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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:すゞき かつみ (ライティング・ゼミ8月コース)
 
 
「明日っから学校行かないから」
明るいハッキリとした口調で宣言した。
翌日から息子は、本当に部屋から出て来なくなった。
このまま部屋に閉じこもって、過ごしていくのではないかと一瞬不安に思ったが、
「いいよ、今日はゆっくり休んで」と、一言伝えるのが精いっぱいだった。
親の本音は「何で? どうして? 勉強遅れるよ?」と、我が子に問いたいのをこらえているので、不安な感情が伝わらないように、ササっと部屋を後にした。
 
子供はそんな私の気持ちを、お見通しだからなのかその後、理由を尋ねても話してくれることはなかった。
代わりに「川で遊べる学校があるなら行きたい」と、何故に川遊びなんだ? と思う希望を伝えてきた。
ちなみに、自宅周辺には川など一つもない。
隣の市には大きい川があるが、その周辺には小学校もフリースクールもなかった。
そして探し出したのが、他県のフリースクールである。
 
後で分かったのだが、子供は、親への試し行動が何度かあるそうだ。
例えば
犬を飼いたい。夜にコンビニ連れって行ってほしいなど、なかなか出来ないことを言ってきては、「親はちゃんとあなたのことを見ているよ」を、試してくるのだ。
子供によっては高価なモノをねだったりもあるそうで、知人の息子さんなどはボーリングの玉を買わされたそうだ。
買ってあげられない場合でも、「できない」、「ダメ」の返答ではなく、
「してあげたいのだけど、今は出来ないよ」と、子供の気持ちをまずは受け止めてから出来ないことを伝える必要がある。これが、試し行動だからだ。
親も忍耐を試される。
我が家の場合は、これが「川で遊びたい」だった。
この親試し、相当な難問だったが願いを叶えたので、学校に行かざるを得なくなったのか、現在、頑張って通っている。
 
息子は、今をしっかり楽しみ、遊び、生きている、そんな生活をしているが、大人側からするとちょっと先の未来まで考えてしまうものである。
「高校は? 進学は? 就職は?」
小学校5年生から授業を受けていないので日本語は? 国語は? 母国語はマスターできるのか? などなど、不安に思うとキリがない。
今の現状を理解し、受け止めながらも本当の心の底は、そんなモヤモヤした気持ちを持っていた。
 
私は饒舌ではない。どちらかといえば口下手である。
頭に浮かんだ思いを、言葉に表現するのが苦手で、相手にうまく伝わらず、そして疲れてしまう。
特に息子が不登校になって、家族との会話だけでなく、カウンセラーさんや、担任の先生など、行く先々で伝えなければならない場が増えた。
上手く伝えきれない不完全燃焼の気持ちを何とかしたくて、始めたのがライティングゼミだった。
言葉のアウトプットのリハビリである。
 
ゼミは、初日の講義から心に刺さった。
リハビリしたい箇所ではなく、ずっと心に迷いがあった学習面に答えをくれた。
もう、いい意味で想定外だった。
「国語という入試ゲームで間違っている言葉があるだけ」
「入試の考えは捨ててください。言葉とは、もっと自由なもの、変わっていくもの、伝われば文体は自由なんだ」と、私の国語に対する固定観念を吹き飛ばしてくれた。
お陰で、子供への国語が使えない子になるかもしれないという、妙な不安は綺麗に消えた。
ゼミで解決してしまった。
息子がたとえ、国語の入試ではバツが付くような文体を書こうとも、間違ってはいないのだ。あくまで入試というゲームの中での話なんだという。
そういわれると、今まで悩んでいたものが「なーんだ、そんなもんなんだ」と、思えるようになった。
ここは勿論、ライティングのスキルアップを目指す主旨の講座ではあるのだが、併せて子育てのスキルアップも学べてしまった。
ライティングのスキルは上がったかと言われると、文才があるとはとても言えない。
平凡であることはよく分かった。その上で、いくつかの武器を持たせてもらったと思う。
悩んで追い込まれるように投稿した課題は、続けていくことこそ、最大の武器であることも分かった。
いい経験ができた。
これから毎週月曜日の23時過ぎは、暫く寝付けないかもである。
下手に寝てしまうと、締め切りにうなされるかもしれない。
 
不登校になった子供の親だけではなく、元気に学校へ通っているお子さんを持つ親であっても、学習や将来への不安は大なり小なり、誰しもが共通するものだと思います。
その不安を一人で抱え込まないで、ましてや子供に「勉強しろ」という前に、ワンオペで子育てを頑張るお母さんに、このゼミを聴いて欲しいと思いました。
「そうか、国語ってこんなもの」と、勉強に対する物の見え方が変わります。
前提が変わります。親の前提が変わると、子供への言葉掛けも変わってきます。
自分の思い通りに動いてくれない我が子へのイライラ感も少しは減少することと思います。
私がそうだったように。
 
 
 
 
***
 
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2022-12-22 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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