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マンションを引き払って、ホテルのサブスク生活してみた


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:ゆか(ライティング・ゼミ10月コース)
 
 
都心に住んでいる人なら、家賃の高さに悩まされたことがある人は多いのでないだろうか。私もその一人であり、家賃も住環境も含めた上で、都心で快適に暮らす方法を模索していた。
 
ある時、初期費用も家賃も安いマンションを見つけて入居。しかしこの部屋が、まさに値段にふさわしい設備・環境だった。このマンションは山の中にあり、虫との遭遇率が飛び抜けて高い。引っ越し初日に手のひらサイズのクモが室内に出現。玄関の扉を開けた瞬間に、トカゲが頭の上に落ちてきたこともあった。次はいつどこから何の虫が出てくるんだ⁉ とびくびくする日々。また、床や壁が薄く、下の階の物音にも悩まされた。話し声はもちろん、携帯のアラームやバイブ音まで聞こえてくる。気が休まらない部屋だった。
 
これは引っ越すしかない! そう思ったが、職場がある田町に通える範囲内の住まいはどこも家賃が高い。月々の家賃は我慢できても、初期費用で一気に持っていかれるのがとにかく痛い。設備や環境にこだわらなければ安い家もあるが、もう同じ思いはしたくない。どうしたらいいんや……! と悩んでいた時にふと思い付いたのが、ホテル暮らしだった。
 
ホテルに住むとなると光熱費は家賃に含まれる。掃除は自分でしなくて良い。そのことを加味して私の月額の許容範囲は9万円程度。1日に換算すると3,000円である。これくらいの値段ならホテル暮らしもできるのでは……? とインターネットで探し、直接ホテルに問い合わせたりしたが、数週間の滞在しか受け入れてもらえなかったり、月額10万円を超えるなど、条件的に一つのホテルに住むのは難しそうだった。そんな時に見つけたのが、「ホテルのサブスク」だ!
 
月額82,000円で、全国1000カ所以上の施設を利用することができる。全ての施設に無料Wi-Fiが完備されているため、リモートワークも安心。エリアによっては選べる施設が少ないという問題はあるが、東京であれば選べる施設はたくさんある。今夜は泊まるところがない……なんていう心配もなさそうだ。提携ホテルの一覧を見ると、そこそこちゃんとしたホテルが並んでいる。虫が出たり、騒音に悩まされることもなさそうだ。
 
何より、私は旅行好きである。一つの場所にとどまるよりも、場所を自由に選んで泊まることができる暮らし方に、ワクワクしていた。実際にやってみると、予想外の大変さはあるかもしれない。しかし違ったと思えば、その時またマンションを探せば良い。よし、ホテルのサブスクを活用して生活してみよう! こうして私はマンションを引き払い、ホテルのサブスク生活を始めたのである。
 
ホテル生活を始める準備で一番肝となったのは、手荷物を減らすこと。ホテル生活に不要な、ベッドや冷蔵庫などの家具・家電を一通り手放した。また、手軽に移動できるように、服や日用品などの生活必需品を、スーツケース一つに収まる量にまで減らした。このことを友人に話すと「私は荷物が多いから無理だなぁ」と言われることがほとんど。私はもともと荷物が少ないタイプなのでできたことかもしれないと思う。
 
いざホテル生活を始めてみると、私が求めていた暮らしはこれだ! と思うほどに楽しいものだった。部屋に使われている家具は素敵だし、オープンスペースにはドライフラワーが飾られていたりする――センスの良い空間で暮らせることが心地良かった。ベッドもお風呂も広くて快適。洗濯や掃除を自分でやらなくても、いつもきれいな部屋とタオルを使うことができた。
 
上野のホテルを利用した時は、仕事終わりや休日に上野公園に徒歩で行けるのが新鮮だった。共用スペースにキッチンがあり、時々他の住人と話すことも。数年このホテルに住んでいるという人もいて、多様な生き方に触れることもできた。神田のホテルでは、なんと朝食のバイキングが毎日無料。こんな贅沢な暮らしをして良いのか……⁉ と興奮した。
 
フロントにいつも人がいることも、ホテル暮らしの魅力の一つだった。出掛けるときには「いってらっしゃい」、ホテルに帰ってくると「お帰りなさい」と声を掛けてくれることは、独身の生活に彩りを添えてくれた。
 
個室にキッチンがなかったり、洗濯にはコインランドリーを使用したり、不便なことももちろんある。しかし私は、それ以上に得られるメリットを強く感じていた。当時付き合っていた彼との同居が急遽決まり、ホテル生活は1カ月で幕を閉じることとなったが、次は一軒家のサブスクなども利用してみたいと思う。
 
今では世の中にさまざまなサービスがあふれている。それらを上手く活用しながら、自分に合った快適な生活を実現していきたい。
 
 
 
 
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2022-11-16 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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