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リンゴの丸かじりをしないと誓ったが、原因は虫歯だった話


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:みきいくみ(ライティング・ゼミ6月コース)
 
 
ふわふわの丸くてちょっとだけ大きめのパンを食べようと、口を開けた瞬間、それは起こった。
顎が外れてしまったのだ。
顎が外れたのは初めてだったが、口をあけた瞬間、顎がかくっとなって外れてのがわかった。
不思議なことに外れた瞬間の痛みはなく、外れていても特に痛みはない。ただ、元に戻そうと動かそうとすると痛くて、顎が外れた実感が出た。
 
まさかふわふわのパンで顎が外れるとは思ってもみなかった。
しかし、前兆はあった。2週間もの間、リンゴの丸かじりをしていたのだ。
ふた箱ものリンゴをいただいたので、大好きな丸かじりで美味しくいただくことに決定し、家族には剥いてあげても、私は丸かじり。会社でも仕事をしつつ、おやつに丸かじり。と、とにかく丸かじりを楽しんでいた。
が、もともと顎関節症を持っていた私には、だんだんと顎の負担になって、日に日に口をあけにくくなってしまった。
これ以上続けると、顎にはよくないに違いないと判断して、おやつをふわふわのパンに変更したその日に悲劇が訪れたのである。
 
顎を戻そうとしたが戻せない。戻そうとするととても痛いのだ。自分の力で戻すのは勇気がいると感じられ、元に戻すのは知り合いの柔道整復師にお願いすることに決めて、マスクで口を隠してその場をしのぐことにした。
 
しかし、口が開いたままではまともに話すことができなかったため、痛くても、何とか半分くらいまでは閉じるように戻した。聞き取りにくいが話ができるようになったことから、病院と整骨院どちらにも行った方がいいと判断した私は、口腔外科に予約をして、整骨院には電話を入れてその日のうちに駆け込んだ。
戻すときの痛みは、自分で戻した時の比ではなく、一瞬の猛烈な痛みは本当に表現ができない。大人になって治療で涙が出るという失態。次男が骨折をしてずれた骨を元に戻す時に痛みで暴れたが、その気持ちが心から分かった。
そして、リンゴの丸かじりは今後しないと心に誓ったのである。
 
整復師には口腔外科の予約も取った方がいいと思うと言われ、既に手配をした私は自分の取った行動が正しかったとわかり、既に手配したことを自慢して、無理やり褒めてもらうことにより、何とか痛みから救われた気持ちになった。
 
口腔外科の予約が取れたのは2週間後。
もともと顎関節症だったのでこれを機に治療をしたいと先生に相談をした。顎や口の中のレントゲンを様々な角度から撮ったり、歯の状態を見たり、型を取ったりと数時間にわたっ調べてもらった結果、生活習慣からの顎関節症ということがわかった。
しかも、今回の顎が外れた原因は虫歯で一部歯が欠けてしまっていたことを放置していたことによるものだということも分かったのである。
てっきり、硬いものを連日噛んでいたから顎が外れたと思っていた。
虫歯の治療をしていなかったからこんなことになったとは、思ってもみなかった。
 
どうやら、虫歯が欠けてしまっていたところは、虫歯が広がっていないので、放置をしていても何とかなっていた。が、痛みがなくても無意識にその歯では噛まないようにしていたため、片方の歯で噛むことが多くなり、顎が酷使されてしまっていたというのだ。
 
そして、もう一つ顎が外れてしまう原因があった。
前歯のかみ合わせが悪いため、寝ている間に歯と顎が動いてしまって、顎に負担がかかっていることも分かった。
実は前歯のかみ合わせについては、そのうち治さなければと思っていた節があった。
というのも、高校生の頃自転車で転んだことをきっかけに、最終的には上の前歯6本が差し歯になってしまった。そして、時々歯茎から膿のようなものが出ることがあったためだ。
 
ふかふかのパンを食べるために少し大きな口を開けたことがきっかけで、壮大な治療が始まった。
 
まずは見えている範囲の虫歯を全て治療することに。
当初は数本だったはずが、治療をすると決めると、オモシロイことに銀歯が外れてくれるのである。今までそんな素振りも見せていなかった銀歯たちがどんどん外れていき、銀歯は中で虫歯が進行していた。トータル7、5本。
左下の奥歯は、歯の半分が虫歯になっていて、通常であれば1本抜いて差し歯にするところを、自分の歯が残せるのであれば残した方がいいと思っている先生の考えと技術で、奥歯の半分のみ切断して抜くという、びっくりする技で治療してもらったため、0、5本なのである。
 
虫歯の治療だけで約1年半以上が掛かってしまったが、前歯の治療はインプラントという、人口歯根を埋め込んでの治療となり、もともとお金と時間が掛かるものであった。こちらの治療は歯茎の様子を見つつ行っていたため、約2年かかって終わった。
顎が外れてから約3年半。長い長い治療だった。
 
長い長い治療のおかげで、顎の調子はすこぶるよく、顎関節症はどこかへ行ってしまった。
そして、かみ合わせが良くなったおかげで肩こりがなくなった。
頭痛を伴ったり、気持ち悪くて寝込んだりしていた肩こり。これがまさかかみ合わせで治るとは!
治療には時間とお金がとてもかかったが、今は快適な日々を過ごしている。
そして、顎の骨を治した時にリンゴの丸かじりはもうしないと誓ったが、原因は虫歯だったため、快適なかみ合わせで美味しくリンゴの丸かじりを楽しんでいるのである。
 
 
 
 
***
 
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2022-08-03 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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