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メディアグランプリ

好きの砂鉄が描く模様


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:新井千尋(ライティング・ライブ東京会場)
 
 
「好き」の共有は、新たな「好き」を引き寄せる。
 
先日、本好きの集まる懇親会に行ったら、好きな本の話で盛り上がった。
マイブームのジャンルを伝えると、他のメンバーがパッとおすすめを教えてくれる。これだから懇親会やオフ会といった共通の趣味がありそうな人がいる場所に出向くのをやめられない。
 
「こういうのが好きなら、ぜひこれも読んでみて! きっとハマるよ!」
オフラインで顔を合わせておすすめされたものは、大当たりの確率が極めて高い。
雑誌やテレビは大人の事情で紹介すべきものが決まっていることが多々あるが、懇親会やオフ会は完全なるリアルな声だ。もちろん自分の推し作品を布教したいといった人もいるが、それも織り込み済みで楽しめる。
相手の「好き」を知るのは楽しい。初めましての人でも、その人の好きな本や音楽なんかを知ると、なんとなく雰囲気がわかったりもする。
自分の「好き」が相手の「好き」を拡げたり、拡げてもらったり。とても素敵なコミュニケーションの形だと思う。
 
Amazonや楽天などのWEBショップも、新たな「好き」を探してきてくれる。
過去の私の購買データを誰よりも知り尽くしたAIは、次から次におすすめ商品を表示してくる。人間のようなマニアックなおすすめをしてくることは無く、すこし物足りないこともあるが、興味のあるジャンルの売れ筋や有名どころをおさえるのにはとても便利な機能で、とてもお世話になっている。タンスを買った後に次々とタンスをおすすめしてきたりと、たまに見当違いなおすすめもあるが、おおむね好みに合った商品を教えてくれる。それゆえに、次から次にカートに入れたくなってしまって困ることも多数。本当に商売上手。芋づる式に次々と似たジャンルの本を購入してしまっているAmazonや楽天の購入履歴を見られるのは、なんだか心の中を覗かれているようですこし恥ずかしい。
 
そういえば、自宅の本棚を誰かに見られるのも恥ずかしいかもしれない。
誰かに本をおすすめすることは大丈夫なのに、どうして本棚を見られるのは恥ずかしいのだろう? 自分の思考回路が全部オープンになる感覚があるからかもしれない。考えた結果は共有したいのに、思考プロセスは伏せておきたいなんておかしな話だ。数学のテストでも途中式を書いておいた方が部分点をもらえたり、良い添削をもらえたりするというのに。本当は、もっとオープンマインドになった方が、他の人から精度の高い私の未来の「好き」なものをおすすめしてもらえるのだろうな、なんてぼんやりと考えた。
 
私はマーケターという仕事柄、意識的にトレンドやランキングをチェックするようにしている。
世の中で何が流行っているのか、意識的にチェックしないと自分の「好き」に本当に偏ってしまう。
お気に入りのリサーチ方法は、都心の駅ナカの本屋を眺めること。駅の本屋は大型書店と比較してスペースが限られているうえに、いそがしい利用者に伝わりやすいように配架なども工夫されていることが多い。積極的に販売したいのは何か、売れ筋は何か、とてもわかりやすくなっている。駅を利用するタイミングで、リサーチを済ませ、新たな「好き」も獲得できて一石二鳥。私は新しいものがとても好きなのだ。
 
最新のトレンドはSNSでバズったものからも見つかりやすい。近ごろはSNSでもAIが発達して、時系列順に投稿が表示されるのではなく、自分の好みにあった投稿が多く表示されるようになっているらしい。好みのアカウントをフォローして、「いいね」を押せば押すほど自分好みのタイムラインになっていくのだろう。
みんながテレビの人気番組を見るのではなく、好みのYouTubeやTikTok、SNSの配信などを見るようになっている世の中。どんどん個人の「好き」に偏っていく。誹謗中傷やディスなども度々話題になるが、みんなもっと「好き」の共有にSNSを使えばいいのにと思う。コメント欄や投稿への返信、AIも「好き」を数珠つなぎするのがせっかく上手なのだから。
 
ちいさい頃にやった磁石に砂鉄をくっつける遊びみたいに、「好き」に新しく出会った「好き」をくっつけて、魅力的な模様を描いていきたい。そして、私とはちがった魅力的な模様を描いている相手と素敵なコミュニケーションをしていきたい。
世界中が「好き」の共有でしあわせいっぱいになりますように。
 
 
 
 
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この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

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2022-11-23 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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