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メディアグランプリ

LINEと絵文字と世代間ギャップ


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記事:萩原りえこ(ライティング・ゼミ4月コース)
 
 
キンコン! キンコン! キンコン!
「あ、またなっちゃんからのLINEだ」
娘の夏からのLINEは、いつもこんな感じ。
通知の音がけたたましい。例えば、
おはよう。で1回。
10:00に駅に着きます。で1回。
ありがとう。で1回。
たったこれだけの文で3回も通知音が鳴る。
『要件は一度に送って来られないのだろうか?』
かねがね私は、短く単語で区切るように送るその送り方をとても不思議に感じていた。
 
そんなある日、ふとラジオを聴いていたら、まさにちょうど疑問に感じていたこのことが話題に上がっていた。タイムリーな話題に私は、ラジオのボリュームを上げた。
それによると、どうやら若い子の間では、娘と同じように短文で送るこのLINEの送り方が主流なのだとか。それに比べて、おじさんおばさんは、長文で送る傾向が高いという。
実に分かる。
私は、一度で内容が全部伝わるような長文スタイルだ。まさにおばさんスタイル。
そして、このラジオのパーソナリティーも、私と世代が一緒であった。
同じように1回で要件が伝わるように、LINEは長文方式だと言っていた。
そもそも、どうしてこのような世代間で送るスタイルが異なっているのだろう?
 
よく、〇〇世代と各世代を例える言葉があるが、それによると私は、『バブル世代』『X世代』とも言うらしい。娘たちは、『Z世代』というそうだ。XとかZとか、世代を表すアルファベットは、今まであまり聞いたことがなかった。
この『Z世代』は、特にこの所良く聞くことが増えたと感じる言葉の1つである。それもそのはず、昨年三省堂が発表した『2021年の新語大賞』の第10位にこの言葉がランクインしている。それによると、
 
【Z世代とは】(名)1990年代後半から2000年代以降に出生した世代。生まれたときから、あたりまえのようにインターネット環境が整っていて、情報を得たり、価値観を形成する際のよりどころとするところに特徴がある。デジタルネイティブ。ジェネレーションZ。もともと1960年代から70年代生まれをX世代、80年代から90年代生まれをY世代と呼んでいて、その次に位置する世代。みずから名乗る世代名として用いられる傾向がある。
参考:三省堂辞書を編む人が選ぶ「今年の新語2021」より
 
この中のデジタルネイティブという言葉で、妙に納得してしまった。
そもそも育ってきた背景、環境が違うからギャップが生まれるのだそうだから、それもそのはず仕方のないことである。
 
私たち世代、X世代の多くがインターネットに触れたのは、20歳を超えてからである。
社会人になって初めての職場には、まだその時パソコンはなかった。何でも紙の時代だった。
そのような時代に社会人としての訓練をそのまた上世代から受けたのだから、様々な価値観の相違があって当然なのかもしれない。
それぞれの世代の「当たり前」が違う。だから、世代間ギャップが生じてしまうのだ。
 
しかし、「当たり前」が世代間を超えると「マナー違反」になってしまうとしたら、その世代間ギャップは、深刻な問題になりえる。親子間だけならば、家族の中の笑い話として済む。しかし、それが職場においてはそれ以上の問題に発展してしまうかもしれない。我が子の「当たり前の価値観」が問題視されてしまうかもしれないと思うと気が気ではなくなる。
 
ラジオでのLINEの話題は続いていた。
「若い子は、LINEの絵文字も使わないそうですよ!」
「使っても1つとからしいです」
『え! そういうものなの?』
私は、長い文章の1文に1個顔文字を使うこともある。私の文章には顔が3つも4つも散りばめられている。娘のLINEを見返してみた。確かに文章に絵文字がない。ごくたまに、まれに1つだけついている感じだった。
 
会話はさらに続く。
「汗を垂らしている顔マークは使ってはいけない禁止マークのようです」
 
その理由を聞いて、開いた口が塞がらなくなる。汗は、分泌物だから気持ち悪いからという理由なのだ。
『あらら、職場の後輩に送っちゃったばかりだよ』私は、唖然としてしまった。
 
私が20歳のころ、今の私くらいの世代の人とは、やはりそこにギャップを感じたことがある。XでもYでもZ世代、どの世代でも、その時、その時代に合わせたずれや隔たりを感じてしまうのは、世の常なのかもしれない。特に仕事上では、それを踏まえた上で相手と価値観を合わせることに気を配っていく必要があるのだと感じている。
 
言葉は、コミュニケーション。
電話がメールになり、そして絵文字やスタンプで簡単に気持ちを送れる時代。
LINEであっても絵文字でもスタンプでも、それは、相手あってこそのコミュニケーションツールである。マナーと当たり前の価値観のすり合わせは、今後の課題かもしれない。私自身もより良く伝えることを考えてみたい。
手軽さ故に相手のことを想いやる気持ちは大切。
おばさんスタイルでも気持ち良く便利ツールを使いこなしたいのである。
 
 
 
 
***
 
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2022-06-23 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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