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「自分を信じないこと」ワンピースのゾロに学ぶ迷子克服術

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:Kasumi(ライティング・ゼミ8月コース)
 
 
どうやら道を間違えたようだ。
 
街頭の灯りだけがポツポツと並ぶ住宅街で、足を止めてポケットからスマホを取り出す。地図アプリを見てみると、途中から少しずつ道を逸れていたようだった。
 
新しい街や店を開拓するのが趣味なので、道に迷う確率も高くなるとは思うが、一日中歩き回って疲れている時は特に堪える。「間違えた」「迷った」と気づいた時の悲しさと徒労感は、いつまでたっても慣れない。道に迷う回数を減らせるなら減らしたい。そう思って、道に迷う原因と対策を考えることにした。
 
ヒントは人気漫画「ワンピース」の登場人物、ゾロにあった。
ゾロの迷子グセを見ていたら、自分を疑い、信じないことも迷子にならない大事な要素の一つだと気づいたのだ。
 
「ワンピース」のゾロは仲間の誰もが認める方向音痴で、作中よく迷子になっている。ゾロが迷子になる原因を探ってみれば、私が迷子にならない対策も考えられるのではないか。
私は早速ワンピースを開き、ゾロが迷子になる場面を探した。ところが巻数が多すぎて1巻から全て目を通すには時間がかかりすぎる。ネットでゾロの迷子シーンをまとめたサイトを探し出し、その情報を参考に該当ページを見てみることにした。
 
ゾロの迷子シーンから考えられる「迷子になる原因」は三つだ。
 
①進む方角をよく確認しないまま動き出す
②地図を正しく頭の中で描けない
③自分の進む方が正しいと信じて疑わない
 
道を間違える誰もがゾロと同じ思考回路や行動をするとは限らないが、自分を振り返ってみると「よく似ている」と感じる。これが道に迷う思考回路と行動なのではないか。
では、どうしたら直すことができるのか。それを探っていきたいと思う。
 
漫画ワンピースの中でゾロは、進行方向を確認するより先に動き出している。北へ進むと決まった途端「わかったら行こうぜ!」と歩き始めるゾロに仲間が「こっちだぞ、北は!」とつっこむ場面があるのだ。正確には、自分の歩き出す方角が合っていると思っているだけなのだろうが。
 
私の場合は、地図を見ながらにも関わらず、目的地とは正反対の方向に歩き続け、別の駅に到着したことがある。スタート地点に分かりやすい目印がなければ憶測で歩き出してしまう上、途中でもこまめに地図を確認しないまま憶測で歩き続けてしまうのだ。
ただし、私でも気をつけている時には道を間違うことは、ほぼない。特に仕事や人との予定がある時は何度も確認するようにしており、間違えるとしたら帰宅時と休日に出かける時くらいだ。
つまり、気が抜けている時に確認を怠り間違えやすいわけであって、意識して確認しながら進めば道を間違えないということになる。
 
ゾロは戦いの最中の緊急時に我先にと突っ走って道を間違えるが、私にはそこまで命懸けの緊急事態はない。青信号を一つ見送ってでも確認してから進んだ方が良いということだろう。だが、常に意識し気を張るのは疲れる。地図アプリの設定を変えたりイヤホンで音声付きにするなどの工夫をし、意識しなくても間違えない状況を仕組み化してみたら、功を奏した。
 
2つ目の迷子の原因だが、ゾロが「だいたい地図は頭に入っている、右だな」と、頭の中に正確な地図情報を描けていない場面が出てくる。
 
地図上で場所や距離感を把握する力は空間認識能力と呼ばれ、頭の中に地図を描けない人はこの能力が弱いのだそうだ。さらに突き詰めると、道に迷う人と迷わない人では移動時に注目している景色が違うのだという。2000年発行の「特集論文 人の移動プロセスの認知科学」の中で解説されている。
道に迷わない人は、店や標識などの「変わらない情報」を把握して、頭の中で地図を描いていく。一方、道に迷う人は、歩く人や目の前を通り過ぎる猫など「変化する情報」に意識を取られて頭の中でうまく地図を描けないというのだ。
 
これには深く頷いた。自分を振り返ってみて明らかに後者なのだ。野良猫を見つけようものなら、つい目で追ってしまう。
だが、そうと分かれば「変わらない情報」にも気を配れば良いではないか。空間認識能力については、伸びどきは3〜5歳であり、その頃訓練すると良いようだ。……とっくに過ぎている。
 
3つ目の迷子になる原因の解決方法は少し難しかった。「自分を信じないこと」だ。
 
ワンピースの中でゾロは「あいつらどこ行った。またはぐれやがって」というセリフを口にしている。仲間の誰もがゾロの方向音痴を分かっているのに、本人には自分が間違っているという自覚がないのだ。
とは言え、ゾロほど強くて人気のキャラは、迷子になる弱点くらいあった方がちょうどいいギャップになるだろう。一方、人に頼られるスキルもなく人生にもよく迷う私は、方向音痴でさらに全体のスペックを下げているので、自分を成長させるしかない。
 
誰しも何かしら「自分が正しい」と思っている物事があるだろう。自分が信じている物事を疑い、自分が間違っていたと気づくことで人は成長するのだと言う。
 
私の場合、地図アプリに表示される現在位置が進行方向とは違っていても、電波が悪く現在位置を把握できていないのだと地図アプリを疑っていた。そして、自分が正しいと思う方へ足を踏み出し道に迷ったのだ。よく道を間違うくせに、それでも自分を信じる・・・我ながらツッコミどころしかない。
 
知らない道を歩くときは、自分を信じないこと。まずは自分を疑おう。
 
……ただし、よく道に迷い直感で進む人限定で。
 
 
道にも人生にも迷わない人は、今のまま周りの頼りになるアナタでいてください。
 
 
 
 
***
 
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2022-11-30 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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