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女性用風俗に通っていたわたし


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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:りんちゃん(ライティング・ゼミ2月コース)
 
 
“女性用風俗”
ああ、字面から怪しすぎる。
もしかしたら、世の中の大半の人は触れることがない世界だろう。
 
24歳の時に初めて使った女性用風俗。
その時の経験談と、今の気持ちを書いていこう。
躊躇っているひとや興味があるけれどこわいと思っているひとに届くことを願って。
 
セックスが気持ち悪い。
大学生の頃、それなりに恋愛経験はあったし、一夜だけの関係、というのも
経験したことがあった私。
どうしても、身体を重ねる時、“気持ち悪い”という感情が襲ってくる。
そして、最中になってもどこか上の空でその行為を客観的に見ている自分が居て
(この人、なんでこんなに一生懸命なんだろう)とか、
(今日の夜ごはん何食べようかな)とか、
その行為に集中できず終わってしまっていた。
 
(好きな人なら、その人と手を繋いで一緒に歩いているだけで幸せだ)
(こんなに気持ち悪くなる行為をしたくない)
大学生の頃は、早く終わらないかな、くらいで深く悩んだことはなかった。
 
社会人になって、仕事にも慣れてきたとき。
同期の女友達から身体の相性の話について飲みながら話をされる。
どうやら私の友達は身体を重ねる行為が“幸せ”だと感じるらしい。
心から幸せそうな表情を見て、私もそんな風に思えたら、と思いながら話を聞いていた。
 
家に帰ってtwitterをスクロールしていく。
目に止まった人がいた。その人の職業は“セックスカウンセラー”だ。
怪しい。今考えても怪しすぎる。
身体にアルコールが入っていた私は自称“セックスカウンセラー”のツイートを
読み込んでいく。
中には、他の女性の体験談や動画もあり、
(サクラか……? 催眠術か……?)などと考えながら読み進んでいく。
費用は1時間10,000円。2時間からだった。
アルコールが入って脳が正常に働いていないまま、予約の連絡を送っていた。
 
“好きな人との行為を幸せだと感じることができるようになりたい”
その思いだけだった。
 
休日のお昼14時頃。
“セックスカウンセラー”のKさんと待ち合わせる。
待ち合わせ場所に向かいながら(あの時なんで依頼してしまったんだろう)
と少しの後悔と、期待でドキドキしていた。
 
「君が、りんちゃん……かな?」
名前を呼ばれて振り向くと、そこにはSNSに載っていた人が目の前にいる。
芸能人と会ったような気分になっていた。
場所を事務所のようなところに移す。
 
初めましての男性と、二人きりの部屋……
安くはない金額を払って、襲われたらどうしよう。
心の中では後悔もあったが、不思議とKさんに不信感のようなものは湧かなかった。
 
事務所に着くと、私のことを真剣に聞いてきた。
「なんで僕に依頼しようと思ったの?」
「今までセックスでどんな思いをしてきたの?」
「仕事はどんなことやってるの?」
私も真剣に答えた。
「友達にはセックスが幸せな行為だと話を聞くけれど、そんな風に感じたことがない。
Twitterを見て、催眠術なのか未だ半信半疑だけどこれから先好きな人とするそれが幸せな気持ちになったら生きるのが楽しくなりそうだから。」
大体こんな内容だったと思う。
 
一通り私の話をすると、Kさんは今まで依頼された女性が今どんな風に過ごせているのかや、私の話したことを図にして、今私はどんな状態なのか、これからこういう状態になれば余計なことを考えずに目の前のことに対して感じることができるか、ということを詳しく説明してくれた。
 
うんうん、と聞いているうちに、Kさんの目つきが変わってくる。
私を見ているのに、見ていないような、
外側の私ではなく、私の知らない私を見られているような感覚になる。
真剣に見つめられると、恥ずかしくて笑ってしまう。
すぐに見透かされて
「逃げるな」 「大丈夫」
安心してKさんの目を見ているうちに、Kさんのことしか考えられなくなる。
服は一枚も脱いでいないのに、Kさんに触れられるとその場所が熱くなり、
腰が勝手にがくがくと動く。
 
“私何やっているんだろう”そんな風に考えている暇もなく、
頭の中でKさんの声と手の温度を感じて発情している。
“気持ち良くなるって多分こういうことだ”
“相手に自分の気持ちよさを求めるんじゃなくて、自分で気持ちいいを取りにいくんだ”
初対面の人の前で掌と足首を触られて、急にスイッチが入ったように
よだれを垂らして喘ぎというか叫びに近いような声を上げながら
生まれて初めての“イく”を経験した。
もう一度いうが、服は一枚も脱いでいない。
掌と足首を触られただけだ。
 
30分ほどその時間が続き、私の呼吸が落ち着いた後、
Kさんは今私にどんなことが起こったのか、詳しく話をしてくれた。
 
要するに、気持ちの持っていき方と、考え方、のような感じだ。
実際にKさんに会ってもらわないことにはうまく文字で表現することはできないが
これは催眠術でも、洗脳でもない。
 
それからしばらくKさんに月1回ほど依頼をし続けて、
私は“好きな人との行為は幸せだ”と感じられるようになっていた。
 
決して気持ち悪いことが悪ではないが、
自分がそうなりたかったものに近づくことができて、新しい世界を見ることができた。
 
Kさんには5年以上依頼をしていないが、いまだにあの時の感動に近いものは忘れることができないし、誰かとの行為で気持ちいいと思えるようになったのもKさんのおかげだ。
 
2022年現在、女性用風俗は増えているらしい。
私の場合、風俗というより本当に“カウンセリング”のそれに近いのだろうが
怖がらずに一度経験してみてほしい。
 
きっとKさんは今日も昔の私のような性の悩みを持った女性たちを
救ってくれているに違いない。
 
 
 
 
***
 
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2022-06-01 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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