスポットには1時間かけ都内に出かけていたミーハーな埼玉人にとっては、そんな場所に歩いて行けるというのは何たる優越感。しかも桜や紅葉などのベストシーズンにもぴったり行ける。ライトアップなどのイベント期間も逃さない。さらには祭りも多数ある。1年中、家の周辺だけでレジャーが成り立つのである。
 
埼玉人、それは東京の流行に一生懸命ついていき都会人を演じることで、田舎でダサいコンプレックスを脱却したいと願うミーハーな集団だ。だけど大丈夫。京都に住めばもう頑張らなくていい。移動に1時間かけ体力を削らなくていい。終電早いから先に帰るねーと名残惜しく宴席を去らなくていい。それなのにうっかり寝過ごして高額のタクシー代を払わなくていい。田舎者と言われるのに本当の田舎に行くために時間を費やさなくていい。京都に住めば全てが揃う。
これが私が京都生活を気に入っている理由である。
 
ただひとつ、残念な点は海が遠いことだ。でもこれは埼玉も変わらない。もともと湘南の方へ2時間以上かけて行っていたのだ。ここは琵琶湖で補うこととする。
 
コロナ禍が訪れて2年が過ぎ、人々の生活スタイルは一変した。リモートワークをする方も増えただろう。自粛生活に慣れたせいで、遠出をするのが億劫になった方もいるだろう。身近な人と近場で充実した時間を過ごせれば満足という価値観も生まれただろう。
そんな方には、是非京都移住をお勧めする。ミーハーな埼玉人ならなおさら。京都に住めば全てが揃うから。
 
 
 
 
***
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

お問い合わせ


■メールでのお問い合わせ:お問い合せフォーム

■各店舗へのお問い合わせ
*天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。


■天狼院書店「東京天狼院」

〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
TEL:03-6914-3618/FAX:03-6914-0168
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
*定休日:木曜日(イベント時臨時営業)


■天狼院書店「福岡天狼院」

〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階
TEL:092-518-7435/FAX:092-518-4149
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00


■天狼院書店「京都天狼院」

〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5
TEL:075-708-3930/FAX:075-708-3931
営業時間:10:00〜22:00


■天狼院書店「Esola池袋店 STYLE for Biz」

〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola池袋2F
営業時間:10:30〜21:30
TEL:03-6914-0167/FAX:03-6914-0168


■天狼院書店「プレイアトレ土浦店」

〒300-0035 茨城県土浦市有明町1-30 プレイアトレ土浦2F
営業時間:9:00~22:00
TEL:029-897-3325



2022-05-16 | Posted in メディアグランプリ, 記事

関連記事